80年代、僕たちはバイクに夢中だった!HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKI…時代を彩ったバイクの名車を振り返ります。
2016年12月26日 更新

80年代、僕たちはバイクに夢中だった!HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKI…時代を彩ったバイクの名車を振り返ります。

80年代、バイクは空前のレーサーレプリカブームでした。NS250Rが出た頃からどのバイクもフルカウルが当たり前のように。HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKI。各社から発売された往年のバイクの名車たちを振り返りましょう。

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RZ250RR

RZ250RR

1984年2月発売
標準でエンジンサイドまでのハーフカウル仕様 オプション装着でフルカウルやシングルシート化することが出来た
標準でエンジンサイドまでのハーフカウル仕様 オプション装着でフルカウルやシングルシート化することが出来た 、強制開閉式パワージェット付きキャブ等によりエンジン出力は当時の業界自主規制の上限一杯の45psまで引き上げられた。

レーサーをイメージさせるセパレート形状のハンドルが採用されたのもこのモデルからである。
FZ250フェザー

FZ250フェザー

1985年

FZ250フェザーは一気筒あたり4バルブを実現、レブリミット17,000rpmに届く超高回転エンジンだった。

一般市販車としては初めて16,000rpmの回転数を可能とし、4ストローク250ccクラスとして初めて45psの出力を得た。
フェーザーは1985年3月 - 1986年11月までしか生産されなかった短命の機種である。しかし、その近未来的フォルムやジェットサウンド・エンジン、回転数7,000 - 8,000回転にある谷を境に激変するエンジン性能などにより現在でも少数のマニアが存在する。また、フェーザーのジェットサウンドは正確にはフェーザーの初期型のみ(1HX)で2KRはマフラーに排気デバイスが着いてジェットサウンドは聞くことができない。
TZR250

TZR250

1985年

純レーシングマシンであるTZ250の公道仕様とも言えるハイスペックモデル
当時のライバルモデルであったホンダ・NS250Rやスズキ・RG250Γ、カワサキ・KR250に対抗すべく、アルミ合金製のフレーム・スイングアームを導入し、フルカウルを採用。最高出力は自主規制上限の45psであったが、常用域のパワーバンドが広いエンジン、倒し込みやすい車体が相まって、先代のRZ250Rを凌駕する高性能ぶりを発揮した。そのハンドリングの良さは「ヤマハハンドリング」と称され、現在に語り継がれている。ブラックおよび「マルボロカラー」の特別限定車(2AW)が存在する。なお、ブレーキはシングルディスクであった。
FZ400R

FZ400R

1984年

XJ400ZをベースとしたF3ワークスレーシングマシンFZRの、本格的なレーサーレプリカとして発売
1986年に同車をより発展させたFZR400が発売された後も、継続して販売される息の長さを見せた。
1984年5月発売。カラーは、いわゆるデイトナカラーと呼ばれる、紺(コスミックブルー)・白(シルキーホワイト)ツートンに赤のストロボラインの一種類のみ。4-2-1集合マフラーは、ノーマルにしては、低く重低音が響き、高回転時の甲高い音とともに、「排気音が非常に良い」と評された。丸目2灯のヘッドライトが収まるハーフカウルがフレームマウントされており、その造形の美しさの評価も高い。

1985年、赤黒カラー(ニューヤマハブラック/ストーミーレッド)及び、カウルレスのFZ400N(ストーミーレッド:レジナブルー)を発売。

SUZUKI

RG250Γ(ガンマ)

RG250Γ(ガンマ)

1983年から1987年まで製造

1年間で約30,000台を売り上げ、後のレーサーレプリカブームの火付け役となった

ウォルターウルフ仕様はそのカラーリングに憧れました。
サーキットを走るレーサーさながらの先進的なフルカウルを初めて装着した当車両は、フレームやエンジンに徹底した軽量化が施され、フレーム単体で4kgから6kg、エンジンも含めた車両全体では他社の250cc車両に対して最大で14kgほど軽かった。軽量な車体は、エンジン出力の自主規制が敷かれた状況下での上限めいっぱいの45馬力を発揮するエンジンと相まって、パワーウェイトレシオは他社の対抗車種と比較して群を抜いていた。
GSX-R250

GSX-R250

1987年
GSX-R250は1987年3月28日に発売された。スズキ・GSX-R400(1984年)、スズキ・GSX-R750(1985年)、スズキ・GSX-R1100(1986年)と1年ごとに展開して来たGSX-Rシリーズの末弟として登場。新たに開発された水冷DOHC4バルブ直列4気筒エンジンは、SPECと呼ばれるヨシムラデュープレックスサイクロンのOEMエグゾーストパイプを採用し、当時の馬力自主規制値である最高出力45psを14500rpmで発生し、丸目二灯というGSX-R伝統のスタイリングにスチール製のツインスパーフレームを採用していた。
GSX-R400

GSX-R400

1984年

最初のモデルは400は付かず「GSX-R」であった。
当時のスズキは馬力競争に積極的に参加しており、59馬力の最高出力は400ccクラス最大で、この値が後の400ccクラスの自主規制値となった。この初期型GSX-Rの乾燥重量152kg・59馬力というカタログスペックは、2008年現在の400ccクラスにおける最高値である。

KAWASAKI

KR250

KR250

1984年
1984年、直列2気筒の「タンデムツイン」エンジンに「ロータリーディスク&リードバルブ」方式を採用した「KR250」が登場。翌年の1985年には、早くもマイナーチェンジモデル「KR250S」が発売された。変更点として注目すべきは、排気デバイスKVSSを装備したことだ。これにより、低中速域での出力特性が向上されている。
GPZ250R

GPZ250R

1985年

その独特のフォルムは不評だったようです。
GPZ250Rは、1985年にGPz250の後継機種として発売された。

先代GPz250と先々代Z250FTで採用されていた空冷エンジンから、新開発の水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒エンジンへと変更された。 なお、カワサキの車種のネーミングの法則として、小文字の「z」は空冷モデルを表し、それが大文字の「Z」ならば水冷モデルを表している。 従って水冷の本機種は「GPZ250R」が正規表記であり、空冷の先代機種は「GPz250」が正規表記となる。
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  • 🏍 💛 2020/3/13 19:13

    バイクが愛乗女性
    声優後藤邑子さん
    フィギュアスケーター荒川静香さん
    古沢恵さん
    延時成実さん

    2019/1/6 15:03

    あの頃は毎月たくさんの新車が出てたし面白かった。

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