映画「ロッキー」コミカライズ版は、正に「あしたのジョー」!女性漫画家による迫力のボクシングシーンは必見!
2017年9月21日 更新

映画「ロッキー」コミカライズ版は、正に「あしたのジョー」!女性漫画家による迫力のボクシングシーンは必見!

今回紹介するのは、そのテーマ曲を聴けば誰でも反射的に腕立てを始めたくなる!という、もはやミドルエッジ世代にとってはDNAレベルで刷り込まれている、不朽の名作!そう、あの映画「ロッキー」1作目の幻のコミカライズ版!

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女性が告白するラスト!

女性が告白するラスト!

エイドリアンと抱き合ったロッキーのアップで終わる映画のラストもいいが、このマンガ版のラストも恋愛映画としての側面がより強調されていて、中々に味わい深い物がある。
地味で恋愛に臆病だったヒロインのエイドリアンが、ラストでは自分からリングに駆け寄り「愛してるわ!」と告白する映画のラストシーン。この部分がコミカライズ版ではより強調されており、映画「ロッキー」が実はエイドリアンの成長の物語でもあったのだと、改めて読者に気付かせてくれる。
そう、ロッキーが15ラウンドを戦い抜いたのは、男の誇りや自身の存在意義の証明だけで無く、エイドリアンへの愛の証明でもあった!
映画では判らなかった様な、こうした新たな発見こそ映画コミカライズの醍醐味であり、その重要な役割だと言えるだろう。

最後に

いかがだっただろうか?
とても女性が描いたとは思えない迫力のボクシングシーン!更に、女性ならではのきめ細かい恋愛や心理描写が加わって、数ある映画コミカライズ作品の中でも傑作とされているのが、このコミカライズ版「ロッキー」だ。
残念ながら、作者の野田たみ樹先生の単行本自体が1冊しか出版されていないこともあって、その存在が殆ど世に知られていない本作。
野田先生の初連載作品「忍旋風ザジ」が単行本化された際には、ぜひこの「ロッキー」が巻末に収録されることを願ってやまない。
44 件

思い出を語ろう

     
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  • 2018/11/27 10:20

    女性ながら、女性ながら、女性、女性

    ホントしつこい。逆に馬鹿にしてる。

    春日牧彦 2018/2/20 19:12

    あ、もう一つ、間違い発見(この二つ前の私のコメント)!。

    「その方法が解らず我夢中でもがいている」

    ↑↑これは、

    「その方法が解らず、無我夢中で、もがいている」

    ↑↑こう書きたかったのです。

    m(;∇;)m

    春日牧彦 2018/2/20 18:58


    え~…、

    (///∇///)

    一つ前の私のコメントで、

    「ガムシャラなど付き合い」

    という言葉がありましたが、

    「ガムシャラなド突き合い」

    の、間違いです。すいません。

    m(。≧Д≦。)m

    春日牧彦 2018/2/20 15:44

    この漫画は私も拝見しました。改めて感動しました。有り難うございました。
    ただ、生意気を言わせて頂くと、トレーナーのミッキーの言葉は映画とは正反対です。ミッキーはロッキーのガッツ・パンチの威力・打たれ強さを認めているものの、ボクサーがヤクザの手先をする行為を絶対に許さないためコーチをしてくれず、その結果、ロッキーはパンチの威力とタフネスに頼る、ガムシャラなど付き合いしか出来なくなってしまったのです。
    また、ロッキーはヤクザの手先はしてるものの、ボクシングには真摯で、自己流ながらも練習熱心でした。ロッキーを取り巻く人々も、冒頭の対戦者スパイダー・リコも闘志旺盛で、「次は負けないぜ」と、ボクシングに対する意識の高さを見せます。さらに、ロッキーは町の人気者で、町を歩くと皆がロッキーに挨拶し話しかけてきます。
    このように、ロッキーの回りは、みんな今の自分をより良くしたいが、その方法が解らず我夢中でもがいている、そんな生活の中に、ある日突然、チャンスが飛び込んできた、ロッキーとはそんな物語なのです。

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