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大西秀明は、なんば花月の裏方の仕事から、新喜劇、ザ・ぼんちのおさむの弟子を経て、21歳にして明石家さんまの専属運転手として大阪から東京に移った。
東京ではちょうどアメリカから
「人間に1番近い」
という猿がきていて、その名前が「ジミー」
それを知った明石家さんまは
「お前、今日からジミーな」
と命名。
いわく
「人間や思たら腹立つけど、かしこいゴリラや思たら腹立たへん」
という。
東京ではちょうどアメリカから
「人間に1番近い」
という猿がきていて、その名前が「ジミー」
それを知った明石家さんまは
「お前、今日からジミーな」
と命名。
いわく
「人間や思たら腹立つけど、かしこいゴリラや思たら腹立たへん」
という。
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まだ運転免許を持っていなかったジミー大西は、明石家さんまに
「2週間で免許が取れる合宿制の自動車教習所があるから行ってこい」
といわれ、合宿制の自動車教習所に通った。
実技は問題なかったが、筆記試験が通らず、落ちる度に明石家さんまにお金を送ってもらった。
結局、半年がかりで免許を取得し
「車がもう1台買えたわ」
といわれた。
運転手としての給料は月30万円。
ご飯もほとんどさんまにおごってもらいながら、さんまさんの事務所で寝泊り。
さんまに
「7時に起こしてくれよ」
と目覚まし係を仰せつかったジミー大西だったが、一緒に寝てしまい、起きると時刻はすでに8時。
あわてて部屋の時計を5時にした。
その後、大阪駅に移動したとき、気づかれて怒られた。
「2週間で免許が取れる合宿制の自動車教習所があるから行ってこい」
といわれ、合宿制の自動車教習所に通った。
実技は問題なかったが、筆記試験が通らず、落ちる度に明石家さんまにお金を送ってもらった。
結局、半年がかりで免許を取得し
「車がもう1台買えたわ」
といわれた。
運転手としての給料は月30万円。
ご飯もほとんどさんまにおごってもらいながら、さんまさんの事務所で寝泊り。
さんまに
「7時に起こしてくれよ」
と目覚まし係を仰せつかったジミー大西だったが、一緒に寝てしまい、起きると時刻はすでに8時。
あわてて部屋の時計を5時にした。
その後、大阪駅に移動したとき、気づかれて怒られた。
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運転手としても、道を間違えたり車をぶつけたり失敗を連続させた。
料金所で窓を開けるのを忘れ、手を思いきりぶつけ骨折。
左右に揺れるワイパーをみて催眠術にかかってウトウトしてしまい、ブレーキをふんだまま寝ているところを、さんまにピコピコハンマーで叩かれたこともあった。
ワイパーに関しては、強い雨で激しく動いているときは問題ないが、普通の雨のときのワイパーの動きが危ないという。
「まだ着かへんのか?」
さんまに聞かれ、ジミー大西は
「渋滞なんです」
と答えたが、車は運転席に誰も乗っていない駐車中の車の後ろで停まっていた。
明石家さんまが運転してバック駐車していたとき、ジミー大西が
「オーライオーライ」
といい続けたため、バックし続けると車は衝突。
それでもなぜかジミー大西は
「オーライオーライ」
といい続けていた。
料金所で窓を開けるのを忘れ、手を思いきりぶつけ骨折。
左右に揺れるワイパーをみて催眠術にかかってウトウトしてしまい、ブレーキをふんだまま寝ているところを、さんまにピコピコハンマーで叩かれたこともあった。
ワイパーに関しては、強い雨で激しく動いているときは問題ないが、普通の雨のときのワイパーの動きが危ないという。
「まだ着かへんのか?」
さんまに聞かれ、ジミー大西は
「渋滞なんです」
と答えたが、車は運転席に誰も乗っていない駐車中の車の後ろで停まっていた。
明石家さんまが運転してバック駐車していたとき、ジミー大西が
「オーライオーライ」
といい続けたため、バックし続けると車は衝突。
それでもなぜかジミー大西は
「オーライオーライ」
といい続けていた。
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ドラマ「男女7人夏物語」に主演することが決定したさんまは、初顔合わせの日、ジミー大西の運転で遅刻。
そして
「今井良介役の明石家さんまさんです」
と紹介された後、隣に座っていた神埼桃子役の大竹しのぶに話しかけられた。
「ねえ、サンマって芸名、気に入ってるの?」
「気に入るも何も・・」
「イワシじゃイヤだったの?」
「・・・・師匠がつけてくれたんで」
「あ、そうなんだ。
師匠、魚が好きなんだ」
「・・いや」
「明石家サバでもよかったかも」
そして
「今井良介役の明石家さんまさんです」
と紹介された後、隣に座っていた神埼桃子役の大竹しのぶに話しかけられた。
「ねえ、サンマって芸名、気に入ってるの?」
「気に入るも何も・・」
「イワシじゃイヤだったの?」
「・・・・師匠がつけてくれたんで」
「あ、そうなんだ。
師匠、魚が好きなんだ」
「・・いや」
「明石家サバでもよかったかも」
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同時期、ジミー大西は、憧れの早見優に会うことができたが、緊張で
「ウウゥ」
と唸ってしまい
「こわーい」
といって逃げられてしまった。
それでも
「俺、この人のお尻の穴なめれるわ」
と思ったという。
「ウウゥ」
と唸ってしまい
「こわーい」
といって逃げられてしまった。
それでも
「俺、この人のお尻の穴なめれるわ」
と思ったという。
Jimmy~明石家さんまという天才とジミー大西という天才の物語~
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吉本はジミー大西を東京のTV局に売り込んだ。
「さんまの番組にこのジミー大西をつかってくれまへんか?」
「何です、コレ」
「さんまの運転手です」
「ウチはさんまさんだけで結構です」
「いや吉本ではニコイチいいまして、2人で1人、パッケージになってますねん」
「使い物になるんですか?」
「なるかならんかはフジテレビさんの裁量ですがな」
プロデューサはしぶしぶ承知。
多くの人が
(売れるわけがない)
と思ったが、
「ジミー頑張れよ」
(さんま)
「お前も頑張れよ」
(ジミー大西)
「ハイ!」
(さんま)
「ジミーちゃんやってる?」
(さんま)
「やってる、やってるぅ」
(ジミー大西)
さんまに股間を触られ
「ふるさとー」
「エクスタシー」
などというギャグ。
そして予測不能のボケっぷりでジミー大西は大ブレイク。
「さんまの番組にこのジミー大西をつかってくれまへんか?」
「何です、コレ」
「さんまの運転手です」
「ウチはさんまさんだけで結構です」
「いや吉本ではニコイチいいまして、2人で1人、パッケージになってますねん」
「使い物になるんですか?」
「なるかならんかはフジテレビさんの裁量ですがな」
プロデューサはしぶしぶ承知。
多くの人が
(売れるわけがない)
と思ったが、
「ジミー頑張れよ」
(さんま)
「お前も頑張れよ」
(ジミー大西)
「ハイ!」
(さんま)
「ジミーちゃんやってる?」
(さんま)
「やってる、やってるぅ」
(ジミー大西)
さんまに股間を触られ
「ふるさとー」
「エクスタシー」
などというギャグ。
そして予測不能のボケっぷりでジミー大西は大ブレイク。
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ビートたけしはさんまのフリに確実にギャグで返すジミーを
「パブロフの犬の様な条件反射はすごい!」
と評価。
萩本欽一も
「このボケが意図的であればチャップリン以来の天才喜劇役者だ」
といい、自分の番組に出演させた上で1対1で面談。
面談後、
「天然だったね」
と残念そうにいった。
(これが「天然ボケ」という言葉の由来になったといわれている)
「パブロフの犬の様な条件反射はすごい!」
と評価。
萩本欽一も
「このボケが意図的であればチャップリン以来の天才喜劇役者だ」
といい、自分の番組に出演させた上で1対1で面談。
面談後、
「天然だったね」
と残念そうにいった。
(これが「天然ボケ」という言葉の由来になったといわれている)
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こうして瞬く間に 超売れっ子になったジミー大西は、豪遊し始めた。
月~金曜日は競艇。
土日は競馬。
そして風俗店に通った。
結果、月に数百万、年間で数千万円の収入がありながら、1千万円以上の借金をつくり
「すいません。
借金があるんです」
と会社に泣きついた。
吉本は
「わかった。
さんまさんに聞いてみてOKやったら貸したるわ」
といい、ジミー大西はさんまを保証人にして吉本から金を貸り、ギャンブルは卒業した。
月~金曜日は競艇。
土日は競馬。
そして風俗店に通った。
結果、月に数百万、年間で数千万円の収入がありながら、1千万円以上の借金をつくり
「すいません。
借金があるんです」
と会社に泣きついた。
吉本は
「わかった。
さんまさんに聞いてみてOKやったら貸したるわ」
といい、ジミー大西はさんまを保証人にして吉本から金を貸り、ギャンブルは卒業した。
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さんまは自分のラジオに貧乏自慢をするコーナーを新設。
村上ショージ、Mr.オクレ、ジミー大西に、
「お前らがどんだけ貧乏かリスナーにアピールするねん」
といった。
「ビンボーやったら負けへん」
ショージは意気込み、その後、台本を練って打ち合わせを重ねた。
そして収録の日、
「日本は豊かな国になりました。
せやけどここにはこんなビンボーな男たちもいるんです。
聞いてやってください。
彼らの魂の叫びを」
さんまがしみじみ語り、悲しい音楽が流れた。
最初のショージが口を開けようとした瞬間、ジミー大西は間違えて
「こんばんは」
といってしまい、みんなに頭を叩かれた。
そして仕切り直し。
「村上ショージです。
みなさん、金がなくて神戸から難波まで歩いたことありますか?
僕は3回あります」
続いてオクレ。
「Mr.オクレです。
最近、『給料3ヵ月分でダイヤモンドの婚約指輪が買える』ってCMやってますよね?
本当に1万2千円で買えますの?」
「こ、こんばんは、ジミー大西です。
あの、あの、あの・・・」
ジミー大西は頭の中にあったセリフがトバしてしまった。
「ネタ!ネタ!」
ショージが小声でいうと
「あっ、ネタのない寿司、食べたことありますか?
・・・・・」
思い出せたのはそこまでで、オチがわからずに
「す、酸っぱいだけで味気ないですよ」
「感想いうてどうすんねん!」
「どないもこないもありません」
ジミー大西はニカニカと笑ったが、さんまを含め誰も笑っていなかった。
この貧乏自慢は「オレたちひょうきん族」でも採用された。
「ラブ・ユー・貧乏」と名づけられたコーナーでは、ジミー大西はメンバーを外され、1番、前田政二、2番、Mr.オクレ、3番、村上ショージ、タキシードを着た3人が貧乏自慢をしていき
「♪貧乏、貧乏、涙ーの貧乏♪」
とムード歌謡の大御所、ロス・プリモスが生歌コーラスが入れるという無駄に豪華な演出が施された。
村上ショージ、Mr.オクレ、ジミー大西に、
「お前らがどんだけ貧乏かリスナーにアピールするねん」
といった。
「ビンボーやったら負けへん」
ショージは意気込み、その後、台本を練って打ち合わせを重ねた。
そして収録の日、
「日本は豊かな国になりました。
せやけどここにはこんなビンボーな男たちもいるんです。
聞いてやってください。
彼らの魂の叫びを」
さんまがしみじみ語り、悲しい音楽が流れた。
最初のショージが口を開けようとした瞬間、ジミー大西は間違えて
「こんばんは」
といってしまい、みんなに頭を叩かれた。
そして仕切り直し。
「村上ショージです。
みなさん、金がなくて神戸から難波まで歩いたことありますか?
僕は3回あります」
続いてオクレ。
「Mr.オクレです。
最近、『給料3ヵ月分でダイヤモンドの婚約指輪が買える』ってCMやってますよね?
本当に1万2千円で買えますの?」
「こ、こんばんは、ジミー大西です。
あの、あの、あの・・・」
ジミー大西は頭の中にあったセリフがトバしてしまった。
「ネタ!ネタ!」
ショージが小声でいうと
「あっ、ネタのない寿司、食べたことありますか?
・・・・・」
思い出せたのはそこまでで、オチがわからずに
「す、酸っぱいだけで味気ないですよ」
「感想いうてどうすんねん!」
「どないもこないもありません」
ジミー大西はニカニカと笑ったが、さんまを含め誰も笑っていなかった。
この貧乏自慢は「オレたちひょうきん族」でも採用された。
「ラブ・ユー・貧乏」と名づけられたコーナーでは、ジミー大西はメンバーを外され、1番、前田政二、2番、Mr.オクレ、3番、村上ショージ、タキシードを着た3人が貧乏自慢をしていき
「♪貧乏、貧乏、涙ーの貧乏♪」
とムード歌謡の大御所、ロス・プリモスが生歌コーラスが入れるという無駄に豪華な演出が施された。
ひょうきん族 ラブユー貧乏2本立て
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あるときジミー大西は、「ラブ・ユー・貧乏」の収録が終わるのを待っていた。
そして出てきたさんまに
「楽屋の荷物、車に積んどいて!」
といわれ、村上ショージたちと一緒に大きな黒いバッグを車まで運んだ。
さんまのマンションに着くと、再びそれを部屋まで運び入れた。
そして村上ショージがチャックを開けると
「もうフラフラ」
といって女性が出てきた。
驚くジミー大西にショージが小指を出した。
「若のコレや」
仕事で遅れたさんまが帰ってくると全員で食事。
再び女性は大きなカバンに身を隠して帰った。
その後、男だけでマージャンが始まった。
ここでもメンバーに入れず、みているジミー大西にクイズが出題された。
「ことわざで、人のフリみて?」
「どないする」
「我がフリ直せや。
馬の耳に?」
「イヤリング!」
「お洒落やなあ
猫に?」
「ワン!」
「ケンカしとるで。
2階から?」
「目ヤニ」
「すっごい量やね。
ベトベトやん。
石の上にも何年?」
「石の上にもぉ~~~ちんねん」
「そんなお坊さんおったかもね。
穴があったら?」
「入ろかな」
「はい、入りましょって誰にいうてんねん。
お前、ほんまに恐ろしいなあ」
そして出てきたさんまに
「楽屋の荷物、車に積んどいて!」
といわれ、村上ショージたちと一緒に大きな黒いバッグを車まで運んだ。
さんまのマンションに着くと、再びそれを部屋まで運び入れた。
そして村上ショージがチャックを開けると
「もうフラフラ」
といって女性が出てきた。
驚くジミー大西にショージが小指を出した。
「若のコレや」
仕事で遅れたさんまが帰ってくると全員で食事。
再び女性は大きなカバンに身を隠して帰った。
その後、男だけでマージャンが始まった。
ここでもメンバーに入れず、みているジミー大西にクイズが出題された。
「ことわざで、人のフリみて?」
「どないする」
「我がフリ直せや。
馬の耳に?」
「イヤリング!」
「お洒落やなあ
猫に?」
「ワン!」
「ケンカしとるで。
2階から?」
「目ヤニ」
「すっごい量やね。
ベトベトやん。
石の上にも何年?」
「石の上にもぉ~~~ちんねん」
「そんなお坊さんおったかもね。
穴があったら?」
「入ろかな」
「はい、入りましょって誰にいうてんねん。
お前、ほんまに恐ろしいなあ」