「司馬遼太郎」が原作だったテレビドラマ、歴史小説好きならぜひチェックしておきたいですね。
2016年6月20日 更新

「司馬遼太郎」が原作だったテレビドラマ、歴史小説好きならぜひチェックしておきたいですね。

近年は昔の武将を様々にアレンジした漫画や「歴女」なんて言葉もあるように、以前よりも歴史が身近なコンテンツになっているように思います。それが良いか悪いかは別として、昔は司馬遼太郎の読み応え抜群の歴史小説を読み漁った「歴史好き」の人が多かったのではないでしょうか。

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『風神の門』(ふうじんのもん)は、司馬遼太郎の長編時代小説。1961年(昭和36年)から1962年4月まで『東京タイムズ』に連載された。単行本は1962年に新潮社から刊行され、現行は新潮文庫(新版全2巻)で多数重版され、春陽文庫全1巻と『司馬遼太郎全集.2』(文藝春秋)にも収められている。

戦国時代の忍者・霧隠才蔵こと服部才蔵が主人公となっている。真田十勇士を題材にした作品であるが、猿飛佐助と霧隠才蔵以外の十勇士は殆ど描写されていない。また、作品に登場する忍術は一貫して合理性を持たせて描写されており、忍術ものとしては荒唐無稽な描写が少ない作風となっている。

1980年

1980年 NHK水曜時代劇 主演:三浦浩一

1980年 NHK水曜時代劇 主演:三浦浩一

本作を原作とした同名のテレビドラマ(全23回)が、1980年4月9日から10月1日まで、毎週水曜午後8時にNHK総合テレビジョンで放送された。

2006年には時代劇専門チャンネルで再放送された。DVDも出されている。ただしドラマ版と小説版は相当異なっている。

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関ヶ原

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『関ヶ原』(せきがはら)は、司馬遼太郎の歴史小説。関ヶ原の戦いを描いた作品で、『国盗り物語』『新史太閤記』と並ぶ司馬の「戦国三部作」であり、『覇王の家』『城塞』と並ぶ「家康三部作」の一つでもある。

1964年(昭和39年)7月から1966年(昭和41年)8月にかけ「週刊サンケイ」で連載され、同年に新潮社で、初版単行本・上中下巻が出版された。1974年には新潮文庫版全3巻が刊行された。双方とも多数重刷し、何度か新装改版されている。なお『司馬遼太郎全集』(文藝春秋)では、14巻・15巻(『豊臣家の人々』と併収)に収められている。

太閤豊臣秀吉の逝去に端を発した五大老筆頭・徳川家康と、五奉行の一人で秀吉の信頼が厚かった石田三成との抗争は、やがて全国各地へ飛び火し、各国の諸大名を東西軍に分け、天下分け目の合戦の地・関ヶ原へと駆り立てていく。

物語は徳川家康とその謀臣・本多正信、石田三成とその重臣・島左近の4人の人間模様と謀略戦を中心に描かれるが、その対立構図だけでなく、上杉・毛利・島津・鍋島・真田・長宗我部といった各地の有力大名の内情も述べてゆくことで、マクロな視点で関ヶ原の戦いへ至る情勢を描いている。

1981年

1981年 TBS開局30周年記念番組 主演:森繁久彌

1981年 TBS開局30周年記念番組 主演:森繁久彌

『関ヶ原』(せきがはら)は、東京放送創立30周年記念番組として司馬遼太郎の小説「関ヶ原」を原作に、TBS系にて1981年1月2日から1月4日まで3夜連続で放映された大型時代劇。
石田三成と徳川家康を主人公に、豊臣秀吉の死から天下分け目の関ヶ原の合戦に至るまでの過程を壮大なスケールで描く。

このドラマの最大の特徴は、それまで「徳川家康に無謀な戦いを挑んだ愚か者」もしくは「太閤亡き後の実権を握ろうとした奸臣」として描かれがちだった石田三成を、司馬の原作に即した「豊臣家への忠義に熱い正義の人」として主人公に据えた点にある。

このドラマの放映前にもNHK大河ドラマ『黄金の日日』などのように三成を悪役として描かないドラマはあったが、それらは全て三成が脇役として描かれるのみであり、本格的に三成を主人公に据えて描いたのはこのドラマがはじめてである。

ただし、一方的に美化するのではなく、融通のきかない性格から敵を増やし破滅していく過程を客観的に描く視点は、原作に忠実である。逆に、徳川家康に関しては司馬の原作と異なり、原作のように「陰謀家の狸オヤジ」という描き方はせず、関ヶ原の戦いの後に豊臣家の忠臣としての三成に敬意を表して涙するといった、懐の大きい人物として描いている。

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翔ぶが如く

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『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説。現行判は、文春文庫全10巻と『司馬遼太郎全集 35・36・37・38巻』(文藝春秋)。

題名は司馬と交友があった宮城谷昌光によれば、詩経小雅・鴻雁の什にある「斯干」という漢詩の「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」から取ったものであるという。「斯干」は兄弟が仲良く新しい宮室を建てるという詩であり、明治という国家を作り上げた西郷隆盛と大久保利通を兄弟のようだと捉えているのだという。

上記の引用の通り、本来「翔ぶ」と書いて「とぶ」という読み方はせず、字義または飛翔の語句から「翔」の字を当て字として使用したとされる。近年子供への命名に「翔」の字を使用し「と」と読ませるケースが見られるが、この小説により広まった可能性がある。

1972年(昭和47年)1月から1976年(昭和51年)9月にかけ、「毎日新聞」朝刊に連載された。

薩摩藩士として明治維新の立役者となった西郷隆盛と大久保利通。この二人の友情と対立を軸に征韓論・ 明治6年政変などを経て、各地で起こった不平士族の反乱、やがて西南戦争へと向ってゆく経緯と戦争の進行を、著者独特の鳥瞰的手法で描いた。

「坂の上の雲」と並び、司馬作品中で最も長い長編小説で、登場人物も西郷・大久保以外に極めて多岐にわたる。中でも薩摩郷士の代表として大警視となった川路利良と、幕末期は西郷の用心棒として、維新後は近衛陸軍少将として薩摩城下士のリーダー的存在となった桐野利秋の二人が重要な位置を占めている。

1990年

1990年 NHK大河ドラマ 主演:西田敏行

1990年 NHK大河ドラマ 主演:西田敏行

『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、NHKで1990年1月7日から12月9日に放送された28作目の大河ドラマ。原作は司馬遼太郎の同名小説『翔ぶが如く』。西田敏行演じる西郷隆盛と鹿賀丈史演じる大久保利通が主役。大河ドラマ初の2部構成作品(第一部29話、第二部19話の全48話)。
原作は70年代に執筆された征韓論争から西南戦争までを描いた長編作品。そのため原作では、西郷・大久保の若年時代は描かれておらず、第二部「明治編」のみが原作に該当する。

第一部「幕末編」は原作の挿話と、同じく幕末維新期を描いた司馬遼太郎の『竜馬がゆく』『花神』などの長編小説や『最後の将軍』『きつね馬』『酔って候』などの短編小説をもとに書かれた、脚本家・小山内美江子のオリジナルストーリーである。また、原作では川路利良も中心人物の一人だが、ドラマではあまり踏み込んだ描かれ方はされていない。

原作では西郷・大久保をはじめ多くの薩摩人は無口な人物として描かれ、沈黙に耐えられる薩摩人の器量を他藩出身者と比較して描写しているが、脚本を担当した小山内美江子は「無口だとドラマにならない」と泣く泣くセリフを継ぎ足したという。原作者の司馬もその点に関しては寛容であり、対談で小山内の苦労をねぎらった。

第一部、第二部を通じてナレーションは全て鹿児島弁である(第一部のナレーションを担当した草野大悟は鹿児島出身)。無論出演者の台詞も大抵鹿児島弁なので、分かりにくい言葉には字幕がついた。もっとも、劇中のナレーションやセリフに使われている鹿児島弁は、標準語に影響されやや洗練されたもの(「唐芋標準語」。特にナレーションはイントネーションのみ)であり、実際の鹿児島弁はより難解で複雑なものである。

西郷を演じた西田敏行は当時有名だった肖像画でよく見られる西郷に近づこうと、メイクや表情など撮影時の努力だけでなく、実際にクランクイン前から体重を増やして撮影に挑んだ逸話がある。身長については6尺を優に超えていた西郷に対しカメラアングルを工夫することで大柄な印象を操作した。また、鹿賀丈史の演じる大久保もかなり実像に近い演技であると、大久保の子孫から賞賛されている。

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