アニメ 「ミラクルジャイアンツ童夢くん」
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1989年から1990年に渡って放送されていたアニメ
子供達のプロ野球離れが話題になっていた当時、子供達の人気を呼び戻すために、子供がプロ野球選手として活躍する作品として作られた。
あらすじ
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伝説の名投手を父に持つ、主人公の小学生。読売巨人軍の投手。
背番号は最初に中畑相手に投げたとき、マウンドからバッターボックスまで半分の距離までしか届かな
かったことに由来した1/2。
4年生のときに江川卓に才能を見出され、入団を要請されるが、父が早世した原因は巨人軍に酷使された末の過労死と信じていたため、頑なに拒否する。
母から父の死の真実を告げられ、父の願いを叶えるために巨人軍に入団する事を決める。
東京ドームの特性を活かした魔球が多いためか、ビジターゲームで投げる事はないが、漫画版では後期にビジターゲームでの登板シーンも何度か登場する。
入団当初は9回に投げるストッパーが主な役割だったが、後に先発もこなすようになる。
巨人軍や他球団の選手達、多くのライバル達との勝負や触れ合いの中で、数多くの魔球を駆使して巨人軍の中心選手として成長していく。
「魔球使い」の印象が強く、まだ小学生ということもあって力が未熟に描かれているシーンも多いが、実は身体能力もトップクラスである。
原作は日本を代表する漫画家
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漫画版は石ノ森章太郎を原作者とし、学研の『学習』各誌で1988年8月号から連載が始まった。
各学年ごとに複数の漫画家によって描かれており、年代に応じてメインキャラの年齢、登場人物に変化が加えられていた。
童夢のデビューから紅跳馬&ドードのコンビとの対決までの展開はどの学年も同じであったが、それ以降の展開や登場人物は学年によって異なり、連載の終了時期も学年によって異なっている。
ホームランのプレゼント
1988年に完成した東京ドームのイメージキャラクターとして1989年から1991年までの間、東京ドームで巨人の選手がホームランを打つと童夢くん人形が手渡されていた。
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とてつもない魔球の一例
スローミラージュボール
東京ドームの空調の気圧が集まるある一点に投げ込む一気に天井まで浮き上がる(この瞬間がバッターには消えて見える。)そしてまた空調の関係で一気に落下して(このときバッターには消えたボールが現れたように見える!)ホームベースを通過していくというまさに魔球。
サンダーバキュームボール
現実ではまず不可能な、180 - 270km/hもの速度を誇る超剛速球。中畑の案をヒントに、夢の島で猛特訓を重ねて編み出した。上体をのけ反らせた反動を利用して球速を上げるのが狙いだったが、そこに左脚を振り下ろすことで真空を作り出し、空気圧の差で球を押し出すという加速手段を加えることで完成した。この3号より、ドームの力を一切利用しない魔球となる。