西暦2203年、銀河系中心部の宇宙で大きな異変が生じた。異次元断層から別の銀河が現れ、核恒星系付近で銀河系同士の衝突が起こり、多くの星々が消滅した。古代進は宇宙戦艦ヤマトの艦長として地球防衛軍の命を受け調査に向かった。かつての盟友デスラー率いるガルマン・ガミラス帝国は壊滅的な被害を受けていた。
そんな中、銀河を回遊する水惑星「アクエリアス」が現れ、ディンギル星を水没させる。ヤマトはディンギル星から1人の少年を救った後地球に向かうが、ディンギル帝国の艦隊の攻撃に遭い、全乗組員が戦死もしくは意識不明となり、付近の惑星に墜落。偶然作動した自動操縦システムによって地球へ向かう。
地球はヤマトの情報から水惑星の存在を確認。接近してくる水惑星を避けるために各惑星やスペースコロニーへの避難を開始したが、ディンギル艦隊の巧みな戦術とハイパー放射ミサイルの攻撃の前に避難船団や地球艦隊は全滅していき、地球は封鎖されていく。ディンギルの長ルガール大神官大総統は新たな移住先として地球を目指していた。そして地球に移住するために取った方法とは、自らの星を水没させた水惑星アクエリアスを人為的にワープさせることで、同じく地球を水没させて地球人類を絶滅させた後に移住するというものであった。
帰還したヤマトから奇跡的に救出された古代進は恋人である森雪の懸命の看護により一命を取り留めたが、自分の判断ミスにより多くの乗組員の命を犠牲にしたと艦長を辞任する。
その頃、ルガール・ド・ザール率いる艦隊は地球艦隊を撃滅し、一歩一歩地球に向かっていた。これに対抗するのは、もはやヤマトしかなかった。古代もヤマトに乗り込もうとするが、自身が艦長を辞任したことで躊躇する。しかし、ヤマトの第一艦橋で聞いた初代艦長沖田十三の声にヤマトに乗り組む決意をする。
ヤマトの船出の日、地球防衛軍司令長官より驚愕の発表がされた。新たなヤマトの艦長が沖田十三であることを。沖田はイスカンダルへの航海の途中、ヤマトの艦医佐渡酒造の診断で死亡とされたが脳死には至っておらず、ヤマトのために戻ってきた。蘇った沖田のもと、全地球の祈りを受けヤマトは発進した。
銀河を回遊する水惑星「アクエリアス」
回遊惑星アクエリアス
広大な長楕円軌道を描きながら銀河を回遊する水惑星。接近した惑星に引力の関係から大量の水を降り注がせ、文明を丸ごと洗い流してしまう。
その一方で、降り注いだ水には生命の芽も含まれており、アクエリアスから芽を与えられた星は豊かな生命が誕生する。
太古に創世期の地球に接近し、地球に水と生命の芽を与えた、言わば地球人のルーツとなる星でもある。
(出典:Wikipedia「宇宙戦艦ヤマト 完結編」)
広大な長楕円軌道を描きながら銀河を回遊する水惑星。接近した惑星に引力の関係から大量の水を降り注がせ、文明を丸ごと洗い流してしまう。
その一方で、降り注いだ水には生命の芽も含まれており、アクエリアスから芽を与えられた星は豊かな生命が誕生する。
太古に創世期の地球に接近し、地球に水と生命の芽を与えた、言わば地球人のルーツとなる星でもある。
(出典:Wikipedia「宇宙戦艦ヤマト 完結編」)
残存艦9隻を率いて冥王星での戦いに臨んだヤマトは、ほとんどの艦を失いながらも辛うじて勝利を収め、単身アクエリアスへと発進する。
アクエリアスへ到達したヤマトは、そこに現れた女神クイーン・オブ・アクエリアスから、アクエリアスのワープの原因、そしてそれを引き起こすディンギル人の正体が太古に地球から脱出した地球人の末裔という事実を知らされる。
出現した敵艦隊を退け、敵の拠点ウルクへと強行着陸したヤマトは敵のワープシステム破壊を試みるが、失敗に終わる。その戦闘の中で、ディンギル星からただ1人救いあげたディンギルの少年や、古代の親友・島も命を落とす。
都市衛星ウルク
『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場するディンギル帝国の本拠である移動要塞。
全長20.8kmにもおよぶ巨大な移動要塞であり、ディンギル帝国の本星であるディンギル星が水没するまではその首都を構成していたが、水没時にそのまま移動要塞として脱出した。
脱出の際にはルガール大神官大総統の「この世は、強い者が栄えるためにある。弱い老人や女子供など滅びて当然」という思想に基づき、健全で若い男性しか乗船させなかったようである。しかし、地球人類の女性を絶滅させてどんな方法でディンギルの種を存続させるつもりだったのかは不明。なお、若桜木虔による小説版では、子孫を残すために若い女性も強引に連れ出して乗船させるという設定になっている。
前部には近代的な都市で人工的な建造物が多く、指令塔が存在する。後部へ行くにしたがって厚みが増し、岩のような外見になっている。最後部は山岳状の岩盤の上に「ジグラット」と呼ばれる神殿が存在し、馬のような形態の戦闘用ロボットであるロボットホースが配備されている。また、後部岩盤はウルク自身のエネルギー源となっている。
各部にニュートリノビーム防禦幕放射装置が存在するほか、指令塔と神殿には水惑星アクエリアスをワープさせるシステムの制御装置が存在する。また、内部には脱出用に円盤状の原ディンギル型UFOプレ・ノアと岩石ロケットが存在する。
最後にはヤマトに強行着陸されて戦闘になるが、アクエリアスの最終ワープを見届けたルガール大神官大総統により自爆させられた。
(出典:Wikipedia「宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」)
全長20.8kmにもおよぶ巨大な移動要塞であり、ディンギル帝国の本星であるディンギル星が水没するまではその首都を構成していたが、水没時にそのまま移動要塞として脱出した。
脱出の際にはルガール大神官大総統の「この世は、強い者が栄えるためにある。弱い老人や女子供など滅びて当然」という思想に基づき、健全で若い男性しか乗船させなかったようである。しかし、地球人類の女性を絶滅させてどんな方法でディンギルの種を存続させるつもりだったのかは不明。なお、若桜木虔による小説版では、子孫を残すために若い女性も強引に連れ出して乗船させるという設定になっている。
前部には近代的な都市で人工的な建造物が多く、指令塔が存在する。後部へ行くにしたがって厚みが増し、岩のような外見になっている。最後部は山岳状の岩盤の上に「ジグラット」と呼ばれる神殿が存在し、馬のような形態の戦闘用ロボットであるロボットホースが配備されている。また、後部岩盤はウルク自身のエネルギー源となっている。
各部にニュートリノビーム防禦幕放射装置が存在するほか、指令塔と神殿には水惑星アクエリアスをワープさせるシステムの制御装置が存在する。また、内部には脱出用に円盤状の原ディンギル型UFOプレ・ノアと岩石ロケットが存在する。
最後にはヤマトに強行着陸されて戦闘になるが、アクエリアスの最終ワープを見届けたルガール大神官大総統により自爆させられた。
(出典:Wikipedia「宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」)
アクエリアスを追い、ヤマトは地球へと辿り着くが、もはやアクエリアスが地球に接近することを止めることは不可能だった。そんな中、沖田と古代はヤマトを自爆させ、アクエリアスから地球へ伸びる水柱を断ち切るという計画を考える。反対する乗組員たちを古代は諌め、誰もが悲しみに暮れる中、ヤマトの自沈計画のための準備を進めていく。そして地球へと向かおうとした時、ウルクを脱出したディンギル艦隊が出現。反撃できないヤマトは包囲され撃沈されそうになるが、その直前にデスラー率いる艦隊が駆けつけ、これを撃退する。
地球へ到着したヤマトは合流した駆逐艦冬月へ乗組員を乗り移らせ、単艦自沈のために発進する。しかし、その第一艦橋には沖田の姿があった。自動操縦と偽って進めた自爆計画は、沖田による手動操縦で行われるものだった。ヤマト乗組員たちが困惑して騒ぐ中、古代と雪、そして真田と佐渡はヤマトと沖田に向かって敬礼し、他の乗組員たちもそれに従い敬礼でヤマトを見送る。
地球とアクエリアスの中間点に辿りついたヤマトは、アクエリアスから伸びる水柱を自爆により断ち切ることに成功。その後、行き場を失いアクエリアスと地球の間に広がった水からヤマトの艦首が起き上がり、そのまま静かに宇宙の海へと沈んでいった。
沖田自身による手動操縦でヤマトの自沈を遂行。
アクエリアスが最後のワープをしてしまった後は、ヤマトの自沈による地球水没の阻止を立案。自動操縦では失敗する可能性があるとして、沖田自身による手動操縦で自沈を遂行。最期は息を引き取った状態でヤマトとともに宇宙の海へ沈んでいった。
昭和ヤマトシリーズは、ある程度は緻密性が高いリアルメカ作品なんだけど、宇宙への夢、骨太な男のロマンと血潮、熱い思いを感じる、まさに血がたぎるアニメでした。こういう作品は平成ではなくなりましたね・・・
劇場アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』東宝(通常版)、2009年12月12日公開。クロックワークス(ディレクターズカット版)、2012年1月28日公開。
劇場アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』東宝(通常版)、2009年12月12日公開。
『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(うちゅうせんかんヤマト ふっかつへん)は、2009年12月12日及び2012年1月28日に公開された『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』のアニメ映画作品である。キャッチコピーは「戦士たちよ、ヤマトに乗れ。人類を救え!」、「愛のために戦え!」、「必ず此所へ帰ってくる」(ディレクターズカット版)。通称「復活篇」、「ヤマト復活篇」。
1994年及び2004年に製作発表されながら実現せず、2008年に3度目の製作発表が行われ、実現した。
2009年12月に公開された。2012年1月には、本作を再編集したディレクターズカット版が公開された。
1994年及び2004年に製作発表されながら実現せず、2008年に3度目の製作発表が行われ、実現した。
2009年12月に公開された。2012年1月には、本作を再編集したディレクターズカット版が公開された。
via www.schaft.net
カスケードブラックホール接近によって太陽系消滅の危機の中、人類は惑星アマールの衛星への移民を計画。しかし人類殲滅を目論む異星人連合艦隊に対し、ヤマトは第3次移民船団の護衛任務に就く。
「通常版」と「ディレクターズカット版」では、結末が大きく異なっている。
『宇宙戦艦ヤマト2199』2013年4月7日 - 2013年9月29日 MBS製作・TBS系列 全26話
『宇宙戦艦ヤマト2199』2013年4月7日 - 2013年9月29日 MBS製作・TBS系列 全26話
『宇宙戦艦ヤマト2199』(うちゅうせんかんヤマトにいいちきゅうきゅう)は、2012年に劇場先行公開およびビデオソフト先行発売、2013年4月7日から同年9月29日までMBS・TBS系列でテレビ放送されたアニメ作品。
『宇宙戦艦ヤマト2199』は第1作のストーリーを基本としたリメイク版であり、年代は第1作と同じ西暦2199年に設定されているが、ヤマトは戦艦大和の残骸に偽装して新造されたという設定である。
前作でヤマト艦長に就任したが、本作で辞任する。その後、戦闘班長として再びヤマトに乗り込むことになり、沖田の指揮の下で戦いを潜り抜けていく。
最後は冬月の展望台からヤマトと沖田の最期を見届けた。
森雪
物語冒頭では地球防衛軍司令部に勤務していた。地球に戻ってきたヤマトの艦内で、宇宙服なしでまともに放射線を浴びて倒れている古代を発見。古代が死んだと思い、自らも命を絶とうとするが、真田に止められる。その後、奇跡的に一命を取り留めた古代を看病する。
ヤマト再出撃時に再びレーダー手として復帰する。なお、本作では艦内服が前作までの黄色から白に変更されている。