夫と子供と幸せに暮らしていた真理子・ローズバンクは、ある日夫のロンドン出張の見送りに来ていた空港で爆弾テロに会い、最愛の夫ハロルドと最愛の息子ティミーを亡くします。真理子自身も大きな傷を負い、胸元には薔薇のように見える手術痕が残りました。
真理子はテロリストを憎み、テロリスト撲滅の為に熾烈な訓練を受けて対テロ専門の民間傭兵集団CAT(カウンターアタックテロリズム)の女性指揮官となり、「薔薇のマリー」と呼ばれるようになります。
真理子はテロリストを憎み、テロリスト撲滅の為に熾烈な訓練を受けて対テロ専門の民間傭兵集団CAT(カウンターアタックテロリズム)の女性指揮官となり、「薔薇のマリー」と呼ばれるようになります。
ディヴィジョンM
マリー(真理子)が指揮官を務めるチームはディヴィジョンMと呼ばれ、作戦成功率90%以上を誇るトップチームです。メンバーは全員女性でそれぞれが専門知識にたけ、様々な国で困難な任務をこなしていきます。
マリーの宿敵はテロリスト、グリフォン
マリーの最愛の夫と子供が巻き込まれた爆破テロの犯人は国際的なテロ組織のリーダー、グリフォンです。マリーたちディヴィジョンMが関わったテロ事件で何度かその名前が出てきますが、中々正体が掴めないでいました。けれど最終話でとうとうグリフォン本人とマリーは対峙して戦うことになります。
「砂の薔薇 デザート・ローズ」登場人物
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真理子・ローズバンク(マリー・ローズバンク)
真理子・ローズバンク(薔薇のマリー)は民間の対テロ傭兵集団CAT(カウンターアタックテロリズム)の指揮官です。部隊の名前はディヴィジョンM。日本人ですがアメリカ人と結婚してアメリカ国籍を取得しています。夫と子供がいましたが爆破テロにより死別しました。テロリストを憎み、テロへの感情が高ぶると傷跡の薔薇が赤く染まるのですが、本物のタトゥーと間違われることもしばしばあります。
新兵の時から高い戦闘能力や機転の早さを効かせていました。新兵時代に指揮官が負傷者を見捨てるようマリーに指示を出しても従わず、「誰も見捨てない!」と指揮官に反抗する場面もありましたが、指揮官自身が負傷した時にも見捨てず最期を看取っています。
一つの作戦が終わると「撤収します。作戦完了!○○○○(ここに完了時間)」とマリーが撤収コールをかけるのがディヴィジョンMのルーティンとなっていて、このコールがない時はまだ話の続きがあるのだな、と読者にもわかるのです。
新兵の時から高い戦闘能力や機転の早さを効かせていました。新兵時代に指揮官が負傷者を見捨てるようマリーに指示を出しても従わず、「誰も見捨てない!」と指揮官に反抗する場面もありましたが、指揮官自身が負傷した時にも見捨てず最期を看取っています。
一つの作戦が終わると「撤収します。作戦完了!○○○○(ここに完了時間)」とマリーが撤収コールをかけるのがディヴィジョンMのルーティンとなっていて、このコールがない時はまだ話の続きがあるのだな、と読者にもわかるのです。
ヘルガ・ミッターマイヤー
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ディヴィジョンMの副官でマリーの良き理解者であり親友でもあります。マリーとは厳しい訓練時代から一緒で、何度も2人で死線を越えてきた仲です。他の隊員たちはマリーのことを「隊長」や「コマンダー」と呼びますが、彼女だけは「マリー」と呼んでいます。冷静沈着に物事を判断し、高い戦闘力を持っています。
ヘルガは東ドイツ出身です。CATに入る前、まだベルリンの壁によってドイツが分断されていた時に通信社に勤務していました。恋人であるアメリカ人のウォルター・ヘインズと結婚することになり、西に堂々と渡れる予定でしたが、彼がアメリカの諜報員であることが発覚し彼は射殺され、ヘルガもKGBに拘束され屈辱的でひどい尋問を受けさせられました。東ドイツに希望を持てなくなったヘルガは上司のベンツを盗んで西に逃亡し成功しますが、その時お腹にいたウォルターの赤ちゃんは亡くなってしまいました。
ヘルガは東ドイツ出身です。CATに入る前、まだベルリンの壁によってドイツが分断されていた時に通信社に勤務していました。恋人であるアメリカ人のウォルター・ヘインズと結婚することになり、西に堂々と渡れる予定でしたが、彼がアメリカの諜報員であることが発覚し彼は射殺され、ヘルガもKGBに拘束され屈辱的でひどい尋問を受けさせられました。東ドイツに希望を持てなくなったヘルガは上司のベンツを盗んで西に逃亡し成功しますが、その時お腹にいたウォルターの赤ちゃんは亡くなってしまいました。
アイリーン・サンダース
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ディヴィジョンM所属で突撃担当の第一部隊。ディヴィジョンMに配属される前はデライラとディヴィジョンQにいました。元海兵隊(マリーン)出身で戦闘機やヘリコプター、飛行機などに詳しく、口は悪く見た目はそっけないけれど人情に厚くマリーに絶対の信頼をおいています。異性関係が派手で、そのせいで敵の罠にはまってしまうというストーリーもありました。
デライラ・カンクネン
アイリーンと一緒にデヴィジョンQから移動してきたデライラはディヴィジョンMでは第二分隊後方支援分隊長です。スウェーデン出身、元モデルで背が高く、いつもサングラスをかけています。休日にはバーカウンターでウォッカをストレートで飲みながらスタンダールを読むのが趣味です。
ディヴィジョンMに編入された際、「メンバーのことはよく知っておきたい」と言うマリーに対し、「どいつを盾にして弾丸(タマ)に当たらないようにですか?」と口ごたえします。そして「力を貸してほしい」と言うマリーに対し、「見返りに何をくれる?」と問いかけ、「信頼を」というマリーの答えに絶句するシーンが印象的でした。
アイリーン同様、口は悪いけれど責任感が強く、いつも仲悪そうに過ごしているアイリーンの親友でもあります。そしてマリーのことを尊敬し信頼しています。
ディヴィジョンMに編入された際、「メンバーのことはよく知っておきたい」と言うマリーに対し、「どいつを盾にして弾丸(タマ)に当たらないようにですか?」と口ごたえします。そして「力を貸してほしい」と言うマリーに対し、「見返りに何をくれる?」と問いかけ、「信頼を」というマリーの答えに絶句するシーンが印象的でした。
アイリーン同様、口は悪いけれど責任感が強く、いつも仲悪そうに過ごしているアイリーンの親友でもあります。そしてマリーのことを尊敬し信頼しています。