「女子大生」ブームのころのファッションはコンサバ
小物を見てみるとですね、
コンサバというよりは、次に来るバブルの前兆みたいなものが見えてくるんだよ。
女子ファッションの2大主流 ニュートラとハマトラ
それに対抗する形で横浜から発祥した「ハマトラ」が
2大勢力でした。
ニュートラ
1975年(昭和50年)。それまでのアメリカンなジーンズファッションへの反作用として、神戸を発信源としてトラッドファッションの新しい潮流が生まれます。以後長い間に渡り流行する「ニュートラ」の誕生。 pic.twitter.com/khe7DaOJvz
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) March 24, 2016
意味的には「?」なわけですが、
それまでの女性ファッションは
ざっくりと「大人」か「子ども」くらいの区分けしかなく
カテゴリとして認識されていなかった
「若い女性」が身につけるものとしてのスタイル定義は
確かに斬新で、魅力的でした。
トラッドを基本として、それに海外有名ブランドの商品をコーディネートするスタイルが主流。 ブレザーやワンピース、カーディガンなどの定番アイテムに、グッチやフェンディ、セリーヌ、エルメスなどの海外有名ブランド小物を合わせるというもの。 また、派手な色使いのシャツにセミタイトのスカート、ゴールドのバックルに、高級ブランドの小物を合わせるスタイルなどもある。
ハマトラ
集英社「anan」が提唱してきたニュートラに対抗して
光文社「JJ」が仕掛けたファッションです。
横浜発トラッド、略して「ハマトラ」。
80年代初め。横浜・元町発の流行、ハマトラファッション。女子大生を中心にトレーナー+タータンチェックの巻きスカート、カーディガンの肩掛けなどが流行った。右は典型的なハマトラファッションのリカちゃん。 pic.twitter.com/2lI9d43SWf
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) February 10, 2016
カジュアルなイメージ。
おとなしくてお育ちのいい
良家の子女的スタイルですね。
「JJ」は横浜・元町界隈に集う女子大生たちのニュートラとは違う独特のコーディネートに着目し、[1]“おしゃれな港町横浜のお嬢様学校・フェリス女学院大学”に通う女子大生の着る物・身に付ける物をイメージして、大学の最寄りの横浜・元町商店街で扱う商品から選んで登用した。
横浜元町の老舗ブランドとのコラボで制作された70年代ハマトラファッションのリカちゃん。発売当時大人気となった限定品だそう。北原照久大コレクション展、小田急百貨店新宿店本館11階で8/25まで開催中。お宝揃っています!(8/17は休業) pic.twitter.com/alXhSbAA9O
— 小田急百貨店 新宿店【公式】 (@odakyu_s) August 13, 2015
キタムラのロゴの入ってるバッグもですが
抱えてるバゲットの袋がポンパドール!
芸コマですね~。
ニュートラもハマトラも、キモは「小物」
着る服の種類というよりも、身につけている小物に
独特の決まりがあるんですよね。
すなわち、ブランド、というもの。
ブランドロゴプリントのもの
ミニボストンもだし、ショルダーもだし。
男子学生がセカンドバッグを抱え出したのも
ヴィトンが最初なんじゃないかとも思う。
ブランドロゴのプリントバッグは、やたらと流行ってました。
全部が全部本物だったかどうかは知らないけどね。
成金的お嬢様系ファッション。
お金持ってそうですよね。