いくつもの藤子不二雄マンガやアニメを観て、私たちは育ちました。
頼りがいのある主人公、その隣には主役を引き立たせる男の子が付き物でした。
わりと情けなく、ときに芯の強さを発揮した彼らについて、いかに主役を引き立たせたか(いかに頼りなかったか)をランキング形式にしてみます。
エントリーするのは「ドラえもん」「怪物くん」「パーマン」「忍者ハットリくん」「キテレツ大百科」「オバケのQ太郎」より、以下6名の男の子たちです!
エントリーNo.1 野比のび太(ドラえもん)
エントリーNo.2 市川ヒロシ(怪物くん)
エントリーNo.3 須羽ミツ夫(パーマン)
エントリーNo.4 三葉ケン一(忍者ハットリくん)
エントリーNo.5 木手英一(キテレツ大百科)
エントリーNo.6 大原正太(オバケのQ太郎)
野比のび太
そんなドラえもんの相棒として、のび太くんはいかんなくドラえもんの頼もしさを引き立たせてくれました。
知力、体力、運いずれもなかなかの低レベル。なぜか「あやとり」がプロレベル。
勉強は駄目、スポーツも駄目、何をやらせても冴えない少年。物語は彼の不幸な将来を変えるために、未来の子孫であるセワシからドラえもんが送られたことから始まる。以降、困りごとがあったり、トラブルに巻き込まれるとドラえもんに泣きつき、ひみつ道具に頼ろうとする。それに応じて出したひみつ道具を応用することに関しては、時折天才的なひらめきを見せるが、結果的に失敗することの方が多い。一人称は基本「僕」だが、高校生では「俺」を使っていた。
大長編シリーズおよび映画シリーズでは上に述べた欠点もあるにはあるが、これをカバーして余りある勇敢な少年として描かれる傾向がある。このことは作品内でもスネ夫に、「のび太は大長編だとかっこよくなる」という旨のセリフを言わせている。
ただ映画ではジャイアンがいいヤツだったり、キャラ設定が若干違っていたと思われるのであくまでもマンガやアニメでの日常で考えると、なかなかに頼りなかったのび太くん。
テレビアニメでは「のび太くん0点」というテーマソングも。
ドラえもん無くして、やってはいけないのび太くんなのです。
エントリーした6名の中では抜群の知名度か。
オールマイティー的な「ひみつ道具」を操るドラえもんの横で、頼りなさを遺憾なく発揮出来たと思われます。