やりこみ要素はあるのか!?
悪魔城ドラキュラXX (スーファミ) - YouTube
ゲーム性の面においてこだわりが炸裂している。
ステージが全て前作から一新されているのもそうだが、それ以上にユニークなのがゲームデザインの方向性。分岐要素を少なくしてシンプルなステージクリア型アクションゲームとしての面白さ、手応えを追求するという、シリーズ異例の要素が目立ったオリジナル版とは対照的な方向性、いわば初代『悪魔城ドラキュラ』や『悪魔城伝説』への回帰を図った作り込みに重きが置かれているのだ。それ故、敵配置が嫌らしい感じだったり、シビアな操作が求められる場面が頻繁に出てきたりなど、初期の頃のシリーズかと錯覚するような歯応えのある展開が用意されている。
元々、このシリーズは難易度が高く、スーパーファミコンにおける前作やオリジナル版もその伝統に則ったバランスを踏襲していたが、今作はより初代に近いバランスに戻している所があり、かなり歯応えのある難易度に設定されている。その為、今回はシリーズ未経験者やアクションゲームがそれほど得意でない人にはしんどく感じてしまう所が多々ある。
ある意味、シリーズ入門編とするには極めて厳しい設定と言っても何ら不思議ではないだろう。なので、適切なバランスにまとまってたスーパーファミコンの前作からやや退化した感は否めないのだが、演出面をゲーム寄りにしたこと、方向性の違いを出す目的を考えればこの施策は極めて適切。
また、オリジナル版とは異なり、機動性に富んだマリアが使えないことで、硬派なアクションゲームとしての魅力が濃くなっているのもアクションゲーム好きには見逃せないアレンジと言える。それでも一部のボス戦を始め、陰湿にし過ぎとしか言い様の無い調整不足な点も散見されるのだが、あえて違う方向性を突き詰め、独自の魅力と手応えを追求したのは良くも悪くも下位移植で終わらせないというこだわりの産物。そのまま元を踏襲せず、独自性を第一にしたという所もまた、職人としての意地を痛感させられるばかりだ。
悪魔城ドラキュラXXの皆さんの感想・・・
#悪魔城ドラキュラXX#CastlevaniaDraculaX
— ㅤ (@kurosu_1983_2nd) April 13, 2015
こいつを倒すのに何時間費やした事か...最適解である武器と動きを見出すまでに何十回コンティニューしたか...
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ついにALL… https://t.co/v60O8yIwq6
#悪魔城ドラキュラXX#CastlevaniaDraculaX
— ㅤ (@kurosu_1983_2nd) April 10, 2015
Stage6
何十回ものリセットを繰り返しStage3、4をノーミスでクリアしStage5'をクリアしてきました
もう俺には怖いもn.… https://t.co/BuRZ49Sc4z
か・・・勝った・・・体力危ない・・・ #悪魔城ドラキュラXX #WiiU pic.twitter.com/3KlNxWQ6HZ
— みろ♯キンプリおじさん (@smt4312) August 6, 2014
まとめます。
コナミの作った作品は、こだわりが強いと引用でも述べられていましたが、確かにその通りです。このアクションゲームは、ドラキュラシリーズの本来の面白さを取り戻した、傑作とも言えるのではないでしょうか。もし、機会があったら一度は遊んでみてください。その難しさに心がおどりだすかもしれません。
余談ですが、個人的には「ドラキュラ2 呪いの封印」が好きでした。下の画像のシモンが主人公です。
「ドラキュラ2 呪いの封印」も、もしよかったらプレイしてみてください。オススメです!