幼い頃読んだ一条ゆかり先生の「砂の城」を様々な事柄が理解できるようになった頃に再び私に託し
— 大地葉(たいちよう) (@Taicho_Taichi) November 13, 2017
「大人になった今なら、ここで何故か笑い出すフェランの気持ちが理解できるでしょ」
と言ってくる。そういう母です。
気になる人は是非読んでみてください。私はフェランが大好きです。
せつねぇです。
「なあフランシスうわっつらなんてそんなものさ
ほんとうのことなんか見ようとしなきゃ見えやしない」
とちょっと不満そうに口をとがらせるものの、惚れて好きになったものが負け。
「ぼくがもし女だったら絶対、君をほっときゃしないのになって」
最高の想いの通じ方ですね。
(´;ω;`)ウゥゥ
「ば…ばかよあなたあんなにちかくにいたくせになんでだまって…」
の問いにこう答えます。
「ほしいのは気持ちだ 力ずくじゃ心までうばえない」
と……!!!
ここに恋するときに大事な心構えを持つ大きなヒントが隠されているような気がしてならないのです…!!!
感想
これが70年代から80年代中頃までの少女漫画とは思えぬほどの成熟度!
中には未熟で痛ましい恋がたんまりありましたが、
くるむような愛を示し続けたフェランはもうかっこいい……!(´。✪ω✪。`)
「恋とは一体……?」「愛とは一体……?」
と大いに悩まされますが、
叶うことがなくても、誰かを好きでいつづけることのできるじぶんでありたいものだなと
フェランを見てそう思うのでした……!
ファンたちの感想
昨日つい一条ゆかり先生の『砂の城』文庫版を全巻読破してしまい眠いんですけど、これがりぼんで連載されてたんだもんなー。自分が育ててた16歳年下の、血のつながらない息子と恋愛しちゃうんだもんなー。すげえよなー。今読むと完全に親目線になってしまって、昔とはいろいろ感想も変わる
— うちのうら (@muenchen1923) July 7, 2017
一条ゆかり「砂の城」全4巻再々読。亡き恋人の遺児を引き取るヒロイン。2人は愛し合うが、恋敵や年齢差が2人の壁となり、苦悩する。何度読んでもこの恋の結末には号泣。脇役陣のドラマも濃厚。人間のエゴも悔いた人々皆許せてしまう、不朽の傑作! pic.twitter.com/0y6TtejzoT
— ナツメ (@kafspri) May 1, 2017
なんとなく砂の城4巻を久しぶりに読んだけど
— 🐹あずり🐹 (@izulynx) June 3, 2018
フェランやっぱかっけーな
忘れた頃に読むとめちゃくちゃ暗い話やな・・・って驚愕する
フランシスがその後別の女とくっつきそうにもないしずっとナタリーのこと引きずったままで、そんなフランシスのことを温かく見守るフェランちゃん健気すぎて気が狂いそうになる…砂の城の話です
— 皿田 (@_sldaa) November 7, 2017
黒髪癖毛色黒三白眼で辛い生い立ち故に屈折している悪い男は何回か言ってますが砂の城のフェランなんですけどね。屈折してた自分を救ってくれた金髪キラキラ王子顔のフランシスに叶わない恋をしてるんですよ、要所要所でフランシスを守ったり、傍で見守りながらも身を引くんです。泣きそう。
— りざ (@erimakilizard25) February 10, 2018
終わりに…
死んだ恋人の子どもを引き取って育てるうちに、その子と愛し合ってしまう女の物語です。
34歳のナタリーと17歳のフランシス。
これを少女漫画として読者を惹きつけるほど読ませてしまうところはさすが一条ゆかり先生。
どうしてひとりの人にこんなに惹かれるのか、
なぜ年齢も超えて惹きつけられるのか、
どうやったら他の男に振られて泣いている女を優しく包み込めるのか、
なぜ恋はかなわないのか、
フェランのように、報われないのに恋しつづけ愛することができるのか……まるでわからなかった子ども時代。
今なら多少なりともわかってしまうのが大人になった証のプレゼントなのかもしれません。
こんな強烈な恋物語を世の中に生み出してくれたりぼん編集者さま、
そして何よりも見事描き上げた一条ゆかり先生には心からの敬礼を!(`・ω・´)ゞ