最速を目指したあの頃…ミニ四駆ブームを彩った「モーター」たち
2020年10月8日 更新

最速を目指したあの頃…ミニ四駆ブームを彩った「モーター」たち

ミニ四駆ブームだった90年代中ごろ。ひたすらマシンを速くするために、さまざまなパーツを駆使して、子供たちは自分のマシンをカスタマイズしていました。特に、動力源となるモーターは重要視されており、中には、タミヤ製ではない「非正規モーター」も多数売られていたものです。

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1994年から始まった「第2次ミニ四駆ブーム」

1994年9月。ミニ四駆の『マグナムセイバー』と『ソニックセイバー』が発売されました。ほぼ時を同じくして、月刊コロコロコミックより連載開始になった『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』との相乗効果もあり、すぐに人気が爆発。世に言う「第2次ミニ四駆ブーム」の幕開けです。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!

爆走兄弟レッツ&ゴー!!

80年代に巻き起こった第1次ブームとのもっとも大きな違いは、ミニ四駆の形状。第1次は、タイヤが露出したいわゆる「フォーミュラカー型」と呼ばれるデザインだったのに対して、第2次は、タイヤが車体に覆われた「フルカウル型」と呼ばれるモデル。そのデザイン性の高さも、大いに子供心をくすぐりました。
フォーミュラカー型ミニ四駆

フォーミュラカー型ミニ四駆

フルカウル型ミニ四駆

フルカウル型ミニ四駆

豊富に取り揃えていたグレードアップパーツ

もう一つ、第2次ブームの特徴があります。それは“グレードアップパーツの豊富さ”です。第1次ブームが下火になって以降も、コアなファンを満足させるために、マシンを強化するパーツは着々と開発が進められていたようで、マグナム&ソニックセイバー発売時には、かなりバリエーション豊かになっていました。
さまざまなパーツが売られていた

さまざまなパーツが売られていた

さらに、第2次ブームの影響で、高性能かつ高価格なグレードアップパーツも次々と開発されていきます。200円~300円程度なら、まだかわいいものですが、中には大型の「ベアリングローラー」などは、当時のミニ四駆本体と同価格の600円という破格の定価で販売されていたものです。
大型ベアリングローラー

大型ベアリングローラー

ミニ四駆限定 ミニ四駆35周年記念 ブルータイヤ&ゴー...

ミニ四駆限定 ミニ四駆35周年記念 ブルータイヤ&ゴールドメッキAスポークホイール

友人同士で競い合ったり、早いマシンを作り上げたりするのが醍醐味だった

これらのパーツを自由に組み合わせたオリジナルマシンで、友人同士速さを競えるのが、ミニ四駆の醍醐味。ちょっと広めの家に住んでいる子の家には、組み立て式のコースがあったりしたものです。
ミニ四駆のコース

ミニ四駆のコース

また、ひたすら速度を追及したい人のために、「ミニ四駆スピードチェッカー」なるものも販売されていました。
ミニ四駆スピードチェッカー

ミニ四駆スピードチェッカー

速いマシンをつくるために、もっとも大事なパーツとは?

このようなコースやチェッカー、さらには、大小さまざまな大会が開かれていたこともあり、当時は、ひたすら速いマシンをつくることが、多くのミニ四駆キッズたちの関心事でした。

では、どのグレードアップパーツが、もっともスピードに直結しやすいのでしょうか?一概にはいえないものの、やはり、1番分かりやすいパーツというと「モーター」になるのでしょう。中でも、初心者向けとされたのが、『レブチューンモーター』と『トルクチューンモーター』です。
さまざまな種類のモーターが売られている

さまざまな種類のモーターが売られている

タミヤ ミニ四駆 モーターカタログより
44 件

思い出を語ろう

     
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  • ライモン 2022/3/5 04:54

    違法モーターを作ったメーカーを見たらアオシマ、童友社にアリイ、フジミとプラモデルではお馴染みのメーカーばかり…そんな所が如何にもイカつい暴走族のような雰囲気の怪しい名前とこれまた怪しい雰囲気の漂うパッケージのデザイン、そして最強!と謳うくらい異常過ぎるほど高くした回転数…あまりにも高すぎる故に子供のおもちゃで使うレベルを超えていたとかですが、タミヤから訴えられる事はなかったでしょうか?今でもそうした違法モーターが売られているそうなのですが…色々大丈夫なのでしょうか?

    ライモン 2022/2/22 21:38

    当時のミニ四駆の改造本とか読むと公認大会でよく使われていたのはレブチューンよりもトルクチューンの方でした。やはり大きな大会のコースは複雑なレイアウトのコースでストレートでのスピードよりもトルクの方を優先していたでしょう。(それと超速ギヤーの組み合わせが鉄板でした)
    違法モーターを使うととても危険です。火傷や思わぬ事故にもなるので自己責任となりますが使うならタミヤ製に限りましょう‼︎

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