国産オーディオ御三家「サン・トリ・パイ」(SANSUI・TRIO・PIONEER)
2016年6月3日 更新

国産オーディオ御三家「サン・トリ・パイ」(SANSUI・TRIO・PIONEER)

70年代〜80年代のオーディオと言えば多くの日本メーカーが作っていました。東芝(オーレックス)三菱(ダイアトーン)松下電器(テクニクス)三洋電機(オットー)日立(ローディ)、など他にも沢山ありました。その中でも、「サン・トリ・パイ」と言われたSANSUI・TRIO・PIONEERをのオーディオ御三家を振り返ってみましょう。

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かつて国産オーディオ御三家「サン・トリ・パイ」

かつて国産オーディオ御三家といえば「サン・トリ・パイ」

かつて国産オーディオ御三家といえば「サン・トリ・パイ」

オーディオと言えば「サン・トリ・パイ」と言われた時代が懐かしいですね。3社とも残念ながら倒産したり事業撤退してしまい、かつてのオーディオ御三家は全滅してしまいました。
トリオはオーディオブーム全盛の頃には山水電気(破産済み)、パイオニア(2015年3月2日よりホームAV機器事業は全てオンキヨーの完全子会社のオンキヨー&パイオニア(旧・パイオニアホームエレクトロニクス)へ移管)と並びオーディオ御三家とされ「サン・トリ・パイ」と通称された。

SANSUI

SANSUI (山水電気)

SANSUI (山水電気)

山水電気の歴史は1944年に山水電気製作所を開設、1947年に「山水電気株式会社」として設立
1980年代のオーディオブーム全盛の頃、ステレオアンプ技術において名門として知られ売上を伸ばしていました。また一時はJBLの日本総代理店にもなっていました。しかし、労働争議が厳しくなり2014年に完全に倒産してしまいました。
SANSUI AU-707

SANSUI AU-707

山水と言えば高出力のプリメインアンプ、このブラックフェイスがカッコ良かったですね。当時のオーディオブームで高額でも売れまくってました。みんな憧れの機種の一台でもあったと思われます。
SANSUI SP-505J

SANSUI SP-505J

一時はJBLの日本総代理店にもなって、JBLのユニットを用いたフロア型スピーカーシステムもありました。

SANSUI SP-505J speakers (JBL LE14H + LE175DLH) perfect restored by KENRICK SOUND - YouTube

SANSUI APS-220

SANSUI APS-220

こんな大型の機材も発売していました。

SANSUIの広告

1970年代の広告

1970年代の広告

こちらは1970年代の広告、オーディオ時代というより当時はステレオと言われていた時代ですね。サンスイのカタカナのロゴにも注目。
機種の型番はSP-2002, AU-777D, CA-303, BA-90, TU-777, CD-3, SR-3030
スピーカーの広告

スピーカーの広告

JBLの輸入元としてもがんばっていた時代の広告ですね。JBLのロゴも入ってますね。

TRIO

TRIO

TRIO

「TRIO」はKENWOODブランドの前身、オーディオメーカーのブランドまたは社名として1980年代前半まで使われていました。KENWOOD時代よりTRIO時代の方が好きという方も多いのではないでしょうか。
1947年2月に採用された「TRIO」ブランドは、音楽に関係した事業内容にふさわしいブランドとして選ばれたもので、親族による経営(春日仲一・弟の二郎・叔父の久夫の3名)が三重奏のように調和するという願いも込められている。
KT-9900

KT-9900

SANSUIがアンプで強いと言われ、TRIOはチューナーが強いと言われた時代。このKT-9900は1976年に初のパルスカウント方式のチューナーとして発表されたFMチューナーですが、当時20万円した機材。
また、長年アマチュア無線や受信機を手がけてきた技術を評価され「チューナーのトリオ」とも呼ばれていた。アマチュア無線機器ではアイコム、八重洲無線(のちのバーテックススタンダード前身のひとつ)と共に、三巨頭を形成していた。日本で初めてアマチュア無線用送信機「TX-88A」を世に送り出した社である。
TX-88A

TX-88A

無線機の分野でも「チューナーのトリオ」と言われるまで信頼されていました。
1961年に登場「KENWOOD」ブランド

1961年に登場「KENWOOD」ブランド

実は、KENWOODブランドも海外向けに昔(1961年)からありました。なぜ海外ではTRIOではないのか、その理由が既に「TRIO」が商標登録されていたためだった。
「KENWOOD」ブランドは、1961年11月に日本国外向けブランドとして採用されたものである。アメリカ事務所を設置した際、既に「TRIO」が商標登録されていたため、急遽ブランド名を考えなければならなかった。そこで、よいイメージのあるハリウッドの「WOOD」に、語のつながりがよく高級感がある「KEN」を合わせて「KENWOOD」とした。
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  • 📻 (^^♪ 2022/7/10 18:25

    平成初期赤塚不二夫のキャラで「イヤミ」「バカボンのパパ」ラッツ&スターの「ランナウェー」を
    歌って顔を近づけ「よせよせ!やめろー!」とヘンなバカをしました

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