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無事にアコを見つけたテルでしたが、そこには、病院のことで、アコに惹かれた仁村がテルに彼女を渡すまいと、脅してきます。
二人は戦いますが、当然、地力のある仁村が勝ちそうになりますが、アコの手助けもあり、テルが勝利します。
しかし、世界の滅亡は止めることが出来ずに、二人は、襲い来る様々な災難を避けながら、あてもなく歩いていきます。
テルと仁村の乱闘シーン
仁村が言う「俺と同じに死ぬのが怖ええだろ?」、「怖えって嘆願してみな・・・」。
生きる意味を自問自答してきたテルは「その(生きる意味の)答えの一部でも見つけることができれば・・・命をかけて生き延びてきた価値があるんだって・・・今思えるんだ」と力強く答えた。
生きる意味を自問自答してきたテルは「その(生きる意味の)答えの一部でも見つけることができれば・・・命をかけて生き延びてきた価値があるんだって・・・今思えるんだ」と力強く答えた。
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≪主要登場人物≫ 三人の中学生
5組の青木輝(テル)
主人公の中学生。地震発生時は生活指導の教員に叱られ、不貞腐れながらウォークマンを聞いていた。北東側に火柱が上がっているのを確認した直後に地震が発生し意識を失うが、一命を取り留める。
その後アコやノブオに出会い、閉じ込められたトンネル内で生活する術や換気口を探索し、脱出口を発見したが、余震によりトンネルが崩れかけたため、発狂したノブオを置いてアコとともに脱出に成功する
1組の瀬戸憧子(アコ)
テルと同級生の女子。地震発生時は熟睡していた。交通事故により両親を失っており、親戚に引き取られている模様。
テルが換気口を捜索している間に寝ていた彼女は、ノブオによって体中に模様を描かれるなど悲惨な扱いを受けるが、テルとともに何とかトンネルから脱出する。ナルコレプシーと思われる描写がある。
※ナルコレプシーとは、日中に場所や状況を選ばずに起こる強い眠気の発作。脳疾患(睡眠障害)の事。
3組の高橋ノブオ
テルと同級生の男子。元々いじめられていたせいか、挙動不審な所がある。地震発生時はトイレにいたため難を逃れる。
出入り口が塞がれ、暗闇に覆われたトンネル内で次第に狂い始め、自分の体に化粧道具で模様を描き、生活指導の教員の遺体を祭り上げ、熟睡したアコに対して同じように模様を描くなど、奇怪な行動を取るようになる。
そして自らを神格化し、その様子を見て憤慨したテルにも襲い掛かり負傷させる。
テルやアコらとともに逃げようとするがトンネルの崩壊に巻き込まれ、その後は生死不明である。
via booklive.jp
鑑賞者のレビュー
平凡に暮らしていたテル。修学旅行の帰りの電車の中、突然光った空、その瞬間世界が変わる。
恐怖、絶望感、色々なことが突然襲い掛かりそれを受け入れられず泣くしかできないテルの姿、
すごく引き込まれます。
1巻で出会う人々、一人一人の気持ち、心の弱い者ならノブオになってしまってもおかしくない現実。
おすすめです。が、ややグロあり注意です。
誰しも恐怖は「煩わしい」と思う事があると思う。
しかしこの漫画は恐怖こそが"人間たらしめる"感情であり、恐怖を無くしたらそれは人間ではない、と説いている。
これが果たして正しいのかどうかは置いておいても、恐怖の「性質」や「必要性」について書いた漫画は結構珍しい。
有事に備えて、権力者達が逃れる為の施設だった。
そこを「地下の王国」と名付け、リーダーのように振る舞う男。
テルと出会った時は、龍頭の言っていた葛飾北斎の絵をバッグにしていた。
北斎の絵には日本で一番高い山「富士山」が描かれている。
噴火を連想させる。
地下にいた人々はテルを招き入れようとするが、テルは拒否し、施設を出て東京へと歩き始めた。