『ののちゃん』作者:いしいひさいち(1997年~)
『ののちゃん』作者:いしいひさいち
『サザエさん』などの作品の同様に、登場人物は年を取らない形式となっている。
毎日新聞の4コマ漫画
『まっぴら君』作者:加藤芳郎(1954~2002年)
『まっぴら君』作者:加藤芳郎
最初はタイトルの通り「まっぴら君」を主人公に最近の世相や社会を真っ向から斬っていたが、連載開始から1年ほどで特定の登場人物を定めずに、それを毎日日替わりでシチュエーションや登場者を変えて掲載した。
体調不良で休止する2001年までの47年間、計1万3615回の連載を重ね、ユーモラスな戦後史の一面を綴った。
『アサッテ君』作者:東海林さだお(1974~2014年)
『アサッテ君』作者:東海林さだお
アサッテ君ことヒラ社員の朝手春男(あさって はるお)を中心とした東海林が得意とするサラリーマン物の作品であり、またアサッテ家を中心としたホームドラマとしても描かれている。
基本的には4コマ漫画だが、1977年7月24日から1985年8月31日までの間は、8コマないし7コマ漫画で掲載されていた。
「今日よりも明日、明日よりはアサッテの方がいいだろう」という東海林の願望により、東海林自らのアイデアでタイトルを『アサッテ君』とした。
一般全国紙4紙に連載された連載漫画では過去最長となる13,749話を記録した。
産経新聞の4コマ漫画
『サラリ君』作者:西村宗(1980~2010年)
『サラリ君』作者:西村宗
新聞4コマ漫画としては他紙のそれと比べて、短気で喧嘩っ早い性格のキャラクターが多い。
掲載紙の性格上、保守的な内容が多かったと言われている。
当初は地方面に掲載されていたが、その後社会面に移動。
2008年1月10日付から産経新聞東京本社版管内の一部でカラー化された。
また、2008年3月20日付からは記事中の文字の拡大化に伴い、縦4段・横1列から縦2段・横2列の配列に変更された(最長8コマまでになることもあった)。
2009年6月9日付で連載10000回を突破した。
『ルートさん』作者:はらたいら(1980年)
『カボスさん』作者:堀田かつひこ(1990~1993)
地方紙の4コマ漫画
『ほのぼの君』作者:佃公彦(1956~2007年)
『ほのぼの君』作者:佃公彦
スタート当初は、セリフ無しの「サイレント漫画」形式だったが、表現に行き詰ることとなり、1962年12月31日をもって連載はいったん終了し、充電期間を経て7年後の1970年1月1日から『ちびっこ紳士』のタイトルで、セリフつきの漫画として連載を再開した。
このときから東京新聞の総本家である中日新聞、中日新聞とともにブロック紙3社連合を形成していた北海道新聞、西日本新聞でも連載されるようになった。
1984年2月6日、連載5000回突破を機に『ほのぼの君』にタイトルを変更。
2001年には(旧『ほのぼの君』を含めた参考記録ではあるが)加藤芳郎の『まっぴら君』(毎日新聞夕刊連載)の持っていた連載回数を超えた。
意味不明だった漫画も今なら…
大人になった今、読み返して見たら「ああ!そういうことか!」と頷くことができそう。
たぶん…
書籍化されている4コマ漫画も多いので懐かしい感覚に浸りながら試してみます。
全国紙の新聞連載4コママンガとしては珍しい特徴が見られる(特に『となりの山田くん』初期)。
その一つとして、主要キャラクターに関西弁を話す人物を複数設定したことが挙げられる。
新聞連載4コママンガとしては、オチが難解なエピソードも散見されるが、それが独特の味を生んでいる。
また、有名人に対するあからさまな揶揄や、隠語に近い言葉を登場人物に喋らせるといった点もある。
日常漫画でありながら、SFやファンタジー的な要素も折り込まれている。
同作者の『おじゃまんが山田くん』を意識して付けた名前だったが、主人公であるのぼるくんよりも妹のののちゃんの人気が高かったため、1997年に題と主人公が変更された。