ARPG(アクションRPG)「イースシリーズ」
イースシリーズ (Ys series) は、日本ファルコムが手掛けるアクションロールプレイングゲーム (ARPG) のシリーズ。
1987年の第1作『イース』より、25年以上に渡って続くファルコムの看板作品。
「ハイドライドシリーズ」と並ぶ80年代パソコンRPGの傑作であり、日本ファルコムにおいては「ザナドゥ」「ソーサリアン」「ドラゴンスレイヤー」などと並ぶ代表的な作品である。
1987年の第1作『イース』より、25年以上に渡って続くファルコムの看板作品。
「ハイドライドシリーズ」と並ぶ80年代パソコンRPGの傑作であり、日本ファルコムにおいては「ザナドゥ」「ソーサリアン」「ドラゴンスレイヤー」などと並ぶ代表的な作品である。
via psyzans.com
主人公アドルの冒険日誌が元となるメタフィクション設定
本シリーズは番外編を除き「『千数百年前にアドルが綴った冒険日誌』を翻訳・小説化したもの」というメタフィクション設定になっている。このためシリーズを通してアドルが主人公であり、同一の世界設定を共有している。
【冒険日誌】
シリーズ本編はそれぞれ、アドルの冒険日誌を原典として翻訳・小説化されたものとされている。この冒険日誌は冒険を重ね50歳を過ぎたアドルが生家に戻って自身の体験を振り返って執筆したものであり、百余冊に及ぶその原典は千数百年を経た現代においても生家の地下室に保存されている設定となっている。
これらの架空の本にはゲームタイトルとは別に書名がつけられており、時代順に並べると
失われし古代王国(17歳)
序章 - 『I』
最終章 - 『II』
セルセタの樹海 - 『IV』(18歳)
フェルガナ冒険記 - 『III』(19歳)
砂の都ケフィン - 『V』(20歳)
翼の民を求めて - 『VI』(23歳)
アルタゴの五大竜 - 『VII』(23歳)
となっている。この中で『I』・『II』の原典である『失われし古代王国』はアドルの最初の冒険を綴った物とされている。
【冒険日誌】
シリーズ本編はそれぞれ、アドルの冒険日誌を原典として翻訳・小説化されたものとされている。この冒険日誌は冒険を重ね50歳を過ぎたアドルが生家に戻って自身の体験を振り返って執筆したものであり、百余冊に及ぶその原典は千数百年を経た現代においても生家の地下室に保存されている設定となっている。
これらの架空の本にはゲームタイトルとは別に書名がつけられており、時代順に並べると
失われし古代王国(17歳)
序章 - 『I』
最終章 - 『II』
セルセタの樹海 - 『IV』(18歳)
フェルガナ冒険記 - 『III』(19歳)
砂の都ケフィン - 『V』(20歳)
翼の民を求めて - 『VI』(23歳)
アルタゴの五大竜 - 『VII』(23歳)
となっている。この中で『I』・『II』の原典である『失われし古代王国』はアドルの最初の冒険を綴った物とされている。
【イースⅠ】「イース Ancient Ys Vanished Omen」1987年6月21日発売(PC-8801mkIISR)
「イース Ancient Ys Vanished Omen」
赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。嵐に包まれた孤島エステリアを舞台に、『イースの本』を求めるアドル最初の冒険。
原典とされるアドルの冒険日誌は『Ancient Ys Vanished Omen』(失われし古代王国 序章)であり、販売タイトルには含まれてはいないがゲームの副題としてタイトル画面にも表記されている。
『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)である『II』とは前後編の関係で『I』をクリアしただけでは物語の全容は見えてこない。
「今、RPGは優しさの時代へ。」をキャッチコピーに、PC-8801 (PC-88) 向けをオリジナルとして1987年に発売。その後、パソコン・家庭用ゲーム機を問わず多くのプラットフォームへと移植がなされている。
1998年にはファルコム自らリメイクを行なった『イースエターナル 』を発売。以降の移植作品はこの『イースエターナル』をベースとして行なわれている。
原典とされるアドルの冒険日誌は『Ancient Ys Vanished Omen』(失われし古代王国 序章)であり、販売タイトルには含まれてはいないがゲームの副題としてタイトル画面にも表記されている。
『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)である『II』とは前後編の関係で『I』をクリアしただけでは物語の全容は見えてこない。
「今、RPGは優しさの時代へ。」をキャッチコピーに、PC-8801 (PC-88) 向けをオリジナルとして1987年に発売。その後、パソコン・家庭用ゲーム機を問わず多くのプラットフォームへと移植がなされている。
1998年にはファルコム自らリメイクを行なった『イースエターナル 』を発売。以降の移植作品はこの『イースエターナル』をベースとして行なわれている。
via i.ytimg.com
「イース」私はMSX2版でプレイしました。
「今、RPGは優しさの時代へ。」
発表当時のコンピュータRPG (RPG) が難しさを競っていた時代において、「今、RPGは優しさの時代へ。」をキャッチコピーとし、誰でもクリアできること(クリアする楽しみ)を売りとし発表された。
さらにクリアできることを売りとしながらも「優しいけれども易しくはない」と評される簡単には分からないが少し考えればわかる絶妙なゲームバランスを提示し、ゲームの楽しみが難しさだけではないこと、またゲームバランスという概念の重要さを知らしめ、その後のゲーム(特にRPG)に一つの大きな転機を与えたとして高く評価されている。
【発売機種】
PC-8801mkIISR以降(PC88)、X1
PC-9800シリーズ(PC98)
FM-7/77、FM77AV
MSX2、Apple II(A2)
PC/AT、X68000(X68K)
Microsoft Windows (Win)
ファミリーコンピュータ(FC)
セガ・マークIII/マスターシステム(SMS)
セガサターン(SS)
ニンテンドーDS
後に発売された「イースⅠ・Ⅱ完全版」
PCエンジン CD-ROM2 (PCE)
Wii・バーチャルコンソール (VC)
PS3/PSP・PCエンジンアーカイブス
さらにクリアできることを売りとしながらも「優しいけれども易しくはない」と評される簡単には分からないが少し考えればわかる絶妙なゲームバランスを提示し、ゲームの楽しみが難しさだけではないこと、またゲームバランスという概念の重要さを知らしめ、その後のゲーム(特にRPG)に一つの大きな転機を与えたとして高く評価されている。
【発売機種】
PC-8801mkIISR以降(PC88)、X1
PC-9800シリーズ(PC98)
FM-7/77、FM77AV
MSX2、Apple II(A2)
PC/AT、X68000(X68K)
Microsoft Windows (Win)
ファミリーコンピュータ(FC)
セガ・マークIII/マスターシステム(SMS)
セガサターン(SS)
ニンテンドーDS
後に発売された「イースⅠ・Ⅱ完全版」
PCエンジン CD-ROM2 (PCE)
Wii・バーチャルコンソール (VC)
PS3/PSP・PCエンジンアーカイブス
【BGM】 イース (PC-8801MKⅡSR) - YouTube
【BGM】 イース (PC-8801MKⅡSR) 改訂...
via www.youtube.com
【イースⅡ】「イースII Ancient Ys Vanished The Final Chapter」1988年4月22日(PC-8801mkIISR)
「イースII Ancient Ys Vanished The Final Chapter」
赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。『I』のエンディングで飛ばされた天空のイースを舞台に、古代王国イースの謎に迫る。
原典とされるアドルの冒険日誌は『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)であり、販売タイトルに含まれてはいないものの副題としてタイトル画面で表示される。
『Ancient Ys Vanished Omen』(失われし古代王国 序章)である『I』とは前後編の関係で、『I』で張られた様々な伏線が解き明かされる。『I』をプレイしていることが前提となっているため、『II』だけをプレイしても物語の全容はわからない。
『I』の「今、RPGは優しさの時代へ。」を踏まえた「優しさから、感動へ。」をキャッチコピーに、PC-8801 (PC88) 向けをオリジナルとして1988年に発売。パソコン、家庭用ゲーム機を問わず多くのプラットフォームへと移植がなされている。
1998年にはファルコム自らリメイクを行なった『イースIIエターナル (IIE)』を発売。以降の移植作品はこの『IIE』をベースとして行なわれている。
原典とされるアドルの冒険日誌は『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)であり、販売タイトルに含まれてはいないものの副題としてタイトル画面で表示される。
『Ancient Ys Vanished Omen』(失われし古代王国 序章)である『I』とは前後編の関係で、『I』で張られた様々な伏線が解き明かされる。『I』をプレイしていることが前提となっているため、『II』だけをプレイしても物語の全容はわからない。
『I』の「今、RPGは優しさの時代へ。」を踏まえた「優しさから、感動へ。」をキャッチコピーに、PC-8801 (PC88) 向けをオリジナルとして1988年に発売。パソコン、家庭用ゲーム機を問わず多くのプラットフォームへと移植がなされている。
1998年にはファルコム自らリメイクを行なった『イースIIエターナル (IIE)』を発売。以降の移植作品はこの『IIE』をベースとして行なわれている。
「優しさから、感動へ。」
前作の冒険で6冊全てのイースの本を集めたアドル・クリスティンは、その本の力によって遥か上空に浮かぶイースへと飛ばされた。ムーンドリアの廃墟へ落下し気を失っていたアドルはランスの村のリリアに見つけられ、村へと連れられていく。
リリアの母バノアよりリリアが重病にかかっていること、そしてその病気を治せる医者のフレアが行方不明であることを告げられる。フレアの弟の元に戻ってきた伝書鳩からフレアが廃坑の岩盤崩れによって閉じ込められていることを知る。そしてイースの本を持っていることを知った村長に廃坑に有る聖域に行ってみるように勧められる。
二つの目的を持ったアドルは廃坑の奥へと進んでいく……。前作で残された様々な謎が紐解かれ古代王国イースの全てが明らかになっていく。
【対応機種】
PC-8801mkIISR以降 (PC88)
PC-9800シリーズ (PC98)
X1turbo、FM77AV、MSX2
Microsoft Windows (Win)
ファミリーコンピュータ (FC)
セガサターン (SS)
ニンテンドーDS
リリアの母バノアよりリリアが重病にかかっていること、そしてその病気を治せる医者のフレアが行方不明であることを告げられる。フレアの弟の元に戻ってきた伝書鳩からフレアが廃坑の岩盤崩れによって閉じ込められていることを知る。そしてイースの本を持っていることを知った村長に廃坑に有る聖域に行ってみるように勧められる。
二つの目的を持ったアドルは廃坑の奥へと進んでいく……。前作で残された様々な謎が紐解かれ古代王国イースの全てが明らかになっていく。
【対応機種】
PC-8801mkIISR以降 (PC88)
PC-9800シリーズ (PC98)
X1turbo、FM77AV、MSX2
Microsoft Windows (Win)
ファミリーコンピュータ (FC)
セガサターン (SS)
ニンテンドーDS
私はいまだに「イースⅡ」オープニングがこれまでのどのゲームよりも素晴らしいと感じます。
イース2 オープニング比較動画【ほぼ全機種】 - YouTube
via www.youtube.com
【イースⅢ】「WANDERERS FROM Ys」1989年7月21日(PC-8801mkIISR)
「WANDERERS FROM Ys」
赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。『I』・『II』におけるイースの冒険から3年ほど後の物語で、ドギの故郷フェルガナ地方において、この地に伝わる魔王ガルバランの謎に迫る。原典とされるアドルの冒険日誌は『フェルガナ冒険記』。前作までとは大きく異なり、アクション要素を前面に押し出した横スクロールARPGとなった。
発売当初の販売タイトルは『WANDERERS FROM Ys』(イースからの放浪者)と外伝的な物であり、なおかつ『Ys-III』の文字を含んでいない。これは本作が『I』・『II』の舞台である「古代王国イース」とは直接関係がなく、システムも大きく変わっているために続編というよりは外伝に近いことによる。ただし、『Ys-III』は副題としてオープニング中には表示されており、通称としてもよく使われていた。
その後、PCエンジン (PCE) CD-ROM2への移植の際に、メインタイトルを『イースIII』に変えられて以降は全ての移植作品で『イースIII』が主題となっており、機種によっては元々の主題『ワンダラーズフロムイース』を副題としている。なお、移植のベースが大きく二系統あるものの、同じ作品の委嘱作品であり、タイトルと内容との間に相関関係はない。
なお、2005年にファルコムよりWindows向けに販売された『イース -フェルガナの誓い- (F)』は、『VI』のシステムを使って『III』をリメイクした作品である。
発売当初の販売タイトルは『WANDERERS FROM Ys』(イースからの放浪者)と外伝的な物であり、なおかつ『Ys-III』の文字を含んでいない。これは本作が『I』・『II』の舞台である「古代王国イース」とは直接関係がなく、システムも大きく変わっているために続編というよりは外伝に近いことによる。ただし、『Ys-III』は副題としてオープニング中には表示されており、通称としてもよく使われていた。
その後、PCエンジン (PCE) CD-ROM2への移植の際に、メインタイトルを『イースIII』に変えられて以降は全ての移植作品で『イースIII』が主題となっており、機種によっては元々の主題『ワンダラーズフロムイース』を副題としている。なお、移植のベースが大きく二系統あるものの、同じ作品の委嘱作品であり、タイトルと内容との間に相関関係はない。
なお、2005年にファルコムよりWindows向けに販売された『イース -フェルガナの誓い- (F)』は、『VI』のシステムを使って『III』をリメイクした作品である。
前作までとは大きく異なり、アクション要素を前面に押し出した横スクロールARPG
前作とは大きく変わり、サイドビューのアクションRPGとなり、移動・アイテム使用の他に、攻撃・ジャンプの操作が加わるなどアクション的要素が強くなった。
RPG的要素は前作までとほぼ同じではあるが、MPがなくなり、相当するステータスとしてRINGが加わった。サブ画面は『I』と同じくSTATUS画面、INVENTORY画面の2種類でそれぞれの表示にボタンがあてがわれている。
ステージ制となっており、何度でも同じステージを訪れる事は出来るが、条件を満たさなければ新たなステージに進む事は出来ない。新たなステージに進む条件を満たすとアラーム音のような効果音が鳴る。拠点となるレドモンドの街をでるとマップ画面が表示され、自分の訪れたいステージを選択する形となっている。どのステージでも外に出ると必ず街に戻され、ステージからステージへの移動は出来ない。
【対応機種】
PC-8801mkIISR以降 (PC88)
PC-9801VM/UV以降 (PC98)
MSX2、X68000 (X68K)
Microsoft Windows (Win)
PCエンジンCD-ROM² (PCE)
ファミリーコンピュータ (FC)
PS3/PSP・PCエンジンアーカイブス
スーパーファミコン (SFC)
メガドライブ (MD)
PlayStation 2 (PS2)
RPG的要素は前作までとほぼ同じではあるが、MPがなくなり、相当するステータスとしてRINGが加わった。サブ画面は『I』と同じくSTATUS画面、INVENTORY画面の2種類でそれぞれの表示にボタンがあてがわれている。
ステージ制となっており、何度でも同じステージを訪れる事は出来るが、条件を満たさなければ新たなステージに進む事は出来ない。新たなステージに進む条件を満たすとアラーム音のような効果音が鳴る。拠点となるレドモンドの街をでるとマップ画面が表示され、自分の訪れたいステージを選択する形となっている。どのステージでも外に出ると必ず街に戻され、ステージからステージへの移動は出来ない。
【対応機種】
PC-8801mkIISR以降 (PC88)
PC-9801VM/UV以降 (PC98)
MSX2、X68000 (X68K)
Microsoft Windows (Win)
PCエンジンCD-ROM² (PCE)
ファミリーコンピュータ (FC)
PS3/PSP・PCエンジンアーカイブス
スーパーファミコン (SFC)
メガドライブ (MD)
PlayStation 2 (PS2)
私はこの「YsⅢ」までプレイしました。
[PC-88] イースIII ミュージックギャラリー - YouTube
[1989年] Ys-III ミュージックギャラリー (雑誌掲載プログラム) ゲーム発売当時にでていたHacker[日本文芸社刊 1989年休刊]に掲載されていたプログラムで 作成したミュージックギャラリーです。
via www.youtube.com
当時マニア指向の強かった“RPG”をゲームの代表的ジャンルへと一気に飛躍させ、後のRPGブームの先駆けともなった。
現代を舞台とした同社の関連作のAVG『アステカ』『アステカII 太陽の神殿』の陸地のずっと未来、1987年の第1作『イース』から始まり、2013年1月現在までに7つの本編と、1以前に当たる物語でアドルが主人公でない番外編となる『イース・オリジン』(以下『O』)の計8本のシナリオがゲーム化されている。またライセンス提供によって本作の世界観を利用した派生作品も他社から発売されている。
『I』・『II』・『III』はPC-8801およびPC-9801、『IV』はスーパーファミコン (SFC) とPCエンジン (PCE) SUPER CD-ROM2 、『V』は SFC 、『VI』・『O』は Microsoft Windows (Win) をオリジナルプラットフォームとしており、『VII』はPlayStation Portable (PSP) での発売。
また、1998年の『イースエターナル』(以下『IE』)を皮切りに、ファルコムの手によってリメイク版が開発されている。
原則としてオリジナルとパソコンへの移植はファルコムが開発・販売を手掛けているが、『IV』だけは、ファルコムが作成した原案を元にスーパーファミコン (SFC) 版をトンキンハウスが、PCエンジン (PCE) SUPER CD-ROM2版をハドソンが、それぞれ独自に開発・販売しており、オリジナルが他社製でしかも2種あるという特殊な状態となっている。
VIIを除く全ての作品が何らかの形で他のプラットフォームへと移植されており、特に初期の作品は非常に多くのプラットフォームで発売されており、その移植数の多さがこの作品の評価の高さを物語っている。