トヨタ・セリカ5代目(T180型)&6代目(T200型)を懐かしんでみる。
2017年2月2日 更新

トヨタ・セリカ5代目(T180型)&6代目(T200型)を懐かしんでみる。

トヨタセリカ、80~90年代のスポーツカーブームで人気を博しましたね。5代目、6代目で大きく印象の異なるセリカでしたが、私はどちらのモデルも好きでした。

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トヨタ・セリカ

セリカは、トヨタ自動車が1970年から2006年まで製造・販売していたハードトップおよびクーペ型の乗用車。日本初のスペシャリティ・カーとして初代モデルは70年代に一世を風靡した。

歴代モデルには斬新なデザインが採用され、北米や欧州にも輸出された。日本国内の取り扱い販売店はトヨタカローラ店。

1986 TOYOTA CELICA GT-FOUR Ad - YouTube

前輪駆動に大変革を遂げた4代目セリカ

5代目 T180型(1989年-1993年)

中学生時代、T180型に憧れていました。
T180型

T180型

1989年9月、セリカは5代目にモデルチェンジ。CMにアメリカの俳優 エディ・マーフィーを起用。 先代のイメージを踏襲しつつ、ニューエアロフォルムと呼ばれる未来感覚にあふれる個性的なスタイリングを纏って登場。
プラットフォームは先代をベースとしていながら、サスペンションのリファインが行なわれて剛性が上げられている。さらにフルタイム4WDであるGT-Fourのリアデフには、日本初のトルセンリミテッド・スリップ・デフを装着。
限定車として、油圧制御式アクティブサスペンション装着車が用意された。オーディオは10スピーカーのスーパーライブサウンドシステムがオプション設定された。2ドアクーペも用意され、アメリカやカナダ等で販売された。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d4/Toyota_Celica_ST183C.jpg/1920px-Toyota_Celica_ST183C.jpg (1294791)

1990年8月には、先代と同様に輸出仕様車のみの設定のクーペボディを、ASCによって改造されたコンバーチブル(ST183C型)を追加。
GT-FOURには前後ブリスタータイプのオーバーフェンダーにより、ワイドボディ化されたGT-FOUR A(ST185H型)が登場。
1991年8月にはリアコンビネーションランプやフロントとリアの細部の意匠が変更された(エンブレムがトヨタマークに変更)。ドア内にサイドインパクトビームが追加され、後席3点式シートベルトが装備された。
トランスミッションはシンクロナイザーが強化されるなどのマイナーチェンジが実施された。標準ボディとワイドボディ2種類が混在していたGT-FOURは全てワイドボディ化され、GT-Four Aはラインナップから消滅した。またGT-Fourは標準装備のタイヤとホイールが15インチ化。
ワイドボディ化によりタイヤ選択の幅が広がり、ブレーキサイズの拡大により制動力が向上。

ST182 トヨタ エディマーフィセリカ - YouTube

1991 TOYOTA CELICA Ad - YouTube

6代目 T200型(1993年-1999年)

四ツ目の愛称で親しまれたT200型。
先代のシャープさと一変した厳ついフェイスが魅力的でした。
T200型

T200型

1993年10月に発表された6代目のセリカは、より一層高められたスポーツ性を特徴とした。全モデル3ナンバーサイズとなったシャシーは新しい設計で剛性が向上、カリーナEDとコロナ・エクシヴと共用。
重量は逆に20kg程度軽量化。
MT車にはビスカスLSDが搭載、オプションでスポーツABSも選択可能とし、更なるスポーツドライビングを実現。2ドアクーペも用意され、アメリカやカナダ等の北米地域で販売された。
1994年2月には、新しいWRCホモロゲーションモデルのGT-FOUR(ST205型)が登場。搭載されるツインカムターボ3S-GTEはレーザークラッドバルブシートや、インジェクター容量の拡大(430cc→540cc)、メタルガスケットの採用、Dジェトロ燃料供給方式や水冷式インタークーラーなどにより255psとなった。
駆動方式は先代同様フルタイム4WDだが、スーパーストラットサスペンションを装着しブレーキも対向4ポット(前)、対向2ポット(後)のアルミキャリパー4輪ベンチレーテッドディスクとなり制動力も向上。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cb/Toyota-Celica-T200-convertible.jpg/1920px-Toyota-Celica-T200-convertible.jpg (1294797)

1994年9月には日本市場向け量産型としては3代目となるコンバーチブル(ST202C型)を発売。ASCが引き続き手掛けた電動幌開閉装置は先代までの油圧式からオール電動モーターに変更され、3分割のレールが外側に広がりながら重なり合う「アウターフォールド機構」の採用で省スペース化を実現。後部座席幅が260mm広がり、大人男性2人でも窮屈にならない程度に改善。
また、リアウインドウに初めてガラス(電熱線入り)を採用。幌を閉じた状態はクーペタイプに見劣りしないスマートなシルエットとなった。ボディはクーペと異なり、3ドアリフトバックではなくモノコックボディを採用している事が一番の特徴であろう。これによりクーペタイプとほぼ変わらない重量と剛性を実現。
ST202CはST183Cなどと同様に北米仕様のセリカクーペをベースとしているため、ST200型セリカクーペのフロントマスクを日本独自のデザインにして販売していたカレンとは、トランクパネルやテールランプなどリア周辺の部品が共通している。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/44/GT-FOUR_ST205.jpg/1280px-GT-FOUR_ST205.jpg (1294798)

1997年12月にはエンジン改良等のマイナーチェンジが行われ、特にSS-II、SS-IIIに搭載される3S-GEエンジンはマイナーチェンジの枠を大きく超える改良が施された。3S-GEのエンジン本体の変更点は、VVT-i採用のBEAMSとなった。
VVT-i採用に伴って、オイルポンプの吐出量の増量化、オイル通路の新設、プーリーの追加、タイミングベルトカバーの形状変更、タイミングベルトの歯数・材質の最適化、ECUの変更などが余儀なくされた。その他、エンジン関係の変更点としては、シリンダーヘッドガスケットのメタル化や、シリンダーヘッドの形状変更、バルブ挟み角の変更、ピストンの軽量化、インジェクター噴射口数の増加、ダイレクトイグニッションの採用など。
以上のようなフルモデルチェンジに迫る改良の結果、最高出力と燃費が大幅に向上(200ps)。同時にエクステリアも変更を受け、マルチリフレクター(ハイビーム)プロジェクター(ロービーム)ヘッドライトを採用、GT-FOURとSS-IIIには大型リアスポイラーやサイドマッドガードが標準装備された。
インテリアの変更点は、メタル調パネルの採用(全グレード)や、エアバッグの小型化(全グレード)、ホワイトメーターの採用(3S-GE搭載車)などがある。以上のような目まぐるしい改良が行われたにもかかわらず、販売的には苦戦を強いられ、わずか1年半後には次期モデルにバトンタッチすることになった。

1993 toyota celica cm japan 2 60sec (トヨタセリカ) - YouTube

以降「つり目」の7代目T230型(1999年-2006年)をもって生産終了となりました。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/76/2002_Toyota_Celica_01.jpg (1294801)

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  • I.O 2020/1/14 21:39

    トヨタを代表するスペシャリティカーがセリカで5代目のT180系にもGT−FOURや遅れてですがオープンカーの設定も有り、こちらも人気を集めましたが、6代目のT200系あたりから人気は下降線を辿り、ラストの7代目はGT−FOURもオープンカーも外され、エンジンもノンターボオンリーとなり、2006年にセリカは36年の歴史に幕を降ろしました。また永遠のライバル・シルビアも2002年に終了し、排ガス規制の波に飲まれたのが要因でした。

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