システムの全長が140メートルに達する「ガンダム試作3号機(デンドロビウム)」
機動戦士ガンダム0083(公式サイト)
OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」(1996年–1999年)(『機動戦士ガンダム』とほぼ同時期を描いた外伝作品)
OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」(1996年–1999年)
『機動戦士ガンダム』とほぼ同時期を描いた外伝作品。制作当時の他のガンダムシリーズ作品と比べると、戦場の生々しさやリアリティを追求した描写が特徴的である。
そこに、理想に燃える青年士官 シロー・アマダが主人公として登場することで、戦争の現実とかけ離れた彼の人物像が強烈な印象をもって対比されている。シローは軍務・倫理・色恋のはざまで迷走し、「リアル」なのは兵器のメカニック描写や戦闘のみとされ、作品自体は中村雅俊の学園青春ドラマの戦場版を想定したとのことである。
シロー・アマダは第08MS小隊の隊長
全話に登場(『ラスト・リゾート』はビジュアルのみ)
劇中の設定年齢:23歳
本作品の主人公。極東方面軍所属機械化混成大隊(コジマ大隊)所属の第08MS小隊の隊長。
階級は少尉。ガンダムシリーズにおいて、初登場時に既に軍人になっている主人公としては、(作品の制作順では)『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のコウ・ウラキに次いで2人目であり、ガンダムシリーズでは珍しい、初登場の時点で成人の主人公である。
いわゆる学園青春ドラマで俳優の中村雅俊が演じたような、爽やかでありつつ熱血漢の主人公として人物造形がなされたという。
性格はバカ正直でお人好し。戦果を上げることより「生きて帰る」ことを信条としているが、自分自身は身の危険を顧みず行動する無鉄砲さが目立つ。機転が利き、咄嗟の思いつきで様々なものを使いこなすなど柔軟な思考を持つ。
シローとアイナと二人三脚でガンダムEz8を操縦しアプサラスIIIへ特攻。
もつれ合って火口に落下した際にアプサラスの爆発炎上に巻き込まれ、二人は以後行方不明になる。
後日談では、二人は生きていたということになっています。
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」は一年戦争の魅力の幅を広げてくれた名作です。後年の作品に影響をかなり与えています。
小隊メンバーに「軍を抜ける」と言い 残し、単機でアイナの救援に向かう。戦闘中、兄ギニアスに撃たれ機体から落下するアイナを間一髪で救助するも利き腕を骨折。アイナと二人三脚でガンダムEz8を操縦しアプサラスIIIへ特攻。Ez8の右腕でアプサラスIIIのコクピットを潰すも、同時に放たれたメガ粒子砲を浴びる相討ちの形でもつれ合ったまま両機とも火口に落ちて爆発炎上した。以後、公式の記録においてシロー・アマダ少尉は「消息不明」となる。
その後日談が描かれたエピローグ『ラスト・リゾート』では、左脚の膝から下を失った松葉杖姿のシローと彼の子を身篭ったアイナが、山奥の小屋で平穏に暮らしている姿が描かれている。
ギニアス・サハリン搭乗の「アプサラスIII」と「ガンダムEz8」は相討ちの形でもつれ合ったまま両機とも火口に落ちて爆発炎上した。
強大な破壊力のメガ粒子砲を放ち、基地周辺に展開していた連邦軍地上兵器群を一瞬で一掃した他、山ひとつを吹き飛ばしている。
しかしこの攻撃はジオン側(アイナ)が申し込んだ休戦協定をジオン側(ギニアス)が破って行ったものであり、密かに連邦軍が展開させていたジム・スナイパーの即座の報復攻撃により降着脚とミノフスキークラフトを撃ち抜かれて航行不能となり、ジャブロー攻略の夢はあっけなく断たれた。
その後、ジム・スナイパーを撃墜。最大出力でメガ粒子砲を発射して、後方にいた本隊のビッグ・トレーを粉砕しようと試みた。
だが発射する直前にシローとアイナが乗るガンダムEz8に頭部下のコックピットを叩き潰されて撃破されるも、僅かな差でメガ粒子砲の発射スイッチを押していたらしく、コクピット破壊と同時にメガ粒子砲を発射した。
最後の攻撃で、巨大な山の向こう側に位置していたビッグ・トレーのブリッジを山ごと破壊している(山は中央部を完全に消滅させていた)。
(右)RX-78GP01 ガンダム試作1号機 "ゼフィランサス"