芸人キラー 黒柳徹子 vs お笑い芸人 難攻不落の徹子の部屋に散る挑戦者
2023年1月29日 更新

芸人キラー 黒柳徹子 vs お笑い芸人 難攻不落の徹子の部屋に散る挑戦者

「徹子の部屋」は、黒柳徹子がリスペクトと思いやりのある語りでゲストの素顔に迫っていく、非常に穏やかな安心してみていられる番組。ところお笑い芸人に対しては、なぜか瀕死の状態に追い込んでしまい「芸人殺し」「芸人キラー」と恐れられた。

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2009年2月5日、ココリコが出演。
結成30周年のココリコは、小中と同級生。
中学では共に野球部だったが遠藤章造は野球推薦で高校に入り、田中直樹は野球の道を諦めてデザイナーを目指した。
数年後、夢破れ、お笑いの道を歩み出そうとした遠藤が、専門学校の卒業制作に取り組んでいた田中に目をつけ。2人でツテもなく東京へいき、1ヵ月後に受けたオーディションに合格して吉本興業入り。
これを聞いて徹子は
「お笑いの人って、普通もう少し考えてなるものじゃないの?」
そして何か面白いことをするようにリクエスト。
するとココリコは、生徒の出席を取る学校のコント。
田中は、徹子に
「名前を呼んだら返事をしてください」
とお願いした後、クセのある点呼をする先生となって
「よく見れば黒柳」
徹子は食い気味に
「はい」
「お前は黒柳じゃないだろう。
黒柳じゃないのにどうして返事をするんだ?」
徹子が困った表情をしていると遠藤が
「先生、よくみてください」
と田中をたしなめ、2人揃って徹子を凝視。
「失礼しました。
よく見れば黒柳でした」
笑いは起こらず、微妙な空気が流れるスタジオに田中は失笑。
徹子は
「これがどういう風に面白くなっていくのかなと思って」
と冷静にコメント。
「冒頭から不機嫌にさせてしまい、申し訳ありません」
謝る遠藤に
「私もできることなら笑いたい。
笑いたいと思っていました」
といって、さらに遠藤をタジタジにさせた。
番組後半、徹子は遠藤にテッパンネタ「ホホホイ」をリクエスト。
いきなりの無茶ブリに緊張した遠藤は、カメラが自分を捉える前に自分の頬を叩き出してしまった。
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2009年2月6日、アナウンサーの小宮悦子が出演。
徹子は「ザ・ベストテン」で、小宮は「ニュースステーション」で、久米宏と共演していたが、お互いに
「鍛えられた」
と奇妙な三角関係を告白した。
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2009年8月10日、小学生兄弟漫才コンビ、まえだまえだが「徹子の部屋」に出演。
いたいけな小学生にも、徹子がキラーぶりを発揮するのか。
それともまえだまえだが百戦錬磨の兄さんたちを差し置いて徹子を爆笑させるのか。
注目が集まる中、小5の兄、航基と小3の弟、旺志郎は元気に登場。
まずはネタみせでテッパンのサバネタ漫才を披露。
「関西弁なので、とってもなんかね、漫才らしい気がします」
徹子がいうと
「漫才らしい感じやなくて漫才やから。
ネタやから」
と臆せずツッコんだ。
「隣に好きな子が来たときは短くて、嫌いな子がいるときは長いんや」
という小3の旺志郎に徹子は
「そういうとき自分は運が悪いな、人生っていやなものだなっとか思わない?」
「そんなことは人生とは遠いことや」
徹子は、大人のように悪いことに引きずられず、いつも前を向いて明るく生きている子供の力に驚かされた。
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2009年8月31日、出川哲朗が出演。
前回(3年前)の出演時には「哲朗の部屋」にチャレンジして惨敗。
その後、数々の修羅場をくぐり抜けてきた出川だが、
「俺はビビリながらスタジオの扉を開けた。
その後の記憶がない」
と告白している。
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2010年2月2日 、ゲストに次長課長が登場。
河本準一が徹子の席に座り、徹子は生年月日が「徹子の部屋」の放送開始日という井上聡と共にゲスト席に座って「準一の部屋」がスタート。
転校生で友達がいなかった河本が、野球部でキャッチボールのコンビを組んだことで井上と親しくなったというエピソードを話した後、
「本当のキャッチボールから、会話のキャッチボールをするコンビになるとは」
とピカっと輝くコメントをするも、徹子は
「そう、そう、そう、そう」
とスルー。
井上が
「ウマいこといったけどね」
とフォローすると
「あ、ゴメンね。
もう1回いって」
とまさかのやり直しを要求。
河本が
「本当のキャッチボールから、会話のキャッチボールをするコンビになるとは」
というと
「それだけ?
その後にもっと何かあったのかと思った」
とまったくキャッチボールができなかった。
さらに
「じゃ、何か面白いことやってもらっていいですか」
といい、井上が
「占い師(のネタ)なんですけど、占いが外れているのにさも自分発信でいったんだよという雰囲気を出す占い師」
と解説すると
「そんな風に説明しないと通じないようなものをやろうっていう・・」
とチクリ。
ネタをみた後には
「笑いました」
と喜んだものの
「はじめの説明は必要なかったと思いますよ」
と再びダメ出し。
ムチャぶりは続き、曲も何も流れない中、河本はタンバリンを叩き、井上は歌った。
逆に2人のリクエストで「ジェスチャーゲーム」が始まったが、徹子は歌い出したり
「バッ!バッ!」
と効果音を発したり、ルール無視で暴走。
ジェスチャーに手こずると
「このゲームおもしろくないんじゃない?」
と打ち切りを要求するなどやりたい放題で芸人殺しの実力をみせつけた。
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2010年5月1日、上海万博が開催。
伝統芸能からコスプレまで幅広く日本文化を紹介するイベント「ジャパンウィーク」に
「かわいいものは平和の象徴だから」
と徹子は杏と共に大天使ガブリエルのコスプレで出演。
大きな羽とたくさんのスパンコールがついたピカピカの天使の衣装、白い毛皮のマント、頭はハートの形に大きく結って、かわいい天使になり切った。
そして琵琶の伴奏で「草原情歌」という 少年が女の子に片思いする気持ちを歌った中国の有名な歌を、京劇(中国の代表的な音楽劇)風に高い声で、デタラメな中国語で歌い、会場を大爆笑させた。
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2011年2月21日、アースマラソンを完走した間寛平が凱旋出演。
2008年、出発前に出演したとき
「カーナビ持って走れ」
「ギャグを織り交ぜながら走れ」
などと徹子にいわれ、吉本興業が自分に対して生命保険をかけるのをみて
「死ぬのを期待されている」
と思いながら、大阪府大阪市のなんばグランド花月をスタート。
走って千葉県まで移動し、ヨットで太平洋を横断し、アメリカ上陸。
ロサンゼルス、シカゴ 、ニューヨークとアメリカ大陸を走って横断。
ヨットで大西洋を横断し、フランス上陸。
マラソンを再開し、ベルギー、オランダ、ドイツ、デンマーク・、チェコ、スロバキア、ハンガリー、セルビア、ブルガリアとヨーロッパを抜け、トルコでアジアに入るも前立腺ガンを発症していることが判明。
イラン、トルクメニスタンと続行した後、アメリカに戻って治療。
病気療養のために活動をセーブしていた忌野清志郎は、友人である寛平のために2年3ヵ月ぶりに、
「RUN寛平RUN」
「走れ何処までも 」
という2曲の応援ソングを作成していたが、寛平がアメリカ滞在中に死去。
人目をはばからず号した寛平は、2ヶ月の治療後、トルクメニスタンに戻ってマラソン再開。
アジア を走り切った後、青島からヨットで出航 し、福岡県博多で2年ぶりに日本へ上陸。
マラソンを再開し、出発地のなんばグランド花月にゴールし、陸上2万km、海上1万6000km、合計3万6000kmを移動を達成した。
そんな壮大な感動プロジェクトを終えた寛平に対し、徹子は
「ヨットでの移動中は走っていないんじゃないかしら」
とまさかのダメ出し。
「恐るべし」
寛平は改めて思った。
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2011年4月5日、「徹子の部屋」にピースが登場。
「このへんで何か、面白いことやって」
といきなりフラれ
「黒柳さん、ギャグとかお好きですか?」
「好きですよ、もちろん。
面白けりゃ何だって好きですから・・・」
「じゃあ、お願いします」
綾部祐二の合図で、又吉直樹はソファーから立ち上がり、駄々っ子のように腕と体を振りながら
「やだよーやだよーやだよー、還暦迎えたくないよぉー」
これに徹子は
「そうですか」
とキラー対応。
「1つでいいですか?」
「まだ、あるもんな」
徹子と相方にフラれ、又吉は次に移行。
走るジェスチャーから
「これで20円もらえんねん」
というギャグを放った。
「どうですか?」
綾部が笑顔で聞くと徹子は
「どういうこと?」
説明を求める徹子。
「大人でも?
大人でも20円もらえるの?」
と真顔で質問。
そして
「それチョットわからないです。
もう1回やっていただけますか?」
「1回だけじゃわからないですもんね」
「わからなかったの。
ごめんなさいね」
非情な2人に又吉は再度、走るジェスチャーから
「これで20円もらえんねん」
徹子は又吉を冷たい目でみながら
「そうですか」
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2012年2月14日、フットボールアワーがゲスト出演。
後藤輝基が岩尾望がブサイクであると話すと、徹子は
「そんなにブサイクではない」
それに対して後藤は再度、岩尾がブサイクであることを説明。
徹子は、
「そうでもない」
と否定しつつ、岩尾の
「ヒゲが画面に残る」
と指摘。
続いてフットボールアワーのM-1で優勝したことを紹介し
「突然ですが、漫才を」
とリクエスト。
そしてフットボールアワーの漫才をみて、岩尾に対しては、
「人の聞いていない感じがする」
後藤には
「声が大きくてよかった」
などと話した後、2人の顔をマジマジとみながら
「(岩尾が)ブサイクで、ツッコミが強いというコンビと資料に書いていますけど、どちらがブサイクの方ですか?」
よしもと男前ランキング、最高6位の後藤はショックを受けた。
その後も徹子は
「ボケとツッコミを交替して漫才」
「岩尾がシャキシャキして漫才」
などムチャブリを連発し、結成13年目の実力派コンビは無理難題に対処。
とにかく面白い話をしようと一所懸命だった岩尾は、エンディングテーマが流れ始めたとき、
「今日は出演させてもらえて嬉しかったです」
と感謝のコメント。
それを受けて徹子は
「今日はほとんど何をいっているのかわからなかった」
と返した。
岩尾はショックを受けたが、放送終了後、ヤフー リアルタイム検索で
「岩尾死亡」
という言葉がトレンド入り。
再びショックを受けた。
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2012年8月13日、オリエンタルラジオが「徹子の部屋」に出演。
オープニング、
「どーーーもーーーー!」
藤森慎吾はチャラ男全開で登場。
徹子に
「やんないの?早く」
と促され、
「OKでーす。
相変わらず、君、きゃわいいねー」
指をさされた徹子は一瞬沈黙した後、
「この2人です」
と淡々とゲスト紹介を終えた。
トークが始まると
「出てきてすぐ『君、きゃわいいねー』ってやってほしかったんだけど、ちょっと間合いが悪かったんで・・」
といきなりのダメ出し。
「『君、きゃわいいねー』しかいわないの?」
といわれた藤森は
「徹子さん、今日はどうもサンキューでーす」
と仕掛けるが
「ほう」
「全然イッチゃいまショウタイム!」
「ほう」
「徹子さん、今日はシクヨロでーす」
「ちょっとわからないんで・・・
シクヨロ?」
「ヨロシクを逆にしたんです」
「人によろしくお願いしますっていうときにシクヨロっていうのもどんなもんでしょうね」
「それいっちゃうと全体的に僕、失礼な奴になっちゃうんで」
中田敦彦は
「目上の方に『サンキューです』も失礼なんですけどね」
とフォロー。
「ほかには?」
徹子にいわれ、藤森は、
「徹子さん、どーもでーーす」
徹子の
「ウーーン、フフフ」
という微妙なリアクションに中田は
「これは『どうもです』という挨拶をしているので失礼ではない、、、、 ですかね?」
ひとしきりチャラ男をやらせた徹子は、藤森に向かって両手の人さし指を向け、
「キミ、うるさいねぇー」
「耳がガンガンするねぇー」
と「君、きゃわいいねー」風にいい、
「さっきからみてるけど、ちょっとやってみたいと思わない」
と中田敦彦に同じセリフを強要し、
「君、きゃわいいねー」
と決めると
「おおっ、相当だね」
と大喜び。
「君、アワレだねぇー」
などアレンジも連発した。
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