カワサキは1972年に排気量903ccのZ1を発売し、欧米で高い人気を博し販売成績も好調であったが、日本国内では業界の自主規制(大型自動二輪参照)により750cc超のオートバイは販売できなかったため、750ccクラスの国内版モデルが必要であった。当初はZ1のエンジンをボアダウンして発売する予定だったが、結局ボアとストロークの両方を変更して排気量を750cc(正確には746cc)とし、1973年4月に750RS(型式Z2)として発売した。
このバイクのデザインは後のカワサキのバイクにかなり影響を残していますね。
乗っていたのは
ホンダCB400FOUR
メタリック塗装や立体成型エンブレムが一般的だった当時としては珍しくシンプルなソリッドカラーとステッカー方式のロゴをはじめ、軽量化と同時にコストダウンを狙い流行の兆しが見え始めた集合タイプの4into1マフラー・フラットハンドル・リンク式バックステップなどのカフェレーサースタイルを採用した。
このバイク実は400㏄以上の排気量だったんですよね。本当は中型限定免許では乗れないはずだったんですが、このバイクは例外的に認められていたようで、すぐに400㏄以下にマイナーチェンジされてしまったのですが初期ロットの408㏄エンジンの車体は人気抜群でした。
スズキGT380
GT380
最高出力 38ps(28.0 kw)/7500rpm
最大トルク 3.8kg・m(37.3N・m)/6500rpm
車体重量(乾燥重量) 169kg
当時のライバル車だったカワサキのマッハシリーズおよびKHシリーズと比較して、エンジンは低回転域のトルクも太く、排気煙も比較的少なめであった。車体バランスが良い事に加え、2ストローク3気筒らしいスムーズな特性を実現(120度クランクは同一排気量4ストロークの6気筒エンジンに相当し、動作中はいずれかのシリンダーが必ず爆発状態となる)。オフロードの走破性も高く川の浅瀬も走れる程の非常に乗りやすい中型自動2輪で、自動車教習所にも教習車として導入された。
上位機種のGT750と同じく3気筒4本マフラーでCB400と同じく6速ミッションでした。今でもファンが結構いるんじゃないですかね~。僕も乗ってました。愛着あります!
空冷4ストロークSOHC直列4気筒
内径x行程 / 圧縮比 51.0mm x 50.0mm / 9.4:1
最高出力 37ps/8,500rpm
最大トルク 3.2kg-m/7,500rpm