646年が大化の改新の年に!!
従来は「645年」とされていた大化の改新ですが、現在は「646年」へと変更されています。従来の大化の改新の根拠となっていた乙巳の変は、中大兄皇子と中臣鎌足による蘇我氏滅亡を目論んだクーデターであり、実際に律令国家への道を開いたのは翌646年に孝徳天皇が発布した「改新の詔」と解釈できることから、646年に変更がなされました。また、当時の歴史は日本書紀など後に作られた歴史書が根拠となっており、特に蘇我氏関連のエピソードについては、クーデターを行った藤原氏側の正当性を示すため多分に捏造されている可能性も指摘されています。7世紀以前の日本史については、今後も多数の変更が予想される分野と言えます。
via ja.wikipedia.org
これら以外にも、仁徳天皇陵という名称が無くなり「大仙(だいせん)古墳」と記載されるようになった(仁徳天皇の墓とは確定していないため)、士農工商という概念が削除された(当時、そのような身分制度は無かったことが明らかとなってきた)、また理科の教科書ではティラノサウルスの想像図が大きく変更されているなど、時代に応じて教科書はアップデートされているという事実があります。久々にまんが「日本の歴史」「世界の歴史」を読んで、その違いを確認してみるのも面白いと思います!
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