ガチでヤバイ 「張り手」で決まった相撲の取り組み ベスト3
2020年11月9日 更新

ガチでヤバイ 「張り手」で決まった相撲の取り組み ベスト3

通算優勝回数を更新した白鵬や逸ノ城などのモンゴル勢が大活躍中の大相撲。八百長問題を乗り越え、また相撲ブームが訪れています。 そんな相撲の決まり手で生死に関わる可能性が高そうなのが「張り手」ってご存知でしたか? そんな「張り手」の取り組みベスト3をお届け!

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板井vs大乃国

1980年代に活躍した「板井」
後に相撲界の八百長を告発することになるのだが、この時は立派な八百長の仲介役だったとされている。
「大乃国」は、この後横綱まで番付を上げるが八百長には関わらなかったとされている。
この2人の取り組みは、八百長を受けない大乃国への制裁マッチとして遺恨が残っており、張り手というよりはグーパンチにも見える。

「板井×大乃国」 4番 - YouTube

横綱・大乃国との取り組みでは両手の掌部にウレタンなどのパッドを入れ、その上からテーピングで前腕部までをグルグル巻きにして、あご先への張り手(というより、骨法の掌打のような奇襲攻撃)一発で勝ったことがある(奪った金星3個は、全て大乃国からのもの)。この怪しげなテーピングについては「卑怯」「見栄えが悪い」「みっともない」と協会内部・マスコミなどで問題視され、板井の年寄襲名が認められなかった一因とも言われている。また一方では大乃国がガチンコ力士だったため、そのような行為をしたとも言われる。
大乃国は板井のことを心底嫌っており、引退から数年後のインタビューでは、「1人顔面を張ってくる力士がいた。あまりに腹が立つので組み止めたら両肘を極めて、土俵の外に出さずにそのまま腕を折ってやろうかと思ったほどだ」と語っている。

貴闘力 対 大翔山

もはや相撲とは呼べない意地の張り合い。
貴闘力は顔面血まみれで、大翔山は眼下底骨折していた。

貴闘力 対 大翔山 〜36発の張り手合戦〜 - YouTube

平成に入って時間一杯になるまで立ち上がろうとしない力士が増えた(昭和50年代後半までは時間前に立つ力士も多かった)中で時間前の仕切も気合充分、いつでも立つぞという構えは仕切の本来あるべき姿に近いとされた。実際、時間前に立つことも多く、そうした取り組みではしばしば激しい攻防を展開して土俵を沸かせた。そうでなくとも、しばしば張り手も飛び出す(張り手の応酬もする)回転の良い突き押しの相撲内容は見ごたえ十分で、1991年7月場所での琴椿との壮絶な突っ張りの応酬など名勝負の名に値する激闘は多い。

旭道山 対 久島海

久島海はこの一撃で右膝の靭帯が断裂。
久島海はこれでひざを痛めて以降ずっと鎮痛剤無しにはいられなくなった。

旭道山 KYOKUDOZAN vs. 久島海 KUSHIMAUMI [Knock Out] (Mar. 1993) - YouTube

西前頭2枚目の位置で迎えた1993年3月場所では、13日目の旭道山戦において立ち合いから強烈な張り手を一発食らって土俵中央で崩れ落ちてしまい、膝を負傷して翌14日目から休場して、最終的にこの場所を7勝7敗1休と負け越したために三役へ昇進する大きな機会を逃した。
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