昭和歌謡曲をリードした作詞家・橋本淳
2015年12月2日 更新

昭和歌謡曲をリードした作詞家・橋本淳

昭和のグループサウンズ・歌謡曲ばかりではなくアニメ作品と、さまざまなジャンルで活躍された作詞家の橋本淳先生。今聞くととてもリリカルですよね。まさに「詩人」といっても過言ではない橋本先生の作品を振り返ってみたいと思います。

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全男性の理想の女性・メーテルが乗り込む「銀河鉄道999」。
このテレビアニメの主題歌も橋本先生です。
曲は平尾昌晃先生ですから、後で紹介しますが「カナダからの手紙」のコンビであるともいえます。

ささきいさお/「銀河鉄道999」「青い地球」 - YouTube

オープニングテーマ - 「銀河鉄道999」 / エンディングテーマ - 「青い地球」
作詞 - 橋本淳 / 作曲 - 平尾昌晃 / 編曲 - 青木望 / 歌 - ささきいさお、杉並児童合唱団
主題歌シングルは、オリコンの童謡・アニメ部門のチャートで1979年度の年間チャート1位を記録した。(wikipediaより)
どうしても「青い地球」もご紹介したかったのでこの動画をチョイスしました。
橋本先生は歌謡曲の売れっ子作詞家ですが、OPもEDも企画書あるいは原作をしっかり踏まえた歌詞であることがわかりますよね。
子供向け(当時はまだ子供向けという意識だった)だからこそ丁寧な作品を、というプロの仕事をされてるんだなと思います。

アニメ作品をあと2つご紹介します。「ルパン三世カリオストロの城」の主題歌「炎のたからもの」と「野球狂の詩」挿入歌「北の狼 南の虎」です。

「ルパン三世/カリオストロの城」主題化「炎のたからもの 」/ ボビー(1979年) - YouTube

「炎のたからもの」(ほのおのたからもの)は、1979年12月に発売されたボビーのシングル。『ルパン三世 カリオストロの城』主題歌。(wikipediaより)

北の狼南の虎OP フル - YouTube

「北の狼南の虎」(第13・14話)
作詞:橋本淳、作曲:中村泰士、編曲:京建輔、歌:水木一郎

この13話・14話のための挿入歌があと2曲作られていて、いずれも橋本淳先生の作詞です。
「栄光の彼方へ」「母さんの灯火」です。
3曲ともご紹介したかったのですが、今回は涙を呑んでこの曲に。13話と14話を象徴する曲だと思います。

「スワンの涙」「カナダからの手紙」「半分少女」

橋本先生の作品は多岐に渡るのでどれをご紹介しようか悩むのですが、この3曲は外せないような気がします。

オックス スワンの涙 - YouTube

(1968.12.10)作詞:橋本淳/作曲:筒美京平 オリコン7位

なんだかジャニが歌っても違和感ないですねえ。。

カナダからの手紙 / 平尾昌晃・畑中葉子 - YouTube

「カナダからの手紙」は、1978年1月にビクターよりリリースされた、平尾昌晃・畑中葉子によるデュエット曲である。畑中葉子にとっては、本曲がデビュー曲となった(wikipediaより)。

小泉今日子 半分少女 - YouTube

「半分少女」(はんぶんしょうじょ)は、小泉今日子の楽曲で、6枚目のシングル。1983年7月21日に発売。リミックスを除くと一番別バージョンが多い曲で、企画アルバムに収録されている
作詞:橋本淳 作曲:筒美京平 (wikipediaより)

昭和歌謡曲の作詞家は偉大です

橋本先生は「Uta-Net」でこのようなコメントを寄せられています。

Q.プロの作詞家になりたい人へのアドバイスを
A:シンガー・ソンガーの時代となってこのかた、等身大の作品ばかりとなってしまったが、
もっと自由にもっと深く人間の心と行動を表現して欲しい。
想像力と空想が必要だ。(http://www.uta-net.com/user/sakushika/01_100/29.html

ここでご紹介した作品を改めて聴くと先生がすばらしい表現者であるかということがよくわかりますよね。

それでは最後にまたまた筆者の独断で。
「大事な曲を忘れていないか?」というお声もあると思います。
そうなんです。最後まで悩みました。ブルー・コメッツの「ブルー・シャトウ」もいいけど「草原の輝き」もいいよね、と…。
最後まで甲乙つけがたかったのでこの2曲でこの記事を締めたいと思います。

ブルー・コメッツ 草原の輝き - YouTube

「草原の輝き」(そうげんのかがやき、英題:Summer Grass)は1968年6月30日に発売されたジャッキー吉川とブルー・コメッツの楽曲である。作詞は橋本淳、作曲は井上忠夫によるもの。当時、新進気鋭の作・編曲家として売り出し中であった筒美京平が編曲を手がけている。(wikipediaより)

ブルー・シャトウ ジャッキー吉川とブルー・コメッツ - YouTube

「ブルー・シャトウ」(Blue Chateau)は、ジャッキー吉川とブルー・コメッツが1967年にヒットさせた楽曲である。
1967年3月15日に発売され、レコード売上150万枚[1]の同グループ最大のヒット曲となり、第9回日本レコード大賞を受賞した。またこの曲は『第18回NHK紅白歌合戦』(1967年)の際の出場曲で、同時にグループとして2回目の出場曲でもある。橋本淳作詞、井上忠夫(当時。後に井上大輔)作曲、森岡賢一郎編曲。
ブルー・コメッツの曲としては、先行する「青い瞳」・「青い渚」に続く「青い」シリーズの第三弾であり、前2作と同様に、橋本・井上のコンビの作品である。(wikipediaより)
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