アニメ監督ねぎしひろし!彼が好んだリトラクタブルライト、そのスポーツカー系譜について。
2017年4月26日 更新

アニメ監督ねぎしひろし!彼が好んだリトラクタブルライト、そのスポーツカー系譜について。

SA22C初代RX-7、AE86スプリンタートレノ、SW20MR2!80年代に大流行したリトラクタブルライトのスポーツカー。これが「天地無用」「NG騎士ラムネ&40」などで有名なアニメ監督ねぎしひろしの愛車遍歴です。

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東京デザイナー学院

彼と僕は同い年で東京デザイナー学院アニメーション科の同級生でした。
東京デザイナー学院アニメーション科では2年時後期
グループを組み卒業制作のアニメーションを作るのですが
そこで同じグループになりそれ以来…もう30年以上の付き合いになります。

学生の頃からいろいろなことがあったのですが
東京デザイナー学院実習所のあった世田谷上北沢の近くの
彼のアパートに僕が住みついたのを皮きりに
数年後の大泉学園…そしてさらにその数年後に保谷市でと
都合3度も一緒に住んでいました(変な関係じゃないですよ 笑)

当時からクルマ、バイクが大好きでお金がないから一緒に住んでいたくせに
むりくりバイクやクルマを何台も買ったりしていたのですが
その影響なのか分かりませんがどちらかというと仕事一筋の彼が
突然クルマを買ってきたのでした。

制作進行からアニメの世界に入った彼ですから当然仕事でもクルマを使うのですが
彼が最初に選んだ車は
孤高のロータリー純白の初代 SA22C型RX-7!

ロータリーじゃ燃費が悪くて仕事には使えないだろ!なんて
周りの言葉はガン無視
「俺はリトラクタブルライトが好きなんだ!」だそうです。

僕はその頃角目4灯の2代目セリカの後期モデルに乗っていたのですが
当時まだドアミラーが解禁されたばかりで最初に2台ともドアミラーに
変更したのをよく覚えています。

何度も運転させてもらったのですが小さくてよく走り
楽しい車でした!もちろんRX-7の方が?
孤高のロータリースポーツ SA22RX-7

孤高のロータリースポーツ SA22RX-7

高校生の時新聞を飾った覆面広告
その独特の後ろ姿は思いっきり印象に残っていました!
その後浪人時代バイト先の酒屋さんの息子さんが乗っていて
何度か横に乗らせてもらったのですが当時の他のクルマとは全然違う
その低いフォルム大好きでした!

赤黒のハチロクも素敵でした!

実はその頃僕は事故でセリカをつぶしてしまい
デビュー前にビンボーアシスタントでお金も無かったので
クルマはしばらくお預け…バイクばかり乗っていたのですが

ねぎし君はRX-7の燃費の悪さに閉口したのか
(ちょっと年季が入ったせいかところどころ不具合が出始めていたせいかもしれませんが)
当時出たばかりのAE86…スプリンタートレノに買い替えたのでした
リトラクタブルライト大好きな彼は当然レビンではなくてトレノ!です(笑)

色も赤黒ツートン…彼はこのツートンカラーが一番好きだったそうです。
(そういえば初代のVT250も買ったけど黒に赤ラインとこの組み合わせでした)

ハチロクが一番運転させてもらう機会が多くて近場の買い物や食事はもちろん
埼玉の彼の実家に遊びに行ったり忙しい仕事の合間に伊豆に旅行に行ったりと
楽しませてもらいました。

大泉学園のアパートを解散して数年一人暮らししたのち
今度は保谷市のマンションでまた一緒に住むことになったのですが
その大半はハチロクのお世話になっていたような気がします。
そういえばその頃その保谷のマンションでねぎし君が
「超音戦士ボーグマン」の企画書を書いていたのが印象に残っています。

まだ某マンガに使われて人気になるなんて思ってもみない頃
本人が「最後のFR車かもしれないしプレミア人気が付かないかな?」
とか言っていたのに「そんな事あるわけないじゃん!」なんて言ってしまい
まさに先見のなさを露呈してます。

あっ、当然その頃のクルマ…SA22もAE86もパワステ無しの重ステ!
でも当時は20代と全然若くハンドルの重さなんて全く苦にしなくて
それよりは都内で乗るにはマニュアルの4AGは案外低速トルクがなくて
余り楽ではなくて街中のストップ&ゴーなら実家のハイメカツインカム搭載の
スプリンターの方が楽だったとクルマ好きが聞いたらとんでもないことを
考えてました。
あっ、もちろん郊外を走るのは本当に楽しかったのです!
今でも見かけるAE86スプリンタートレノ!

今でも見かけるAE86スプリンタートレノ!

あの頃はトレノって呼んでましたけど。
走り屋ってわけじゃなかったからでしょうか?

形式番号で呼ぶのはどちらかっていうとバイク
ホンダのレーサーレプリカRC30(VFR750R)が
150万なんて当時では普通の750の倍のプライスをつけてきて
特別な存在なんだよ!って形式番号で呼んだのがはしりだったような…

そして深紅のMR2で…

その後3度目の同居を解消することになり
僕は保谷市内のアパートに引っ越しました。

自分のクルマをもてずハチロクを運転させてもらっていた
その数年の間に別の友人…やはりアニメの製作に携わっていた
専門学校の同級生が1980年制の青いMGBを突然買い
一緒に行った長野ツーリングで峠で前を走るその姿にやられてしまい
輸入旧車に傾倒していきたまたま通りがかった店に展示してあった
格安の初期型の紺のフィアットパンダ45を衝動買いし
久しぶりに自分のクルマを持ちました。
ところがさらに数か月後またまたたまたま通りがかったお店に並んでいた
並行輸入もののBRG(ブリティッシュレーシンググリーン)の1979年制のMGBをみて
長野の峠を走るそのお尻を思い出してしまい衝動買い…今もはまる英国旧車の道に
入ってしまいました。

その頃近くには住んでいたものの仕事が忙しく会う事が少なくなっていた
ねぎし君がクルマを買い替えて見せにきてくれました。

それが深紅のMR2…SW20です!

たまたまかもしれませんが全然関係ないところで選んだクルマが
当時はまだ少なかった2シーターのスポーツカー
でも片方は出たばかりの国産新車、僕はすでに15年落ちの英国旧車と
正反対と言っていい選択が面白かったなと思ったのを覚えてます。

早速見せてもらい乗らせてもらったねぎし君の深紅のMR2
驚いたことにATでした!
「だって都内を走るのにマニュアルは面倒で…」そう言って笑うねぎし君を見て
SA22からAE86そしてそのSW20とスポーツカーが続いた彼のクルマ遍歴ですが
決してスポーツカー好きというわけではなくて

リトラクタブルライトが大好きなだけだったんだ!と改めて思ったのを
良く覚えてます。

車好きの種類なんていろいろ…リトラクタブルライト命のアニメ監督がいても
良いですよね(笑)
ミッドシップランナバウトMR2!

ミッドシップランナバウトMR2!

どちらかというと初代AW11の方が僕は好きなのですが
今改めて見てみると端正なフォルムをしてますよね!
ねぎし君本人がこれが一番好きだったって言っていたのもうなずけます。

リトラクタブルライト好きの彼にならって今回のイラストは
みんなリトラクタブルライトが空いた状態で描いたのですが

異形ランプの発達でポップアップ時の空力に問題のある
リトラクタブルライトってすっかりすたれてしまいました。

でもこういうのって空力とかの問題じゃなくて持ち主を満足させる
ギミックなんじゃないかと思います。
是非復活してくれたら!なんて…

異形ランプのツリ目ライトとってなんだか怖いし…

ここでしか読めない!ナカガー書き下ろしの「時空探偵マツ・de・DX」はコチラから

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