まず、強烈に印象に残るのは、変則チューニングによるギターの独自なコード感。
1曲目の冒頭の5秒ぐらいで名盤だと分かる充実作。
空気の密度が違う。
天才の最初の絶頂期の、若さと勢いに溢れた「ある時期」にしか作り得ない特別な作品。
この素晴らしいアルバムの向こうにレナード・コーエンあり!レナード・コーエンとの愛がこのアルバムを作らせたのかというと、そうでもないようです。アルバム・タイトル曲である「ブルー」は同じくカナダ出身のシンガー・ソング・ライターであるデヴィッド・ブルーとの恋を歌ったものだとか。女心は分かりませんね。
Leonard Cohen - Hallelujah
via www.youtube.com
Jaco Pastorius
1974年あたりからジャズをはじめとして様々な音楽的要素を取り入れるようになっていたジョニ・ミッチェルが1976年にリリースしたのが、「ブルー」と並び大傑作と言われているアルバム「逃避行」です。本作は基本的にジョニ・ミッチェルによるギター・ヴォーカルと、ジャコ・パストリアスの信じられないような超絶的技巧のベースだけというシンプルな作りなのですが、奥行きのある豊かなアルバムとなっています。
via renote.jp
このアルバム以降、ジャコ・パストリアスを中心としてジャズ・フュージョン系のミュージシャンを豪華に使ったアルバムを制作していくわけですが、このジャズ路線のキーマンになっている若き天才ベーシストであるジャコ・パストリアスが新しい恋の相手です。
via blog.livedoor.jp
音としてはほとんどギターとベースそしてジョニの声だけ。でも全然スカスカでなく濃密で異常にテンションの高い音空間です。これまで聞いたことの無いギターの音、まるで現実から超絶しているかのようなジョニにしか出せない音、単にコードストロークしている時でもその存在感は際立っています。そしてまさに雲のようなジャコ・パストリアスのベース。そう言えばジャケットアートがこれ程中の音と合っているのも珍しいと思います。
Joni Mitchell. Coyote. Live.
ベースを弾いているのがジャコ・パストリアスです。
via www.youtube.com
ウェザー・リポートのベーシストとしても知られるジャコ・パストリアスですが、ドラッグとアルコール中毒に陥り、僅か35歳で他界してしまいます。
今となっては、ジョニ・ミッチェルと同じステージで演奏している姿をみると何とも微笑ましいですね。
ジャコ・パストリアスの死はジョニ・ミッチェルにとって辛いものだったでしょうが、それを乗り越え素晴らしい作品をこの後も作り続けています。
ジョニ・ミッチェルの男性遍歴はここに紹介しただけではありません。女は強いなぁと思わずにはいられませんね。
今となっては、ジョニ・ミッチェルと同じステージで演奏している姿をみると何とも微笑ましいですね。
ジャコ・パストリアスの死はジョニ・ミッチェルにとって辛いものだったでしょうが、それを乗り越え素晴らしい作品をこの後も作り続けています。
ジョニ・ミッチェルの男性遍歴はここに紹介しただけではありません。女は強いなぁと思わずにはいられませんね。
生誕:1951年12月1日
出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州, フォートローダーデール
死没:1987年9月21日
担当楽器:エレクトリックベース、フレットレスベース
活動期間:1960年代~1987年