【考察】伝説のアイドルグループ “光GENJI” はなぜ短命に終わったか?
2015年9月15日 更新

【考察】伝説のアイドルグループ “光GENJI” はなぜ短命に終わったか?

アラファーなら誰でも知ってる「光GENJI」大ブレークはしたものの、短命に終わってしまいました。 ここではその原因を動画と共に考察していきます。

48,949 view
日本中の女子がみんな好きだったと言っても過言ではなかった
光GENJI
大ブレークはしたものの、大きな打ち上げ花火のように
パっと咲いて、シュっと消えてしまったのはナゼか?
なつかしのシングル曲と共に、歴史、内情、原因などを考察していきましょう

デビュー当時の光GENJI

光GENJIデビューは1987年。

この年代近辺のジャニーズ事務所のデビュー順は
1983年 THE GOOD-BYE

1985年 少年隊

1987年 光GENJI

1988年 男闘呼組

1990年 忍者(少年忍者)

デビューシングルは
1987年8月19日に発売された『STAR LIGHT』

STAR LIGHT(PV) - 光GENJI - YouTube

同じ週に発売されたおニャン子クラブのラストシングル「ウェディングドレス」を抑えオリコンシングルチャート初登場1位を獲得した光GENJIのデビュー曲である。同チャートでデビューシングルが初登場1位を獲得するのはジャニーズ事務所所属者としては近藤真彦、少年隊以来3組目の快挙だった。
シングルの売上(出荷)枚数は公称で85万枚。
Aメロ、Bメロ、サビをCHAGE、Cメロを飛鳥涼がそれぞれ作曲。

黄金期

ここからしばらくは光GENJIの一人勝ち状態が続く。

1987年11月  ガラスの十代    68.1万(公称95万枚)
1988年3月  パラダイス銀河   87.4万枚(公称100万枚)
1988年6月  Diamondハリケーン 67.1万枚(公称90万枚)

とりたててファンではなかった人でも
上記3枚のタイトルやメロディはどこかで聞いたことはあるでしょう。

それはそのはず、
1988年から1992年までの5年間、テレビ朝日の『ミュージックステーション』にレギュラー出演していたので露出度はどのアイドルよりも高かったのです。

ガラスの十代 - YouTube

光GENJI パラダイス銀河 - YouTube

Diamondハリケーン

ちなみに1988年のオリコン月間シングルチャート第1位は以下の通り

1月 ガラスの十代(光GENJI)
2月 AL-MAUJ (アルマージ)(中森明菜)
3月・4月 パラダイス銀河(光GENJI)
5月 C-Girl(浅香唯)
6月 TATTOO(中森明菜)
7月 Diamondハリケーン(光GENJI)
8月 ANGEL(氷室京介)
9月 DAYBREAK(男闘呼組) 1
0月 剣の舞(光GENJI)
11月・12月 とんぼ(長渕剛)
これを見ただけでもこの年光GENJIが日本を席巻していたかがわかります。
逆に言うと代表曲はこの年に集中していたんです。

衰退期

黄金期以降のシングルは以下の通り

1988年10月 剣の舞
1989年3月 地球をさがして
1989年7月 太陽がいっぱい
1990年2月 荒野のメガロポリス
1990年5月 Little Birthday
1990年8月 CO CO RO
1990年11月 笑ってよ

さて、上記の中でサビや振り付けなどどれだけ覚えている曲がありますか?
きっと、黄金期の楽曲ほどの印象や記憶はないと思います。

レコード売り上げ枚数にも衰退期の影がよくわかります。

剣の舞 【60.8万】
地球をさがして 【47.2万】
太陽がいっぱい 【69.3万】
荒野のメガロポリス 【26.4万】
Little Birthday 【23.6万】
COCORO 【20.6万】
笑ってよ【19.2万】

これ以降は売り上げ低下が止まらず
ついに93年に入ると10万枚を下回ります。



1989年オリコン月間シングルチャート第1位は以下の通り

1月 恋一夜(工藤静香)
2月 激愛(長渕剛)
3月・4月 涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜(Wink)
5月 嵐の素顔(工藤静香)
6月 Diamonds(プリンセス・プリンセス)
7月 世界でいちばん熱い夏(プリンセス・プリンセス)
8月 太陽がいっぱい(光GENJI)
9月・10月 黄砂に吹かれて(工藤静香)
11月 One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜(Wink)
12月 白いクリスマス(JUN SKY WALKER(S))

アイドルからバラエティに時代がシフト

光GENJI衰退の要因はいくつかあると思いますが
一番大きな要因の1つは「露出度の低下」があると思います。

時代の流れとともにテレビ界では歌番組が次々と姿を消していきます

1986年ザ・トップテン終了
1988年ザ・ベストテン終了
1990年夜のヒットスタジオ終了

さらに後の怪物アイドルグループ"SMAP"の台頭も要因の1つ。
1988年4月、SMAP結成。
1991年1月1日に日本武道館で最初のコンサートを行い、
同年9月9日、「Can't Stop!! -LOVING-」でCDデビュー。

同時に、当時のアイドルが活動の主流としていた音楽番組が次々と減り
「アイドル氷河期」と呼ばれる時代に入ってから、バラエティなどに進出していった。
 (1090001)

まさしくSMAP台頭時期と光GENJI衰退の時期が
ピタリと重なります。

またこの時期以降、ジャニーズ事務所のアイドル達は
アイドルという枠を超え、バラエティを中心にテレビに露出。
結果、現在でも活躍しているグループが多く存在します。

~SMAP以降のデビュー年表~

1991年 SMAP
1994年 TOKIO
1995年 V6
1997年 KinKi Kids
1999年 嵐

最後のスーパーアイドル

21 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • I.O 2020/1/19 09:59

    光GENJIが解散してから今年で没後25年。
    彼らが解散する前年夏に、大沢樹生さん・佐藤寛之さんが脱退し、光GENJIは5人体制となり光GENJI SUPER5として再スタートを切りましたが、ピーク時に比べると人気も徐々に落ち込むのに加えメンバーの不仲説が囁かれ、95年夏のコンサートを最後に彼らは解散しました。グループ無き後・現在もジャニーズに所属しているのは、最年長の内海光司さんと最年少の佐藤アツヒロさんの二人だけで、諸星和己さんは解散後に事務所から独立し、今のジュニアは元光GENJIの諸星さんを知ってるメンバーは消して多くは無く、諸星さん自身も後輩の冠番組(嵐・関ジャニ他)のオファーを断り、現在の彼はNYに在住しメディアに出るのは年間数回程度となってます。

    すべてのコメントを見る (1)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

大人の女子にとってはどれも懐かしい!女子に人気の記事・スレッド一覧

ふんわりとした絵柄とタイトルが印象的。斉藤倫さんの漫画まとめ

ふんわりとした絵柄とタイトルが印象的。斉藤倫さんの漫画まとめ

別冊マーガレット、cookieなどでおなじみの漫画家・斉藤倫さん。ふんわりとした絵柄とタイトルが特徴的な作家さんです。今回は斉藤倫さんの作品を振り返ってみましょう。
saiko | 327 view
『こっちむいてみい子』は実は二つの原作からできたアニメだった!?

『こっちむいてみい子』は実は二つの原作からできたアニメだった!?

1998年に放送されていた大人気アニメ『こっちむいてみい子』のストーリーは、実は二つの原作をもとにされていたことをご存知でしたか?今回はストーリーや登場人物の他に、アニメの元になった原作についてご紹介したいと思います。
がきんこ | 1,369 view
ミドルエッジ女子必見!講談社「なかよし」が創刊65周年!記念原画展が開催決定!!

ミドルエッジ女子必見!講談社「なかよし」が創刊65周年!記念原画展が開催決定!!

1954年の創刊以来、女の子に愛されてきた漫画雑誌「なかよし」が、2020年1月号で65周年を迎えます。それを記念し、原画展の開催が決定しました。今回二度目となる告知ですが、「なかよし」に連載されていた名作もご紹介します。
隣人速報 | 1,560 view
【お伽話を語ろう】わがまま(?)姫の戦国ラブファンタジー

【お伽話を語ろう】わがまま(?)姫の戦国ラブファンタジー

時は戦国、物語の主人公は大国安住の一人娘と小国加賀城主。世間知らずで呑気な千沙姫と若くして国を背負う強くて優しい一清のラブロマンス。柳原望先生の『一清&千沙姫シリーズ』の魅力をたっぷりご紹介します。
hinaka | 615 view

関連する記事こんな記事も人気です♪

元・光GENJIの内海光司(56)と佐藤アツヒロ(50)が「ダウンタウンDX」に出演!「結婚したいとかないの?」に回答!!

元・光GENJIの内海光司(56)と佐藤アツヒロ(50)が「ダウンタウンDX」に出演!「結婚したいとかないの?」に回答!!

読売テレビ・日本テレビ系列で放送中の「ダウンタウンDX」6月20日放送分にて、元・光GENJIの内海光司(56)と佐藤アツヒロ(50)がゲスト出演し、自身の結婚観などについて語りました。
隣人速報 | 548 view
元光GENJI・佐藤アツヒロ(50)が人気RPG「ロマンシング サガ」の舞台に出演!!

元光GENJI・佐藤アツヒロ(50)が人気RPG「ロマンシング サガ」の舞台に出演!!

アイドルグループ・光GENJIの元メンバーで俳優の佐藤アツヒロ(50)が20日、東京都内で自身が出演する舞台『SaGa THE STAGE~再生の絆~』の製作発表に出席しました。
隣人速報 | 189 view
光GENJIの再結成はある!?メンバーの思いは!?

光GENJIの再結成はある!?メンバーの思いは!?

1980年代後半に一世を風靡したジャニーズ事務所のアイドルグループと言えば、光GENJIを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ローラースケートで歌って踊るところも斬新でした。男闘呼組が再結成したように光GENJIも再結成はあるのでしょうか。今回は再結成に関するメンバーの思いや全盛期の活躍についてもご紹介します。
そうすけ | 580 view
元光GENJIの山本淳一(50)、佐藤寛之(52)、少年隊の植草克秀(56)が奇跡の3ショットを披露!!

元光GENJIの山本淳一(50)、佐藤寛之(52)、少年隊の植草克秀(56)が奇跡の3ショットを披露!!

元光GENJIでタレントの山本淳一(50)がこのたび、自身のインスタグラムにて同じく元光GENJIの佐藤寛之(52)、少年隊の植草克秀(56)との3ショットを公開し、ファンを中心に大きな話題となっています。
隣人速報 | 4,303 view
「最後のスーパーアイドル」光GENJIのヒット曲を振り返ってみた!

「最後のスーパーアイドル」光GENJIのヒット曲を振り返ってみた!

ジャニーズのアイドルはどの時代にもいますが、光GENJIほど、デビュー当初から老若男女に人気があり一世を風靡したグループはなかなかいないのではないかと思います。(筆者の世代のせいですかね・・・)光GENJIのヒット曲を改めて振り返ってみました。
saiko | 7,139 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト