今回、こちらの書籍を参考にさせていただきました。
Amazon | 昭和の仕事 | 澤宮 優 | 本
「香具師」読み方はご存知ですよね??。
「ヤシ」と読みます。
「シ」を「ツ」に読み替えて、「ヤツ(奴)」という「言葉遊び」のようなものが10年くらい前にインターネット掲示板で頻出していましたね。
「香具師」は、仕事の名前です。
今では、「テキ屋」(的屋)と言う言い方のほうが市民権を得ているように思いますが、縁日や祭りなどに店を出す時に、境内の店割りを行う仕事です。
テキ屋についてのおすすめの記事はこちら!!。
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的屋という言葉は明治時代からとのこと。
「香具師」と書いて「テキヤ」と読む場合もあるようです。
香具師には守護神がいる。
なので、関西では「テキ屋」と言わず、「神農さん」と呼ぶことが多いそうです。
また、日本で神農は「神農皇帝」の名称で、香具師・てき屋業界では守護神・まもり本尊として崇敬されている。これは神農の時代に物々交換などの交易をする市場がはじめられたこと、また神農の子孫であるとされる融通王が日本ではじめての露天商であるという伝説などが理由であるとされてきた。儀式では祭壇中央に掛け軸が祀られるほか、博徒の「任侠道」に相当するモラルを「神農道」と称している。
「香具師」の名前の由来。
面白い由来の推測は、「落ちぶれた武士(野武士)が、生活の糧に匂い者、化粧品などを売っていて、こんなのは武士ではない!と、「武」の字を取られて、「野士」が「ヤシ」と呼ばれて、その野士が匂いもの(香具)を売っていたということで、「香具師」になった」という説があるそうです。
おまけ:インターネット掲示板での「香具師」の由来。
(やつ、やし) - 一部の電子掲示板(主として「2ちゃんねる」)で、奴(ヤツ)の代わりに使われているインターネットスラングのこと。片仮名の「ツ」が「シ」に似ており、「やし」とキーを打つと「香具師」に漢字変換されることに由来している。
この用法においての最初の出典は、1999年2月10日のあやしいわーるど@本店 昼の部まで遡る。固定ハンドルネーム「DTP」を騙るものが使い始めた。この時、ハンドルネーム「DTP」のなりすまし騒動があり、ばれて槍玉に挙げられた騙りの犯人が途中から「DTP@香具師」と自虐的に自分のハンドルネームに用いていた。「騙ったやつ」→「やつ」→「やし」→「香具師」の意味であった。