物語序盤ではドライバーとしては普通の走り屋という感じだったが、後に「最高のR乗り」と言われるほどの柔らかく、美しい走りを見せてくれるようになるまでに育っていく。
「800馬力も600馬力も関係ない」と車はパワーだけではないと言うことをよく理解している。
アキオに恋心を抱いているのだが、なかなか言い出せない、シャイなところもある。実は幼いころ、アキオを見ていた。母親に「あの白い家の子とともだちになりたい」と言っていて、そのころの記憶は後々、思い出されてくる。
愛車はスカイラインGT-R(BNR32)で初期のカラーはガングレーメタリックだったが、途中に山本社長の意向(他車からの視認性の向上)でクリスタルホワイトに塗りなおされ、後に「YM(ヤマモトスピード)の白い32R」や「Rのヴィーナス」として有名になる。
女性ながら、GT-Rの運転に関して誰より優れた才能を有する「本物のR乗り」。アキオにも同じ領域の人間として認められており、「お前には自分とZの走りを最後まで見ていて欲しい」とまで言われている。同時にアキオ以外で悪魔のZに最も近づいた存在であり、北見曰く「特例のアキオを除けばレイナこそがZの乗り手にふさわしい」とのこと。実際にアキオを除けばZを運転している回数が最も多い。無駄な力を入れない、車の動きに任せた柔らかな操縦を得意とする。
日産・スカイラインGT-R (BNR32)
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン RB26DETT
駆動方式 4WD
最高出力 280PS/6,800rpm
最大トルク 36.00kgf·m/4,400rpm
変速機 5速MT
サスペンション 前:マルチリンク
後:マルチリンク
全長 4,545mm
全幅 1,755mm
全高 1,340mm
ホイールベース 2,615mm
車両重量 標準1,430kg - 1,480kg
Vスペック 1,500kg
1989年5月22日、8代目スカイライン発表。GT-Rを含む4WD車は8月発売とアナウンスされた。 1989年8月21日発売。型式はBNR32
先代KPGC110の生産終了より実に16年ぶりとなるGT-R復活であり、当時日産で行われていた901運動の集大成として開発されたR32型GT-Rは、ATTESA E-TS、Super HICASといった当時の最新デバイスに加え、エンジンに専用設計されたRB26DETTを搭載
山本 和彦
「YM(ヤマモト)SPEED」代表
レイナを通し、「Z」に接してからやはり彼もまたアキオと「Z」にひかれていく一人となっている。後にケイの「スープラ」を手掛けてから看板を「YM(ヤマモト)SPEED」に戻してチューニングを再開することになる。
元は某車メーカーの開発部門に努めていた。基本的に真面目な人間なのだろう。その生真面目さからチューニングもとことん追い詰めていくきらいがあり、チューナー仲間からも「チョットやばいチューナー」と言われる。
YM(ヤマモト)SPEED TUNED BNR34
YM(ヤマモト)SPEEDでは450馬力程度のGT-Rが定番となった。
次回は
次回は「平本編」(とびっきりのGT-R編)~「マサキ編」(赤坂ストレート編)そしてできれば「圭一郎編」(モンスターマシン編)までをご紹介したいと思っています。