殺人鬼エド・ゲインは実在した!人皮・人骨で何をしたのか、おぞましい行為との真相
2021年11月24日 更新

殺人鬼エド・ゲインは実在した!人皮・人骨で何をしたのか、おぞましい行為との真相

「エド・ゲイン」はこの世の出来事とは思えない驚愕の殺人鬼!ヒッチコックの映画『サイコ』をはじめ『悪魔のいけにえ』のモデルになったと言われているエド・ゲインですが、ここではエド・ゲインが行った世にもおぞましい行為と母との深いかかわりにも触れながらまとめていきます。

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エド・ゲインとは

エド・ゲインはアメリカを震撼させ、実在した殺人鬼です。

アメリカでは「死体泥棒」「プレイン・フィールドの屠殺解体職人」「墓荒らし」などと呼ばれています。

エド・ゲインの異常さはこれまでそしてその後のシリアルキラーと言われた者たちの中でも類を見ない異常さでも注目されました。

エド・ゲインは1954年と1957年に2人の女性を殺害しています。

シリアルキラーと呼ばれる中では被害者が2人と言うのは少ない印象があります。

ただエド・ゲインが異常殺人者サイコパスと呼ばれるその理由はこれまでにあまり例を見ない、殺害後の遺体の状況があまりにも無残だったことでも有名です。
エド・ゲインが行ったことをまとめるとこのようなことが挙げられます。

・墓から遺体を盗む
・遺体を解体
・遺体の一部でコレクション製作
・コレクションを身にまとい徘徊
・殺人

では詳しく見ていきましょう。

エド・ゲインが行ったおぞましい行動

①墓を掘り返し遺体を持ち去る

なんといってもエド・ゲインが行ったおぞましい行為は、殺人をする以前の1947年から複数年の間に墓地のある3か所から40体以上の女性ばかりの遺体を持ち帰り。、時に食べたとのちに自供しています。

持ち帰った遺体を解体することで異常な喜びと興奮を得ていたとも話していたようです。

エド・ゲインが精神に異常をきたしているとしか思えない殺人鬼だという証拠はまだまだ続きます。

②遺体のコレクション製作とリスト

エド・ゲインは遺体を持ち帰るだけではなく、その遺体を解体し、皮膚をはぎ取り、または骨から様々なものを「コレクション」として制作していました。

エド・ゲインの自宅を家宅捜査した際の家の中の光景はまさに地獄絵図。

死体だらけの家の中に吊るされた遺体、クッションの中から捜索されていた女性の生首、その他も遺体も何体もあったと言います。


そして家の中に置かれた異様な産物..。
警察が公開した遺体から作られたコレクションは日常的に使われるものがあったり、何のために作ったのかと思われるものも多く作られていました。

エド・ゲインの自宅から見つかったもの、そして警察にまで送られたと言われているその”物”のリストはこちら!
・ヒトの骨全部とその断片
・ヒトの皮膚で作ったゴミ箱
・ヒトの皮膚で覆われた椅子
・寝台支柱に引っ掛けられた頭蓋骨
・上部が挽き切られた女性の頭蓋骨
・ヒトの頭蓋骨から作ったボウル
・肩から腰まで皮を剥いだ女性の胴体から作った体型補正下着
・ヒトの脚の皮膚から作った脛当て
・女性の頭の皮膚から作った仮面
・メアリー・ホーガンの顔を使って作った仮面(紙袋に入っていた)
・メアリー・ホーガンの頭蓋骨(箱の中に入っていた)
・バニース・ウォーデンの頭部全体(黄麻布のずた袋に入っていた)
・バニース・ウォーデンの心臓(達磨ストーブの正面に置かれてあったポリ袋の中に入っていた)
・9つの外陰部(靴箱の中に入っていた)
・少女用の衣装と、「およそ15歳」と判断された女性の外陰部が2つ
・女性の乳首から作ったベルト
・4つの鼻
・日除けの引き紐にくっ付いた一揃いの唇
・ヒトの顔の皮膚から作ったランプシェイド
・女性の指と爪
そしてまだあります。遺体を解体し、その一部から様々なものを制作し、エド・ゲインが次に起こした行動とは?

③コレクションを身にまとい徘徊

エド・ゲインの究極の異常行動はその”物”を身に着けて徘徊していたことです。

エド・ゲインは「女性になりたい」という願望を持ってたとされ、そのことからも墓から持ち出した遺体、殺害した被害者も女性というこだわりがあらわれています。

そして遺体を解体して作られたものを身にまといその姿でこともあろうことか農場の外にでてしまいます。
もちろんその姿を何人もの町の人々に目撃されることとなります。
女性の顔の皮から作られたマスクをつけ、切り取った女性器で自分自身のモノ”を包むなどしていたと言われています。

エド・ゲインの精神の崩壊ともいえる状態は生い立ちにより形成されていったものです。

エド・ゲインの生い立ち

・本名:エドワード・スィアドア・ゲイン( Edward Theodore Gein)
・1906年8月27日~1984年7月26日(没)
・出身地:アメリカ ウィスコンシン州バーノン
・没地:ミネソタ州立精神病院

エド・ゲインは次男として生まれ、家族は父・母・兄の4人家族でした。

父親は酒好きで仕事にも就かず、DVも日常的に行っていたようです。
そんな父親とは対照的だったのが母親のオーガスタでした。

エド・ゲインはこの母親のオーガスタにより、支配され、精神が崩壊していったとされています。
それはオーガスタが亡くなってさらにひどくなったと言われています。

またのちに逮捕され裁判でエド・ゲインが「性的サイコパス」と烙印を押されますが、母親によって人格形成された犯罪者と言っても言いすぎではありません。

母親の異常な宗教観と教え

母のオーガスタは夫(エドの父)から異常的に厳しい躾や時にDVを受けていたと言われています。

もちろん夫婦仲も悪く、オーガスタは夫が早く死ぬように子供たちにも祈らせていたと言います。

また子供たちにも外の世界から切り離した生活をさせ、オーガスタ自身のゆがんだ教えだけを植え付けていきました。

例えば、外の世界は「悪徳と堕落」ゆえ、友達を作ることを禁じます。

また若い女性は不潔で「女と交わると天誅が下る」「子供を作る以外の性行為は悪だ」と子供のころから教え込みます。

男性性器は悪の根源である、そのため自分の性器に唾を吐きかけさせるなどさせたと言います。

このようなことからオーガスタの教えがすべてとなっていき、人間形成されていったエド・ゲインでした。

その結果、母親に対して異常な執着を持つ子供になります。

それは墓を掘り起こした遺体は中年女性で、母のオーガスタに似た遺体に性的興奮を思えたと言われています。

その様に幼少期からエド・ゲインの中では母・オーガスタの存在は絶対的なものとなっていったのです。

殺人犯になった要因

エド・ゲインが35歳のときから5年のうちに父・兄、そして母親を次々亡くし、天涯孤独の身となってしまいます。
エド・ゲインが殺人を起こしたのも家族が亡くなって一人きりになってからです。

エド・ゲインが殺人者となった要因は3つ考えられます。
1.母親の異常で歪んだ教え
2.家族の死で孤独に
3.人肉を食べる行為、人の体の解体に興味

特に3つ目は実在した人物から影響を受けています。
・人の皮でランプシェードを作ったとされるナチスの看守だったイルゼ・コッホ。
・ウイリアム・バークとウイリアム・ヘア連続殺人犯で死体を解剖用に売っていた
・クリスチーネ・ヨルゲンセンという性転換した第二次世界大戦の英雄軍人


歪んだ母からの教えから自分の幼少期から形成されてしまった人格や価値観がどこかで合致し、実在した人物たちから影響を受けたということです。

ただエド・ゲインはイルゼ・コッホと同じように人も体の一部でコレクションを作りますが、女性になりたいという願望がありながら、自身の性器を切り落とすことはできませんでした。
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