40歳【安美錦】引退。
関取在位117場所は歴代1位タイとなる40歳の大ベテランでしたが、今場所は2日目に21歳の竜虎との一番で、古傷である右膝を痛めて休場していました。
引退を決めた安美錦は「勝ち越しや十両残留の芽がなくなり、スパッと決めた。勝負師として一線を引く時だと考えた。何も悔いはない」とコメントしています。
https://t.co/KoJEYkgF0V#大相撲 の現役最年長関取 #安美錦 が現役引退を表明しました。ひざの大けがに苦しみながら、今場所で関取在位117場所の歴代最多記録に並んでいました。年寄名跡「安治川」を所有しており、後進の指導にあたる見込みです。写真は先場所初日に勝ち名乗りを受ける安美錦です(し) pic.twitter.com/l2UpIbzB1l
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) July 16, 2019
現役最後の取組となった竜虎戦。大先輩の安美錦に大怪我を負わせてしまい、「申し訳ない」と竜虎が肩を落としていることを知った安美錦は、佐ノ山親方(元幕内里山)を通じてLINEで「竜虎にそんなこと気にするなと伝えて欲しい。里山でも勝ったことがないんだから自信を持って相撲を取れ。いい相撲だったぞ」と激励。
すると竜虎は「そう言ってくれてうれしかった。気合が入りました。これから絶対に負けられないなと思いました」とコメント。十日目を終えた時点で、4勝6敗ながら奮闘しています。
数年後、貴乃花親方がTV番組で当時の一番を振り返り「(休場明けの場所を踏まえても)あの一番はケガをしていてもしていなくても同じ結果」とコメントしているのを見て、プレッシャーから解放され、涙を流したといいます。
期待の若手である新十両・竜虎に敗れ、土俵を去る安美錦。飾り気のない口調が特徴的な人柄ですが、これからは年寄名跡・安治川として後進の育成に当たる見込みとなっています。
【主な成績】
・初土俵:1997年1月場所
・最高位:東関脇
・通算907勝(史上8位)
・金星8個(現役最多タイ)
・賞:殊勲賞4回、敢闘賞2回、技能賞6回
《引退した安美錦に関するツイート》
竜虎、一生忘れないで……………… pic.twitter.com/HZbA1ZMiRz
— 書記長 (@shoki_cho) July 16, 2019
相撲を観るようになって、初めて好きになったお相撲さんでした。安美錦関。相撲もインタビューの受け応えも最高でした。ありがとうございました。 pic.twitter.com/TPrHR3LLRA
— 藤岡拓太郎 (@f_takutaro) July 16, 2019
『はっけよい』平成13年11月号
— をゑん@幸せな結末☀︎ (@teragram_oen) July 16, 2019
安美錦関(23歳)
重量力士全盛の時代の中で、小兵力士ながらも正攻法で真っ向勝負に挑む安美錦。重量力士の圧倒的なパワーの壁にぶつかり、悩みながらも「自分の相撲」へのこだわり、そして「自分の可能性」を追求する現代的でクールな青年である。穏やかな笑顔を… pic.twitter.com/EuzHJeDpBx