昭和のオカルトの人気テーマ「人体発火現象」
昭和時代に全盛を極めた「オカルト」。インターネットの無い時代においては、心霊や宇宙人、超能力などを信じる方も今より多かったと記憶しています。そんなオカルトの一ジャンルとして「人体発火現象」というものがあったのを覚えていますでしょうか?
そもそも「人体発火現象」って何だ?
人体発火現象とは、状況的に人間の体が「自然に発火した」と推測される現象や事件を指す用語であり、人体自然発火現象とも呼ばれています。状況的には「燃えた人の周囲に火の気がなかった」といった点があります。そして、その原因については様々な議論が巻き起こっています。
どういった人が人体発火するのか?
人体発火現象の犠牲者には一定の共通点があります。①アルコール依存症、②年配の女性といった点です。しかしながらそれに当てはまらないケースも当然あり、「こういう人が人体発火を起こす」という共通認識はいまだ形成されていないのが現状です。
事件現場にも共通点が!
人体発火現象が起こったと思われる現場にも、一定の共通点があります。①犠牲者の周囲だけが燃えており部屋全体は燃えていない、②体が焼失するほどに激しく燃える、といった点です。当然部屋には火の気はなく、どのような原理でこのような状況が生まれるのかいまだに解明されていません。
よしゃー頑張ろー💪#ホットホット党 pic.twitter.com/rVyUch1QAS
— yui (@yui_418) July 20, 2017
燃える際には「体の一部がホットホット!」となるのだろうか?
※画像はイメージです。
※画像はイメージです。
実際に起こった事例は?
次に、実際に発生した人体発火現象の事例をいくつかご紹介します。欧米を中心に、散発的に事例が見られます。
メアリー・リーサー
1951年7月、アメリカ・フロリダ州のマンションで、当時67歳のメアリー・リーサーが焼死しているのを息子が発見しました。遺体はほぼ完全に焼け、片足だけが残っているという異様な状況でした。彼女は喫煙者であり睡眠薬を飲んでいたとのことですが、それが発火との因果関係があるかは不明です。
via es.wikipedia.org
彼女と同様に、足(下半身)を残して遺体となって発見された例は、1970年3月のマーガレット・ホーガン(89歳の女性、アイルランド)、1980年のヘンリー・トーマス(73歳の男性、イギリス)などの例があります。
マイケル・フェアティ
via ja.wikipedia.org