映画について解説
この映画は目に見えないところで起きた核戦争というのを、それを直接見せないで、じわじわ街の人が減っていき、死体袋の数が増えていくだけで見せたのは実に良い。
日本人にしてみれば、核兵器が使われた後は、広島や長崎のようなどろどろ状態でなければ描かれたうちには入らないとご立腹になるのも理解できるが、フィクションのドラマとして「こういうシチュエーションだ」という前提で描かれた映画としては興味深い内容だ。「テスタメント」とは「遺言」のこと。
予告では、核が落とされる前のウェザリー一家の生活を楽しむ姿が流されている。そして、終盤になると警告音のようなメロディーが流れ、フェイドアウトします。まるでこれから不幸な出来事が起こるかのように・・・。
「テスタメント」(英語予告)
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核の被害にあった街では、物を手に入れるのもみんな必死でした。核という恐怖にさらされながら、生きていくのはとても大変です。
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無名時代のケビン・コスナーとレベッカ・デモーネイが出演していた!!
この映画では、無名時代の若きケビン・コスナーとレベッカ・デモーネイが夫婦役で出演していました。
映画「テスタメント」は、絶望の中で懸命に生きようとする家族の姿に胸が締め付けられます。助からない結末がとても歯がゆく、それが核の恐ろしさをより認識させます。機会があったら、是非ご覧ください。