賛否両論の続編です。
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の続編として、1994年に最初の製作発表・・・
正直、ヤマトの大ファンである私もここまでくると・・・と思っています。
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の続編として、1994年に最初の製作発表・・・
正直、ヤマトの大ファンである私もここまでくると・・・と思っています。
1994年、2004年と2度に渡り製作発表されながら実現せず、2008年に3度目の製作発表が行われやっと完成。実に15年の歳月がかかった・・・。
2009年12月に公開されるが、2012年1月には、本作を再編集したディレクターズカット版が公開、異なるエンディングとなっている・・・
2009年12月に公開されるが、2012年1月には、本作を再編集したディレクターズカット版が公開、異なるエンディングとなっている・・・
復活編とディレクターズカット版は全くの別物だった。
新作パートを30分以上が追加、音響パートを完全リニューアルということで、いろいろとノーマル版には無いシーンが追加されている。
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そして何よりも一番の違いはエンディング。こちらは復活編の試写会で上映されたもうひとつのエンディングが採用されている。
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ヤマト復活編は元々三部作の構想。どちらかと言うとDC版の方が後に続いていく感じ。
さらばヤマトに対するヤマト2といったところか。賛否両論あるんだろうけど、純粋にヤマト好きとして楽しんで欲しい。
故西崎監督の意志を継いで、是非続編を付くって欲しい。
最初は、結末が違うことにも首を傾げていたのですが、「ヤマト」というのは「if」というファクターを本編そのものが許容している作品なんだと思えば、まあそれもありかな、という気がしてきました。
「さらば」と「2」という前例もあることですしね。できあがった作品の良し悪しとは関係なく、どれが「本編の時系列」なのかわからないという不思議な作品群と言うことで、それはそれでヤマトらしいか、と。(笑)
宇宙戦艦ヤマト2199
1作目「宇宙戦艦ヤマト」を原典とする38年ぶりのリメイク版
via yamatocrew.jp
ヤマトは戦艦大和の残骸からの改造ではなく、戦艦大和の残骸に偽装して建造。合わせて艦体の大きさを拡大し、例えば全長を旧作の265.8mから333.0mとした。これにより、旧作のサイズでは艦載機の搭載数に対して艦体が小さすぎるなどの矛盾を解消している。
旧作で波動エンジンが設計図の届いた数日後には完成してヤマトへ取り付けられていたように見えていた展開に論理付け。
ヤマト乗組員の所属名や階級を変更や細分化。かつ、「大佐」「少尉」「軍曹」といった旧軍式の階級呼称を用いず、「一佐」「三尉」「宙曹」といった現代日本の自衛隊での階級呼称に準じた設定を採用している。
艦内勤務には3交代制ぐらいが必要なはずなのに主要キャラクターが出ずっぱりなのは無理があることから3交代制を設定。加えて森雪が複数のポジションを兼任するのには無理があるという考えから、旧作での雪の役割を分担する新キャラクターを複数人設定。
大マゼラン星雲の呼称を、2012年の現実に倣って大マゼラン銀河へ改称。地球からの距離も、同様の理由で14万8千光年から16万8千光年へ変更。
銀河系を旧作で描写されている渦巻銀河から現在推定されている棒渦巻銀河に変更。
ガミラスが地球汚染に用いた物質を変更。惑星改造についても、遊星爆弾での爆撃描写に加え、「ガミラスフォーミング」という用語を設定。
旧作で肌が青くなかったシュルツやガンツに理由付け。
旧作では、政府の方針としてヤマトをイスカンダルに向かわせているため、反対勢力は存在しなかったが、本作では政府も一枚岩ではなく、地球脱出計画(イズモ計画)を推進し、ヤマトがイスカンダルへ行くことを良く思わない勢力が存在し、それがヤマト艦内の人間関係にも影響している。一方のガミラス側もすべての国民がデスラーに忠誠を誓っているわけではなく、デスラーを暗殺しようとする者やデスラーに反旗を翻す者などが存在し、こちらも一枚岩ではなくなっている。
松本零士氏の著作権やその他知的財産権をめぐる訴訟
西崎プロデューサーと松本零士氏の確執は、ヤマトファンにとって心が痛む問題でした・・・
松本零士氏は宇宙戦艦ヤマトの「漫画の原作者」である
松本零士氏が宇宙戦艦ヤマトの原作者であるかどうかの訴訟が起きていました。
未だに宇宙戦艦ヤマトは松本零士の漫画が原作だと思っている人が結構いるんですよね・・・
紆余曲折いろいろありましたが、ヤマトの企画を西崎プロデューサーが行っていて、その後に設定・デザインをお願いしたのが松本零士氏だったということで、原作者は松本零士氏ではない。ということで判決が下りており、和解も成立しています。
未だに宇宙戦艦ヤマトは松本零士の漫画が原作だと思っている人が結構いるんですよね・・・
紆余曲折いろいろありましたが、ヤマトの企画を西崎プロデューサーが行っていて、その後に設定・デザインをお願いしたのが松本零士氏だったということで、原作者は松本零士氏ではない。ということで判決が下りており、和解も成立しています。
本作品の著作のクレジットは西崎義展の個人会社であるオフィスアカデミーである。第1作の企画原案としては、西崎義展と山本暎一がクレジットされていた。松本零士は原作者ではない。
但し、松本零士はかねてから自分は原作者であると主張しており、西崎義展が破産し逮捕され、本作シリーズの著作権が譲渡された1990年代末以降、自分が原作者であると主張し始めた。
松本の漫画が原作といわれることもあるが、こちらはアニメ制作開始(1973年9月頃)から1年後(1974年10月)にアニメ放送と並行して漫画誌に連載されていたものであり、漫画版を原作とするのは間違いである。なお、著作者人格権をめぐる訴訟で東京地裁は、「視覚化された原作は存在しなかった」としており、漫画原作の存在や松本零士による原作者の主張は否定している。その後の西崎と松本の和解については、両者の権利の所在を確認したものである。また、和解書と確認書では、松本零士が「宇宙戦艦ヤマト」の権利行使を西崎義展(現在は、権利継承した西崎彰司)の了承なくして勝手に許諾行為が出来ないことも明記されている。
劇場公開2012年1月28日(ディレクターズカット版)