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気になる最終回は?
幼い子を亡くして以来、子宝に恵まれなかったプリンストン婦人は記憶を失ったルーシーをエミリーを名づけてわが子のように扱いますが、ある日事故があった場所で愛犬リトルと出会い、記憶を取り戻して無事帰宅します。ルーシーが去って落ちこんでしまい病気になっていた婦人を心配したプリンストンさんは、ルーシーを養女にする代わりに開拓していない土地を父アーサーに譲るという提案を持ちかけてきます。アーサーは激怒してその提案を断りますが、その話をこっそりと聞いていたルーシーは家族の将来を考え、自らプリンストンさんに養女にしてほしいと申し出ます。
自分を犠牲にしても家族全体の事を思うルーシーのひたむきさに胸を打たれたプリンストンさんは、農場の開墾していない土地と、そこに建っている2軒の家をポップル家に売ることにしました。報酬はアデレードの家を売ったお金とたまに自分の農場を手伝ってくれれば良いという破格の条件でした。
嬉しさのあまり涙を流して喜んだお父さんと一緒にルーシーが新しい農場に行ってみると、何とそこには売り払ったスノーフレイクが!
いよいよ農場に引っ越しする当日、雨上がりの空には大きな虹がかかっていました。移住して4年半が経過していたポップル一家でしたが、ついに自分の土地を手に入れて夢を叶え、2台の牛車は虹の橋のたもとを目指して進み続けるのでした。
嬉しさのあまり涙を流して喜んだお父さんと一緒にルーシーが新しい農場に行ってみると、何とそこには売り払ったスノーフレイクが!
いよいよ農場に引っ越しする当日、雨上がりの空には大きな虹がかかっていました。移住して4年半が経過していたポップル一家でしたが、ついに自分の土地を手に入れて夢を叶え、2台の牛車は虹の橋のたもとを目指して進み続けるのでした。
苦難の末、ついに夢への第一歩を踏み出したポップル一家。ルーシーの健気さに心打たれ、希望と家族愛について深く考えさせられる最終回です。
「南の虹のルーシー」のここがみどころ!
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アニメオリジナルの展開
「南の虹のルーシー」は名作劇場シリーズで唯一放送前に原作が終了していなかった作品で、ルーシーが記憶喪失になったり、アーサーが酒に溺れたりする部分はアニメオリジナル展開でした。この改変が物語にリアルさと深みを持たせた名作アニメになった要因ではないかと思います。
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かわいい動物たち
イラストは愛犬(ディンゴ)のリトルですが、それ以外にもハムスターのモッシュ、羊のスノーフレイク、カンガルーやカモノハシにウォンバットなど多くの動物が出てくるのも魅力の一つです。ただかわいいだけでなく、野生動物を飼う難しさや家族同然で別れる辛さなど様々な面が描かれています。
コアラブームの火付け役!?
放映当時は、わくわく動物ランドやムツゴロウさんなどの動物番組が多く、「南の虹のルーシー」放送後にはコアラが初来日したり、コアラのマーチが発売されたりとコアラブームが起こりました。
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主要な登場人物が亡くなるなどドラマチックな演出はない地味な作品ながらも、家族の絆の大切さを知ることができて笑って泣けるこの作品は、家族そろって鑑賞するのにぴったりな名作です。