【男子テニス】才能のカタマリ・ボリス ベッカーはなぜ時代を作れなかったのか?
2016年11月25日 更新

【男子テニス】才能のカタマリ・ボリス ベッカーはなぜ時代を作れなかったのか?

爆発力のあるプレーで見るものを魅了したボリス・ベッカー。才能は素晴らしいものがありましたが、もっとブレイクしてもおかしくない選手でした。

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ボリス・ベッカー

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ブンブンサーブと名付けられたビッグサーブが代名詞のボリスベッカー。サーブ&ボレーを主体としたプレースタイル、どちらかと言えば速攻型のプレーヤーです。
リターンゲームではストローク主体でプレーするのが普通だったので、オールラウンダー寄りとも言えます。

長い期間トップ10を維持していた息の長いプレーヤーです。
国籍:ドイツ 出身地:ライメン
1967年11月22日(47歳)
身長:190cm  体重:85kg

デビュー:1984年  引退年:1999年
ツアー通算:64勝  シングルス:49勝  ダブルス:15勝
生涯通算成績:967勝350敗  
シングルス:713勝214敗  ダブルス:254勝136敗

ウィンブルドン優勝・通算3回

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1985年、ウィンブルドン選手権にて、大会史上最年少の「17歳7ヶ月」で初優勝を飾る。世界ランキング38位のノーシードから勝ち上がり、決勝で南アフリカのケビン・カレンを 6-3, 6-7, 7-6, 6-4 で破った。
1986年にも同選手権決勝で決勝に進み、悲願の初優勝を目指したナンバー1のイワン・レンドルを破り、18歳で大会2連覇を達成。
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1988年から1991年にかけて4年連続で同選手権の決勝に進出する。そのうち1988年から1990年前は3年連続でステファン・エドベリと決勝で対戦した。1989年はエドベリを破って優勝を果たしたが、1988年と1990年には敗れている。

Becker Lendl Wimbledon 1989 highlights - YouTube

1989年・レンドル戦
リターンが冴えていたベッカーの勝利です。
ボルグやマッケンローといった選手よりもある意味ではウィンブルドンに愛されたプレーヤーとも言えるのではないでしょうか。
優勝は3回、決勝進出は85、86、88~91、95年の7回です。ウィンブルドンの勝利数は71勝を数えます。

4大大会優勝・通算6回

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1989年にウィンブルドンに続いて全米を制し、初めてウィンブルドン以外のグランドスラムタイトルを獲得した。 その後1991年には全豪オープンでも初優勝を果たし、キャリア終盤の1996年には2度目の全豪制覇を成し遂げている。1996年の全豪決勝では、ベッカーと同じく17歳でグランドスラム初優勝を果たしたマイケル・チャンと好勝負を繰り広げた。 ベッカーの全仏オープンの最高成績はベスト4である(1987年・1989年・1991年)。 ベッカーは全仏を筆頭にクレーコートでは1つもタイトルを獲得できなかった。
4大大会はウィンブルドンの3回以外にも全豪2回、全米1回優勝しており、通算6勝です。80年代後半から90年代前半までに5勝をあげており、ベッカーの全盛期と言える時期かもしれません。

96年の全豪優勝以降はグランドスラムの出場もほとんどなくなり、99年のウィンブルドン4回戦でラフターに負けたのが最後でした。

ツアー最終戦・優勝3回

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ベッカーはATPワールドツアー最終戦のATPワールドツアー・ファイナルも優勝3回を誇ります。決勝進出の回数は8回、キャリア終盤の94~96年までは3年連続の決勝進出です。

ツアーファイナルはランキング上位8名の招待となる大会であり、その年の最終戦です。誰が勝っても不思議はないハイレベルの大会なのです。

ベッカーの8回を超えるのはレンドル(優勝5回)、フェデラー(優勝6回)の9回の2名のみです。
90年代最高のプレーヤーとも言われるサンプラスは6回の決勝進出、優勝3回です。

ライバル・エドバーグとの対戦成績

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