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ポプコム(POPCOM)は、小学館が発行していたパソコン雑誌。 1983年5月に創刊し、1994年3月に休刊となった。編集は新企画社。
当初はゲームに限らず、パソコンによるホビー全般を扱った雑誌だった。当時のパソコン雑誌に見られたように投稿ゲームのプログラムリストなどを掲載したほか、小学館刊行であることを活かし、類似誌では1本しか掲載されていなかったパソコン入門漫画を同時に複数本連載したり、同社から出版された漫画を題材とした投稿イラストを多数掲載していたりと、他誌との差別化を図っていた。
初のアダルトオンリーなパソコン誌『パソコンパラダイス』
1991年7月に日本初のアダルトゲーム専門誌としてメディアックスから隔月刊で創刊。1993年4月号より月刊化。それまでパソコンゲーム雑誌で数ページだけ扱われているだけだったアダルトゲームについて誌面全体をそれだけに絞った構成で注目され、その後の類似誌の創刊ラッシュなどアダルトゲーム専門誌・美少女ゲーム専門誌というジャンルを築き上げた。また1994年1月には姉妹誌としてエロライトノベルとアダルトアニメをメインに扱う『パソパラチャット』(PPチャット)も創刊された。
ゲームディスク付きで割高だった『Disc Station』
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ディスクマガジンという、パソコン用メディアを用いた雑誌のような形態を取り、コンパイルや他社のオリジナルゲームや体験版を収録していた。コンパイルが開発していたMSX2用シューティングゲームのアレスタの店頭デモを作成しようとしたが、ROMカートリッジではコストがかかりすぎるため、フロッピーディスクで作成・配布することになった。そのディスクの容量が余っていたのでいろいろ入れてみよう、という発想からディスクステーションが誕生した。そのため創刊号のディスクステーション0号にはアレスタの体験版が入っていて1面が遊べる。この0号のみ980円だった。
90年代にしては珍しい大容量DVD付き雑誌『TECH Win』
『テックウィンDVD』(TECH Win DVD)は、エンターブレインが刊行していたDVD-ROM付きパソコン雑誌。毎号、付録DVD-ROM(創刊時はCD-ROM)に多数のフリーウェアやコンピュータゲームの体験版、オリジナルのドラマや声優インタビューなどのコンテンツを収録している。1993年11月、翌年3月・7月に『LOGiN』の増刊として発行された『TECH LOGiN』が前身。同誌は3号まで刊行の後、1994年11月18日に月刊誌『TECH Win』へ名前を変更して独立創刊した。