中3のとき”舞い降りた”プロレスラーへの道!全女最後のレスラー高橋奈七永はいま、プロレス団体SEAdLINNNG代表!!
2017年8月7日 更新

中3のとき”舞い降りた”プロレスラーへの道!全女最後のレスラー高橋奈七永はいま、プロレス団体SEAdLINNNG代表!!

「全女最後のレスラー」高橋奈七永。2005年の全日本女子プロレス解散時、全女最強の象徴”赤いベルト”王者だった彼女はその後も女子プロレス道を突き進みます。現在はプロレス団体「SEAdLINNNG」の社長として日々奮闘する一方、”地上最も過激な格闘技”「ラウェイ」にも参戦するなど、その闘いのフィールドは止まるところを知りません!

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はい。どんどんプロレスが好きになっていってます。自分が社長になってより楽しくなったのは、「こういう選手を呼んで、こういうカードを組んで…」と自分で考えるようになったことが大きいと思います。

実際は考えた通りには簡単にはいかなくて、自分で生み出す辛さもあったりしますが、そういうのを乗り越えて毎回大会開催にこぎつけ、良い試合をしたり、他の選手も頑張ってくれたりすると、ダイレクトに歓声という形で返ってくるんです。お客様のアツい気持ちが。

社長になってから、お客様とキャッチボールというか会話が出来ている感じがします。イチ選手としても、もちろん対戦しているのは相手の選手なんですが、その先のファンとも会話しているというか、経営者になったことで目線が変わったのは感じています。
24時間プロレスに捧げるのが当たり前!

24時間プロレスに捧げるのが当たり前!

チケット買って来てくださるということは、お金も使って時間も使って来てくださってるということなので、それに応えるには生ヌルいことやっていたら応えられません。自分は今24時間プロレスに捧げてますが、それは当たり前のことで、やってもやってもやり足りないと思っています。

SEAdLINNNGのお客様は有難いことに本当にアツくて。よくファンの方へTシャツとかのグッズ販売ってあると思うんですが、SEAdLINNNGではシードラー・・・SEAdLINNNGを熱く応援してくださっている皆様をシードラーと呼ばせていただいてますが、シードラーが自分達で自発的にTシャツを作ってくれたりしてるんですよね。共感して応援してくれている方が多いです。
SEAdLINNNGのファンは30~40代の男性の方が多いそうです。

これから女性ファンも増やしていきたい、そしてSEAdLINNNGのプロレスを見て女子プロレスラーに憧れて入門してくる人が出てきたら、と話される高橋選手。
南月と考えて、若いコにきてもらうために他のスポーツをやっている会場に行ってみたりしています。“スポーツ交流”とでも言えばいいのでしょうか(笑)
スポーツ少女達が来てくれればいいなと思って、そんな活動にも最近取り組みはじめました。

今テレビ放送されていないので、とくかくまずは“知ってもらう”ことが大事だと思っています。
だから、ミドルエッジ読者のみなさんはもちろん、そのお子さま達にもSEAdLINNNGの試合を見てもらいたいですね。“親がプロレス好き”をきっかけに興味を持つ子供はかなり多いと思うんですよ。

うちのSareee(2017年2月、ディアナからの退団を発表し、3・16後楽園大会よりSEAdLINNNG所属)もお父さんがプロレス好きだったのがあって、プロレスをやり出したんですよね。
たしかに80~90年代のプロレスに熱中していたミドルエッジ世代の皆様のご子息が、私たちのプロレス熱に触発されてこれからプロレスラーを目指そうと考えることだって十分にあり得るんですよね!

高橋選手、そしてSEAdLINNNGのこれから!

女子プロレスがテレビで見られるようにしたいです。自分がテレビでプロレスに出会っているので、テレビに戻りたいなと。CDデビューとかもさせて頂いているので。

テレビ自体を見ている人も減っているとは思うんですけど、若いコの目に触れる機会を増やすにはやっぱりテレビって良いなとは思うんですよね。
YouTUBEとかで団体の動画を流したりもしていますけど、やはりテレビの力は大きいと思います。

また、今後は地方でも大会を開催したいと考えています。現状は後楽園が2ヶ月に1回ペースで、地方では全然開催できていなくて…。
9月14日にはじめて宮城で開催しますが、もっと地方での開催を増やしたいと思っています。

一度試合を見に来てくれた方は、続けて来てくださる方が多いので、1人でも多くの人にぜひ一度SEAdLINNNGの試合会場に足を運んで頂き、できればハマってもらえれば嬉しいですね!
取材を通して感じたのは、高橋奈七永選手のプロレスに対する変わらぬアツい想いでした。

自身の団体「SEAdLINNNG」の由来は、高橋選手の本名である奈苗の苗から。

『苗を植える=seedling』

女子プロレス界にそして世の中に、小さくても熱い苗を植えて育てていきたい。 海を超えてそれが届くようなリングを創っていきたい。そんな思いの総称として『SEAdLINNNG』と名付けられているそうです。

そんな想いに呼応するかのようにアツいファンが多いのもまた、高橋選手や「SEAdLINNNG」の持つ魅力なのだと感じます。

ミドルエッジ世代の皆さん、ぜひ一度お子様も連れて「SEAdLINNNG」に会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

2017年6月14日(水)、SEAdLINNNGが仙台に初上陸!

SEAdLINNNG次回大会は仙台初上陸!!6月14日(水)18:30宮城野区文化センター大会です。
お誘い合わせの上ぜひ観にいらしてください。新たな闘いの苗が植えられていくSEAdLINNNG、みなさまのご来場を心よりお待ちしております!
高橋奈七永選手のプロフィール

高橋奈七永選手のプロフィール

高橋奈七永(たかはしななえ)
ニックネーム:ナナラッカ
身長・体重:165cm・65kg
生年月日:1978年12月23日
血液型:B型

浜口道場出身で老舗・全日本女子プロレスでデビュー。
中西百重とのナナモモで台頭し、つんくプロデュースの「キッスの世界」でCDデビューも果たす。
多くのタイトルを奪取し、伝統の赤いベルトの最後の王者として名を連ねた。
フリーを経てSUNの代表を務めたが再びフリーとなりパッション・レッドを結成。
女子プロレス界屈指の情熱と、燃えるような熱いファイトで長きに渡りトップ・レスラーに君臨。2010年度プロレス大賞の女子プロレス大賞を受賞した。
スターダムの旗揚げに参画し同年のデビュー15周年大会でワールド・オブ・スターダム王座を奪取。ナナエ軍団を結成しパッションを旗印に活躍し、赤いベルトは7度の防衛に成功。
2015年6月、SEAdLINNNGを設立。そのタイミングで高橋奈苗から高橋奈七永に改名。
今年でデビュー21周年目を迎える。
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