映画『My Friend Dahmer』とは
My Friend Dahmer (2017) Based on the much loved graphic novel, the film follows the teenager as he struggles to find his feet at high school as well as developing his infamous murder techniques. Disturbing and hypnotic. pic.twitter.com/giti5DPONv
— Admit 1 Film Addict (@admitonefilmadd) August 3, 2021
グラフィックノベル (Graphic novel) は、通常は長く複雑なストーリーを備えた、しばしば大人の読者が対象とされる、厚い形式のアメリカン・コミックを指す用語である。
My Friend Dahmer - Teaser
のちに連続殺人鬼となる人物の役をロス・リンチがジェフリー・ダーマーを演じたわけですが、そのイメージは風貌も含め恐ろしい殺人鬼と言う印象とは少し遠い様でした。
ジェフリー・ダーマーとは
Jeffrey Lionel Dahmer (21 May 1960 - 28 November 1994).
— I Am Groot (@_Pre_eminence) May 21, 2020
Everyone knows about Bundy, but not Dahmer. Yes, he was also a serial killer, and his story is quite fascinating, in a weird way of course. It's been argued that his intention was not to kill, but lobotomize.#Thread pic.twitter.com/9m7bjgXz9x
ジェフリー・ダーマー自身が高校を卒業した後に1978年から1991年にかけて、主にオハイオ州やウィスコンシン州で17人の青少年を絞殺しているシリアル・キラーです。
全米を震撼させたその殺人事件は現在でも語り継がれ、それゆえ、ジェフリー・ダーマーの生い立ちや思春期~高校生時代どの様な人物だったのか気になるところです。
実際のジェフリー・ダーマーもロス・リンチが映画で演じたのと同様、見た目は恐ろしい殺人鬼の印象とはかけ離れていたということですが、それがこの一連の殺人事件をより恐ろしいものに印象付けたのかもしれません。
本名 | ジェフリー・ライオネル・ダーマー(Jeffrey Lionel Dahmaer) |
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生年月日 | 1960年05月21日(1994年11月28日34歳没) |
出身地 | アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキー |
逮捕日 | 1991年07月22日 |
司法上処分 | ・有罪判決:殺人罪・死体遺棄罪・死体損壊罪など・判決:終身刑 |
「オレは悪魔だ。あまりにも邪悪すぎる、悪魔なんだ」と自身が分析するほど、異常なまでに極悪非道の行為を繰り返したジェフリー・ダーマー
知れば..ジェフリー・ダーマーが本物の悪魔に思えてきます。
食人鬼ジェフリー・ダーマーが起こした事件
また生きている被害者の脳にドリルで穴を開けるという残忍な行為に及び、塩酸を薄めた状態の希塩酸や熱湯を注ぎ入れ、事もあろうことか”性奴隷”になるゾンビの様な存在を作ろうとしたということです。
ジェフリー・ダーマーの最初の被害者
Inside the Mind of Jeffrey Dahmer: Serial Killer’s Chilling Jailhouse Interview
ジェフリー・ダーマーが自身の口からなぜ殺害をしたのか問われたときに、「相手を永遠に所有したいから」と、はっきりと話しています。
ただそれは歪んでいたとしても”愛”や”執着”というものともほど遠いものだということははっきりとわかります。
最初の犯行は1978年でジェフリー・ダーマーが高校卒業を迎えた数日後のことです。両親の離婚が泥沼化している最中でした。
ヒッチハイクをしていた19歳のスティーブン・ヒックスと出会い、意気投合し、ジェフリーダーマーが自宅に招き入れますが、その後に帰るというスティーブンを帰りたくないあまりに背後からダンベルで殴り、気絶し、抵抗できなくなったスティーブンの首を絞めて殺します。
それだけではなく、ジェフリー・ダーマーはスティーブンの遺体の服を脱がし、死姦後に腹を切り裂き内臓を取りだし血の海となった床に自ら横たわり、ジェフリー・ダーマーは絶頂に達したと言います。
最初の殺人の様子からもその後、16人の被害者一人一人の状況を言葉にすることも文字に書く出すこともできないほどの惨劇であることがわかると思います。
ジェフリー・ダーマーの神殿・213号室の惨状
ジェフリー・ダーマーの犯行現場になったアパートの部屋の捜査では刑事が防護服を着て活動にあたったそうですが本当だったんすね pic.twitter.com/ou5JdLyfqS
— すぺ (@_yellow_trash) November 12, 2019
ここでも次々に犯行を重ねていきますが、まさに18人目の犠牲者になろうとしていた黒人男性が左手に手錠がつけられた状態で逃げ出し、巡回中の警察官に助けを求めます。
これをきっかけに警察官がジェフリー・ダーマーのいる”213号室”に向かい、ジェフリー・ダーマーと対面します。
ただ、警察官が手錠のカギを部屋に取りに行こうとしたときに、ジェフリー・ダーマーは慌てて警察官を拒否し、暴れだしたことでその場で手錠をかけられます。
その異常さに警察官の1人がジェフリー・ダーマーの前科を照会したところ過去に少年に対する性的暴行で有罪になっていることがわかります。しかも5年間の保護観察中だということも...。
そして警察官がジェフリー・ダーマーの部屋の中を捜索すると、多くのバラバラ死体、そして異常な光景を写したポラロイド写真が見つかりました。
これが「ジェフリー・ダーマーの神殿”「ザ・シュライン・オヴ・ジェフリー・ダーマー”」での惨状でした。
多くの連続殺人鬼に関して共通して言われていることがあります。
「彼らの人格形成には生育環境が大きく関係している」
「親に刷り込まれた理想像からかけ離れている自分に嫌気がさし、その感情が間違った方向へ育まれることで怪物が生まれる。逆に言えば、家庭環境や親の教えに対して何ひとつ満たされないものがない人間が、シリアルキラーに仕上がったケースなど、まず聞かない」
書籍『トゥルークライム アメリカ殺人鬼ファイル』より