かつて国産オーディオ御三家「サン・トリ・パイ」
かつて国産オーディオ御三家といえば「サン・トリ・パイ」
トリオはオーディオブーム全盛の頃には山水電気(破産済み)、パイオニア(2015年3月2日よりホームAV機器事業は全てオンキヨーの完全子会社のオンキヨー&パイオニア(旧・パイオニアホームエレクトロニクス)へ移管)と並びオーディオ御三家とされ「サン・トリ・パイ」と通称された。
SANSUI
SANSUI (山水電気)
1980年代のオーディオブーム全盛の頃、ステレオアンプ技術において名門として知られ売上を伸ばしていました。また一時はJBLの日本総代理店にもなっていました。しかし、労働争議が厳しくなり2014年に完全に倒産してしまいました。
SANSUI AU-707
SANSUI SP-505J speakers (JBL LE14H + LE175DLH) perfect restored by KENRICK SOUND - YouTube
SANSUIの広告
1970年代の広告
機種の型番はSP-2002, AU-777D, CA-303, BA-90, TU-777, CD-3, SR-3030
TRIO
TRIO
1947年2月に採用された「TRIO」ブランドは、音楽に関係した事業内容にふさわしいブランドとして選ばれたもので、親族による経営(春日仲一・弟の二郎・叔父の久夫の3名)が三重奏のように調和するという願いも込められている。
KT-9900
また、長年アマチュア無線や受信機を手がけてきた技術を評価され「チューナーのトリオ」とも呼ばれていた。アマチュア無線機器ではアイコム、八重洲無線(のちのバーテックススタンダード前身のひとつ)と共に、三巨頭を形成していた。日本で初めてアマチュア無線用送信機「TX-88A」を世に送り出した社である。
1961年に登場「KENWOOD」ブランド
「KENWOOD」ブランドは、1961年11月に日本国外向けブランドとして採用されたものである。アメリカ事務所を設置した際、既に「TRIO」が商標登録されていたため、急遽ブランド名を考えなければならなかった。そこで、よいイメージのあるハリウッドの「WOOD」に、語のつながりがよく高級感がある「KEN」を合わせて「KENWOOD」とした。