ワシントンDCの反戦運動が契機に・・・、夫と別居、娘を連れて帰米!!
ベトナム戦争(1955年11月 - 1975年4月30日)末期の米国では、作家や評論家などの文化人や俳優、歌手などの芸能人による反戦運動が盛んに行われるようになる。ジェーン・フォンダは1970年のワシントンD.C.での反戦集会参加を契機に反戦運動にのめり込んでいった。1970年5月にはFBI当局、CIA当局からの監視対象となり、最終的に2万ページにも及ぶジェーン・フォンダに関するファイルが作成された。1971年にベトナム戦争復員軍人による反戦活動VVAWの公聴会を支援し、FTA(ファック・ジ・アーミー)慰問劇団を率いて世界中を回り、資金集めに奔走した。反体制運動闘志として話題になる。
そんな中、ジェーンが主演した映画『コール・ガール』が1971年の10月に公開された。
そんな中、ジェーンが主演した映画『コール・ガール』が1971年の10月に公開された。
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Klute Trailer 1971
ペンシルヴァニアの研究所の科学者が突如失踪し数ヶ月。彼を探しにNYに派遣された同僚のクルート(サザーランド)は、彼がコールガールに宛てた卑猥な手紙だけを頼りに独自の調査を始める。受取人の友人で売れっ子のコールガール、ブリー(フォンダ)に協力を請うがつれなくされ、クルートは彼女を監視することに。ひたすらみつめるうち、恋の芽生えを意識する彼の心は、やがて、愛に不寛容な彼女を優しく包みこみ、二人は一致して事件の解決に努める。
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失踪者を捜索する男(ドナルド・サザーランド)と娼婦(ジェーン・フォンダ)を通じてNYの暗部を描いている。変質者やヤク中は、当時のテーマとしては、新しかったのか?。ヤク中の娼婦は、胴元や同業仲間からも毛嫌いされているところは、まだ道徳的な描き方で、時代を映していると言えるのかも・・・。本作は、サスペンス的要素があるにはあるが、物語の半ばで、種明かしがされてしまうので、興味半減。どちらかというと、孤独に悩める娼婦の精神的な解放がテーマなんだろうなと思える。男は、事件も解決し娼婦の心も変えることに成功するが、それぞれ住む場所が違うと割り切る最後がちょっと息苦しい。
女性解放運動のアイコンとして!!
ベトナム戦争に対する反戦運動に傾倒していたジェーン・フォンダは反体制、反戦、ウイミンズ・リブの闘志として反逆者のレッテルを貼られていたという。
「ハノイ・ジェーン」の写真は「巨大な間違い」だった!!
反戦運動家として、ビラ撒きや薬物所持の容疑で数回逮捕された(薬物所持の罪状については後に取り下げられた)のは勿論、1972年にベトナム民主共和国を訪れた際、飛来したアメリカ軍機を撃墜するために設けられた高射砲に座り、北ベトナム軍のヘルメットを被って、あたかも打ち落とそうとするポーズまでとってしまった。
後にこの時の写真は世界中に配信され、フォンダは「祖国への裏切り行為で自分の判断の誤りだった」と釈明したものの、「ハノイ・ジェーン(Hanoi Jane)」と呼ばれ、長年に渡り保守派のベトナム退役軍人とその家族を中心に「売国奴」「裏切り者」として大きな批判を浴び続けた。
映画監督ヴァディムと正式離婚後、わずか5日後には社会・政治活動家のヘイドンと再婚する!!
1973年1月16日、映画監督ロジェ・ヴァディムと正式に離婚したが、わずかその5日後には社会・政治活動家のトム・ヘイドン(反戦の闘志でSDSの元リーダー)と再婚してしまう。この頃からのジェーンの出演作は彼女の心情が色濃く反映された作品が多くなる。以降は夫のバック・アップと映画出演を両立させるべく行動している。
この頃のジェーンの出演作と言えば、『ジュリア』や『帰郷』が注目された作品だ。
この頃のジェーンの出演作と言えば、『ジュリア』や『帰郷』が注目された作品だ。
ジュリア [DVD]
『ジュリア』(Julia)は、1977年の米国映画。米国の作家リリアン・ヘルマンの『Pentimento: A Book of Portraits』(1973年)を原作とする。リリアンとジュリアの友情、および作家のダシール・ハメットとの愛が描かれている。
第50回アカデミー賞では作品賞候補を含めて11のノミネーションを受け、3部門で受賞した。
監督 フレッド・ジンネマン
脚本 アルヴィン・サージェント
原作 リリアン・ヘルマン
製作 リチャード・ロス
製作総指揮 ジュリアン・デロード
出演者 ジェーン・フォンダ
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
第50回アカデミー賞では作品賞候補を含めて11のノミネーションを受け、3部門で受賞した。
監督 フレッド・ジンネマン
脚本 アルヴィン・サージェント
原作 リリアン・ヘルマン
製作 リチャード・ロス
製作総指揮 ジュリアン・デロード
出演者 ジェーン・フォンダ
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
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Julia, 1977 - Trailer
リリアン・ヘルマン(ジェーン・フォンダ)という反骨の劇作家を支えた人物は、恋人の作家ダシール・ハメットである。そして、彼の幼なじみであるジュリアと彼女の交流を、暖かくかつ生々しく回想する本作は、そのまま彼女の自我の証しとなって感動的だ。加えて、彼女がジュリアのため、反ナチ運動の資金を運ぶくだりも、まことにスリリングに描かれ見応え充分。ハメットにJ・ロバーズ、ジュリアにV・レッドグレーヴ。公開年の主要な助演賞はこの二人が独占した。
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ヴァネッサ・レッドグレイヴとジェーン・フォンダの政治的信条は正反対だったようだが撮影中はその事には一切触れず、然しながら互いに尊敬の念は感じていたようだ。
この頃のジェーンは『帰郷』然り、いいあんばいの女優だった。ヴァネッサ・レッドグレイヴもこういう役をさらりと演じてオスカーを貰っているのには、驚嘆する。
この頃のジェーンは『帰郷』然り、いいあんばいの女優だった。ヴァネッサ・レッドグレイヴもこういう役をさらりと演じてオスカーを貰っているのには、驚嘆する。
帰郷 [DVD]
『帰郷』(ききょう、Coming Home)は、1978年公開された米国映画で、反戦やフェミニズムがストレートに表現された。第51回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、脚本賞を受賞し、主演を務めたジェーン・フォンダが主演女優賞を、同じく主演のジョン・ヴォイトが主演男優賞を受賞した。
監督 ハル・アシュビー
脚本 ウォルド・ソルト
ロバート・C・ジョーンズ
製作 ジェローム・ヘルマン
出演者 ジェーン・フォンダ
ジョン・ヴォイト
監督 ハル・アシュビー
脚本 ウォルド・ソルト
ロバート・C・ジョーンズ
製作 ジェローム・ヘルマン
出演者 ジェーン・フォンダ
ジョン・ヴォイト
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Coming Home Official Trailer #1 - Bruce Dern Movie (1978) HD
海兵隊大尉である夫のボブ(B・ダーン)をベトナムの最前線へ送り出した妻サリー(J・フォンダ)は、ボランティアとして働く基地付属病院で学生時代のクラスメイト、ルーク(J・ヴォイト)と再会する。ルークはベトナムで傷を負い下半身不随となり車椅子での生活を余儀なくされていた。ルークとサリーは互いに惹かれ、愛しあうようになる。だが反戦運動に没頭するルークに、サリーはとまどいを隠せない。そして戦地からは夫がようやく帰還してきた・・・。
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監督のハル・アシュビーがベトナム戦争を描くとこんな映画になるという作品。登場人物はみんな心に深い傷を持つ人々で、たいへん痛ましいのだが、彼らを見る監督の目はこの上なく優しく共感に満ちている。ジェーン・フォンダ、ジョン・ヴォイトも各々の役柄を誠実に演じているが、特に印象に残ったのはブルース・ダーンで、とかく軽蔑されるような嫌な役柄が多かった彼ですが、本作品では、兵士として、夫として苦悩する姿を好演している。私は彼に助演男優賞をあげたいと思っているのだが・・・??。
Jane Fonda winning an Oscar® for "Coming Home"
ジェーンは映画『帰郷』(1978年)でヒロインを演じて2度目の主演女優賞に輝いた。ジェーンは授賞式で登壇すると、「とても幸せです。すごく受賞したかったからです。『帰郷』を誇りに思い、多くの人々にこの映画を見てもらいたいからです」と手話を交えてスピーチを始めた。「一部手話を使っているのは、この映画を作っていた時、私たちは障害者の問題の数々に気づいたからです」と語り、彼らのために手話を用いたことを説明した。女性として、女優として経験を重ねた彼女は「映画は娯楽として楽しませるだけではなく、人々をインスパイアし、教えたり、癒すことさえできると信じている」と、ためらわずに主張したのだった。
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反戦運動の次は肉体改造運動?!
反体制、反戦、ウイミンズ・リブなどの運動が、1960年代から1970年代にかけて全米に吹き荒れた一連の社会問題がひとまず収束した(1970年代末頃)後、とりあえず社会改良するものが無くなったのかどうかは、良く判らないが、何か改良するものはないかな?と見回したら、自分の体が弛んでいたんでしょうね!!とりあえず、エアロビクスでもして体を鍛えますか!!。ということだったんでは??。(あくまでも私の推論なので、これが正しいのかは皆様でご判断願います。)
監督 アラン・J・パクラ
脚本 アンディ・ルイス
デイヴ・ルイス
製作 アラン・J・パクラ
出演者 ジェーン・フォンダ
ドナルド・サザーランド