まずはこの音を覚えていますか?
速度警告チャイム - YouTube
100キロを超えるとチャイムが鳴ります。
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当時、日本の道路運送車両の保安基準では、約100km/h、軽では約80km/hを超えると、チャイムやブザー等の効果音を鳴らさなければならないという決まりがあり、殆どのチャイムの構造は小型の鉄琴と同じ仕組みで、独特の「キンコン」といった警告音が鳴りました。鳴らない車は車検も通りませんでした。
いつからあるの?
昭和49年、西暦でいうと1974年から、スピード違反の抑制を目的として、保安基準で速度警告音の装着が義務付けられ、法規上これが装着されていないと、型式の認可もできなかったらしいですよ。
1974年に発売された車と言えば
via ja.wikipedia.org
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1974年以降、発売される車はすべてキンコンキンコン仕様でした。
via ja.wikipedia.org
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当時のエピソードやあるある
いつ廃止になったの?
昭和61年、西暦1986年にこの警告音の義務付けは撤廃されます。以降発表された車種には標準装備から外れることとなりました。
その理由は眠くなるから?
単調な音で、キンコンキンコンとなっていると、運転中に眠くなってしまうという意見がユーザーから多数寄せられそうです。確かに、今聞いても眠くなる音ですね。他に音はなかったのでしょうかね?
アメリカの圧力によって廃止?
輸入車も対象になっていたので、アメリカによる圧力があったという話も。日米貿易摩擦もこの時代なので、ありえそうですね。でも、この規制が廃止にされて売れたのは結局ドイツ車でしたね。