地球から見た暗黒星雲の正体は、白色銀河と黒色銀河が重なりあう二重銀河だった
スカルダートと側近のサーダ
暗黒星団帝国を統べる聖総統。地球人に似た容姿をしているが、それは変装であり、実際には他の暗黒星団帝国人と同様の青い肌をした醜悪な容貌の人物。
衰退しつつある国家の危機を救うため、地球へ侵攻する。ヤマトが母星まで到達した際には、地球に偽装した地球でヤマト乗組員を賓客として迎え入れ、ヤマトが撃沈する未来を見せ降伏を進めるが、ヤマト側はこれを拒否して発進。
偽地球の正体が発覚した後は重核子爆弾を盾に降伏を迫るが、地球でのパルチザンや母星でのサーシャの活躍により活路を見出され、母星の中心部まで侵入したヤマトの波動砲により消滅した。
「サーダ」
スカルダートの側近を務める女性。地球人と同様のペールオレンジの肌で、肩や胸元を大きく露出させた紫色のドレスに白いオペラ・グローブを着用し、姫カットの青い長髪を持つ容貌であるが、手には指紋が存在しない。そのため、ヤマトの乗組員に地球人への偽装を看破されることとなった。
地球に偽装したデザリアム星でヤマトの乗組員の前に現れ、彼らを地下宮殿へ招いてスカルダートと面会させる。その際、相原義一が不審に思いくすねたグラスにはサーダから素手で渡されたものであるにもかかわらず彼女の指紋が付着していなかった上、デザリアム星を飛び立ったヤマトで行われた真田志郎の分析や徳川太助の進言により、全てが偽装であることを看破される。また、それに伴いヤマトが反転したことから偽装の露呈を悟り、危ぶむ。最後はデザリアム星の爆発と共に消滅した。
敵母星・デザリアム星
真田「俺が打つ!どけ、古代!!」
真田は古代守からサーシャを預かって1年間育ててきており、いわば彼女の育ての親でもある。そのため彼女への情は進と同じくらいに深く、進がサーシャごと敵母星を撃つことをためらった際には、自身も同じように辛いことを伝えながらも、彼を説得しようとした。
『宇宙戦艦ヤマトIII』1980年10月11日 - 1981年4月4日 読売テレビ制作・日本テレビ系列 全25話
『宇宙戦艦ヤマトIII』1980年10月11日 - 1981年4月4日 読売テレビ制作・日本テレビ系列 全25話
「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」のテレビアニメ版としては第3作にあたる。
太陽異常により太陽系破滅の危機が訪れ、移住可能惑星惑星の探査に旅立ったヤマトが、星間戦争に巻き込まれながらも任務を遂行していくというのが本作のストーリー基軸である。
「太陽に核融合異常増進が起こり、このままだと1年以内に地球は灼熱地獄となって人類が滅亡」というあらすじは、高校生のファングループの投稿が元になっている。ただし、地球壊滅に際し第二の地球を探すというプロット自体は「さらば」の企画時点に既に存在している。
また、この設定は第1作で用いられた、「イスカンダルへの1年というタイムリミットを切られてのカウントダウン」の緊迫感を再度活用したものであり、シリーズ内オマージュでもある。
ボラー連邦とガルマン・ガミラス、そして地球の関係は当時の冷戦構造が基になっていると推測される。当初はガルマン・ガミラス、ボラーに次ぐ第三勢力として「ゼニー合衆国」(国家元首はゴーマン大統領)の登場が予定されたが、放送期間の短縮のため、結局見送られている。
(出典:Wikipedia「宇宙戦艦ヤマトIII」)
銀河を二分するガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦の星間戦争の余波で惑星破壊プロトンミサイルが太陽に突入、太陽の核融合の異常増進により危機に陥った地球から、新たな移住惑星探査と対策調査のためにヤマトが旅立つ。
『ヤマトIII』は、劇中では明示されなかったものの、放送当時は西暦2205年という設定がなされていた。しかし、その続編である『完結編』が2203年に設定されたことにより、それ以降の資料では『ヤマトIII』は2202年に設定が変更されている
ガルマン帝国軍の使用した惑星破壊プロトンミサイルが太陽に命中する
文字通り惑星破壊を可能とするミサイル。命中した物体の核融合を誘発させ、崩壊へと導く。恒星に撃ち込まれた場合は核融合の異常増進が起こる。
23世紀初頭、星間国家ボラー連邦と新興帝国ガルマン帝国との間で、銀河の覇権を争う銀河系大戦が勃発。ボラー連邦の属領バース星をめぐる戦闘で、ガルマン帝国軍の使用した惑星破壊プロトンミサイルが流れ弾となり太陽に命中する。
太陽で起きている核融合の異常増進。このまま進行すれば、1年以内に地球は灼熱地獄となり人類は滅亡!
ただ、地球防衛軍司令長官藤堂平九郎は、サイモン教授の警告を重く受け止めていた。最悪の事態に備え、ヤマトを第2の地球探しの特務艦として、銀河系中心方向に派遣することを決定。
長く艦長代理を務めてきた古代進を正式に新艦長として任命し、さらに補佐役として島大介及び真田志郎を副長に任命。また、土門竜介、揚羽武ら新人乗組員を乗船させ出航準備を進めさせる。暁の日本アルプスの雪原から、ヤマトは人類が移住可能な惑星探索に旅立つ。
ヤマト側のヒロイン。登場した時はアナライザーから雪と間違えられた。真田の姪と紹介されたが、正体は古代守とスターシャの娘で、古代進の姪に当たる。地球人とイスカンダル人のハーフのため、地球人にはない力を使うこともできる。
古代進に対し伯父として関係を超えた愛情を抱いているが、互いの血縁関係や進と雪の相思相愛も理解しており、思い悩む。敵母星である偽地球に降りた際にはいち早くその正体に感づいており、ヤマトをサポートするためそのまま残留。その際、進への心情を吐露した。偽地球の正体が発覚した後はヤマトが敵母星内部へ侵入する手引きをするが、スカルダートによって射殺される。