【ドラマ最終回シリーズ！】ラブコンプレックス【ネタバレしてます】

「愛」が欠落した登場人物たちが自分のコンプレックスと向き合っていくドラマ。キャストは豪華なのにマニアックで、レズの伊東美咲や宗教にハマるりょう等、無茶苦茶な展開を楽しめます。そんな『ラブコンプレックス』の最終回をチェック！

『ラブコンプレックス』ドラマ情報

制作局：フジテレビ
放送期間：2000年10月～12月
主な出演者：唐沢寿明/反町隆史/木村佳乃
脚本：君塚良一
最高視聴率：18.4%

主題歌：Free/反町隆史

反町隆史 free- YouTube

『ラブコンプレックス』あらすじ

真行寺アユム（反町隆史）はコンピューター会社「ワンダーエロクトロニクス」の本社に呼ばれ、松方専務（段田安則）から「秘書室に『潜入』せよ」と異動指示を出される。

秘書室には、リーダー的存在の荒瀬シズク（木村佳乃）、柊サダ（りょう）、蜷川キイコ（小雪）、連城ミヤビ（西田尚美）、野乃リリ（伊東美咲）、島木ミン（一戸奈未）、佐原アミ（高橋ひとみ）という、個性が異なるモデル並みの美女7人が在籍していた。

突然の異動に首をかしげるアユムが紹介されたのは、新秘書室長竜崎ゴウ（唐沢寿明）だった。

松方専務が続ける。
「役員会の経費900万円が消えた。秘書たちがやったとしか考えられない。君たち二人で犯人を探せ」と命じられる。

有能なサラリーマンか、ちゃらんぽらんか、全くつかみ所のないゴウをボスに、アユムは「秘書室潜入調査」を開始した。

だが、敵もさる者。
しおらしく見せているが、初日の顔合わせ飲み会を全員ですっぽかす。

ゴウとアユムは、翌朝から本格的に「一本釣り」調査を開始するが、秘書たちは口に出せぬ“裏側”があるようである。

そんな折、副社長が愛人宅で倒れる。ゴウとアユムは処理の仕方が分からない。

ゴウらは秘書に方法を尋ねるが、シズクはやらないと言う。
「君たちの行動は職場放棄だ」とアユム。
しかし、新任の人ではどうすることもできない。

やがて「やってもいいですが、ここからお二人は異動してください」と脅す。

ゴウは条件を飲む振りを見せ、秘書たちに処理させるのだったが・・・

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『ラブコンプレックス』ネタバレ最終回

シズクとキイコは、二人で死ぬ決心を固めた。

それを知ったアユムはどうにかして食い止めようと、シズクと同棲している売れないコメディアンのパンチライン・ミノル（中川礼二）に連絡して、自殺を防ぐ。

一方サダは、ゴウの正体を突き止めようとする。

そのゴウは松方親子の追放をもくろむ副社長らに社外の株を集めるように指示する一方、松方専務には副社長らが社長解任に動いていることを伝え、その前に臨時役員会議を開き、社長に就任するよう指示する。

松方専務側も副社長側も見事に掌握し、したたかに笑うゴウ。
しかし、彼の目的は会社を乗っ取ることではなかった。

ゴウは、サンタクロースの衣装を身に着けた悪魔のように、秘書の間を飛びまわり、心の奥の傷を暴いては、弄び始めるのだった。

販売したパソコンすべてがウィルス感染し、ワンダーエレクトロニクス社は一大事に陥った。

調べてみると、社内の技術者が同梱のソフトにウィルスを忍ばせたのだったが、その理由が「耳元でメリークリスマスという声が聞こえてきたから」だと言う。

ゴウの仕業だ。

ワ社は裁判を起こされ、グループの監査が入り、役員はすべて逃げ出した。

そんな折、横領の犯人はサダであったことが判明する。新興宗教の教祖が原因だった。

シズクもキイコもほかの秘書たちも、ますます、のっぴきならない地獄へ向かっていく。

アユムはゴウと対決することを決心する。
アユムの「おまえは人間（ひと）らしいことをしたのか？」という問いに「飼っていた犬が死んだので生ゴミの日に捨てたよ」という答えをきっかけに、二人の殴り合いが始まる。

そして長い格闘の末、「お母さん、泣いてるよ。お前が悪いから」と言われ逆上し、アユムはゴウの首を絞めて殺してしまう。

アユムは母の音子（江波杏子）に幼少期に暴力を振るわれ、強いコンプレックスを持っていたのだ。

そこに、シズクが現れるが「来るな！・・・もう、寒くない」と言い残し窓から飛び降りて死んでしまう。

シズクは残された秘書たちと順に面会する。
そして、「結局、ゴウは私たち全員を助けてくれたんじゃないか」そう思うのであった。