2016年6月23日 更新

子供たちが未知の大人の世界へ一歩を踏み出した最初のゲーム。それが任天堂ファミコン「麻雀」

ファミコンをおねだりしても買ってもらえず、友達の家で、肩身の狭い思いをしながら遊んだ記憶はありませんか?そこに登場したのが「麻雀」。 ファミコン発売前の子供たちの遊びとゲーム事情、そして子供たちとファミコン、麻雀ゲームとの触れ合いを振り返ってみましょう。

3,548 view

任天堂ファミリーコンピュータ

1983年(昭和58年)7月に発売された、任天堂の家庭用ゲーム機。
言わずと知れた「ファミコン」ですが、発売当初こそ予約が殺到しましたが、その後鈍化し、製品不良の出荷停止も追い打ちとなり、発売初年はメーカーの思惑ほど売れませんでした。しかし、翌年から再度人気が出て、1985年9月「スーパーマリオ」の登場により、不動の地位を築いていきました。マリオ様様ですね。
 (1690259)

ファミリーコンピュータ (Family Computer) は、昭和58年(1983年)7月15日に任天堂より発売された家庭用ゲーム機。メーカー希望小売価格は14,800円。型番はHVC-001。HVCはHome Video Computerの略である。日本国内での略称・略記はファミコン・FC。平成25年(2013年)7月15日に発売30周年を迎えた。
日本国外では“Nintendo Entertainment System”(略称:NES)として発売されている

麻雀ゲーム

ファミコン誕生の1ヶ月後に発売されたのが「麻雀」。
BGMの無い単純な効果音だけでしたが、200万本以上売り上げたヒット商品でした。
覚えてますか?あの音。
今聞くと何とも素朴な音ですが、あの頃は妙な愛着を感じていませんでしたか?
 (1690264)

1983年8月27日にファミリーコンピュータ用としては初の麻雀ゲームとして発売された。当初は3800円だったが、後に4500円に値上がりされている。その後、1986年2月21日にディスクシステム用としても同内容で発売された。
<wikipediaより>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E9%9B%80_(%E4%BB%BB%E5%A4%A9%E5%A0%82)

任天堂 麻雀 上級で半荘一回勝負 - YouTubeより

各級の違い(説明書より) 初級:チョンボがでないよに"できません"と表示をします。 中級:チョンボをしたときは、親12000点・子8000点が減算されます。(上級も同様) 上級:約12秒の持ち時間しかありません。制限時間が過ぎると自動的に牌を切ったり、 つもったりします。
出典 youtu.be

ファミコン発売前の遊びとゲーム事情

1970年代の子供たちの遊び場は、もっぱら屋外でした。この頃の学校は、校門が閉まらない限りいつでも出入り自由で、男子は校庭で野球やドッジボール等、女子はリカちゃん人形やゴム跳び・こっくりさんを真剣にやってましたね。
友達と一緒に多人数で遊ぶことが普通でした。
おもちゃは、ボードゲームが流行して、人生ゲーム(タカラ)を大騒ぎしながら遊んでいた、おおらかな時代でした。
初代人生ゲーム

初代人生ゲーム

1968年に「人生、山あり谷あり」のキャッチコピーで発売されました。
思わずうなづいてしまいますねぇ。。
2代目リカちゃん人形(タカラ)

2代目リカちゃん人形(タカラ)

1972年に発売されました。
着せ替え人形の女王です。

アナログからデジタルへ

70年代後半から80年代になると、いよいよゲーム時代の幕開けです。
子供たちと麻雀の接点は、まだまだ針の穴ほどですが、ゲームの普及とともに、大人の遊びの麻雀との関わりを多くの子供たちが持つことになっていきます。

1970年代の風景 - 毎日新聞

1970年代の風景 - 毎日新聞
子供たちがゲームをするところといえば、スーパーなどのゲームコーナーや、近所の駄菓子屋さんとかでした。10円玉を握りしめて順番待ちをする子供たちが、画面に見入ってましたね。ゲームセンターと呼べる店もありましたが、子供たちには入りづらくて、敷居の高い場所でした。
1978年に当時のスーパースターが登場します。
スペースインベーダー(タイトー)です。この爆発的ヒットによって、テーブル型のテレビゲームが大流行します。ゲームセンターがまたたく間にアチコチにでき、「インベーダーハウス」と呼ばれるインベーダー専門のゲームセンターが乱立しました。

インベーダーゲーム 1 - YouTube

「敵キャラクターが攻撃を仕掛けてくるゲーム」としては、世界で初めて大ヒットしたゲーム。シューティングゲームに属し、画面上方から迫り来るインベーダー(敵キャラクター)を移動砲台の自機で撃ち、全滅させることを目的とする。時々上空に母艦のUFOが出現し、これを撃ち落とすとボーナス点を獲得できる。
<wikipediaより>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
出典 youtu.be

ゲーム喫茶とインベーダー - Yahoo!ブログ

ゲーム喫茶とインベーダー - Yahoo!ブログ
インベーダーはゲーセンにとどまらず、飲食店のテーブル替わりに置かれたりもしました。この頃からゲーム喫茶なるものも普及しはじめ、独特の空間を作り出しました。ひと時の休憩の時間に、せっせとゲームをやる大人の姿がありましたね。しかし、非行化という社会現象を巻き起こしてしまったインベーダー人気は、1年程度で下火になっていきました。

ゲームウォッチ登場

1980年4月、任天堂から「ゲームウォッチ」が発売されました。
その名のとおり、時計とゲームが合体した、携帯型ゲーム機です。
カートリッジ交換式ではないので、1本体1ゲームのみという、今考えると随分割高な気がしますが、1983年にファミコンが登場するまで、爆発的ヒットをします。
 (1690278)

ゲームセンターの麻雀ゲーム

ゲームセンターやゲーム喫茶の普及とともに、ゲームの種類も増えていきましたが、麻雀で一世風靡をしたのは何といっても、1981年に登場した「ジャンピュータ」ですね。子供には無縁のサラリーマンの憩いの場所、ゲーム喫茶に必ずと言っていいほど設置されてました。
操作方法は、カーソルを左右に動かして捨て牌を決めるのではなく、画面の牌と同じアルファベットのボタンを押すという、当時では斬新な形でした。
テーブルに100円玉を置いて、一服しながら遊んだお父さんも、随分いるのでは?

ジャンピュータ / 昭和レトロなテーブル筐体の麻雀ゲーム - YouTubeより

子供たちと麻雀ゲーム?の出会い

ゲームセンターばかりではなく、家族みんなでファミリー麻雀をやる家庭もありましたが、ギャンブル性の強い麻雀自体は、子供たちだけで遊べるゲームとは言い難いものでした。
そこに誕生したのが「ドンジャラ」です。ドラえもんをキャラクターに、1980年にポピー(バンダイ)から発売され、大人気となったこの商品は、牌こそ漫画チックで絵合わせ的なゲームですが、やり方は麻雀と似ていて、大人から見ると、子供用麻雀そのものでした。大人がいなくても、子供たちだけで遊べる疑似麻雀ゲーム?でした。
ファミリー麻雀をやったことのない子供たちが、麻雀のようなゲームに触れたのは、これが最初でしたね。
(AKB48のドンジャラも発売されました)

初代ドラえもんドンジャラ遊んでみた(33年前発売!?) - YouTube

出典 youtu.be

ドンジャラ AKB48 | 株式会社バンダイ公式サイト | BANDAI Co., Ltd

ドンジャラ AKB48 | 株式会社バンダイ公式サイト | BANDAI Co., Ltd
>ドンジャラ AKB48 | 発売から30周年を迎えた「ドンジャラ」と国民的アイドルAKB48のコラボレーションが実現!

真打 ファミコン登 場

家の中で、無料でゲームがやり放題のファミコンの登場は、子供たちにとって、うれしいうれしいカルチャーショックでした。でも、なかなか買ってもらえない子供たちが多く、唯一持っている友達の家に入り浸ることが増えていきましたね。
ファミコン発売当初の子供たちのゲームは、ドンキーコング・ポパイ等のアクションゲーム中心でした。というよりも、麻雀が発売されるとわかっても、「ふ~ん」という感じで見向きもしなかったのが実情でした。

ドンキーコング 1983年7月15日発売 - YouTube

懐かしいファミコンゲームのオープニング(タイトル画面とデモ)です。
出典 youtu.be

子供たちと麻雀ゲームとの出会い

ファミコンを買ってもらえない子供たちに、救世主並みのソフトが登場します。
「麻雀」です。
やりたいゲームがあるからファミコンが欲しい、そのソフトが欲しい、というのが普通ですよね。でも、当時の子供たちの間で、麻雀は、他のソフトとちょっと違う広まり方をしました。
身に覚えのある方も、結構いらっしゃるのでは?

ファミコン獲得大作戦  子供たちの天王山

子供たちの間で「なんか大人のゲームが出たらしい」と口コミで広まったのが1983年8月発売の「麻雀」です。麻雀自体を知らないのに、「お父さんは麻雀するの?」ってお母さんに聞いた記憶ありませんか?麻雀をやるお父さんは、子供たちにとって絶好のターゲットとなりました。ファミコンが欲しくて必死だった子供たちは、いざ、鎌倉とばかりにお父さんに麻雀ゲームのことを猛アピール。見事に勝ちとった時の喜びは、バラ色の人生の如くでしたね。
子供なりの人との駆け引きの仕方を、この頃覚えた人も結構いるのではないでしょうか。

ファミコン獲得大作戦のその後  仁義なき争奪戦

子供たちにとって予想だにしなかった事態が発生します。ファミコン争奪戦の勃発です。
やっといつでも自由にできると思ったら、お兄ちゃんやお姉ちゃんにとられてしまったり、制限時間制にされたり、(麻雀をやりたい)お父さんに早く寝なさいと言われ、途中でゲームをやめたことがありませんでしたか?
子供なりのストレスがありましたね。
それでも学校が終わると必死に家に走って帰って、電源を入れた時のワクワク感は忘れられませんね。
ここで、ファミコン購入に失敗した子供たちにも、後々、チャンスが到来します。

ファミコン購入後のその後

気分は大人の仲間入り?

気分は大人の仲間入り?

お気に入りのゲームをやりつくしてからは、お父さんのやる麻雀ゲームを隣で見聞きして、やり方を覚えたりしませんでしたか?よく覚えきれずに、ピンズは丸、イーピンは1丸(イチマル)。ソーズは棒、イーソウは1棒(イチボウ)というふうに言ってた子もいましたね。
麻雀ゲームができた子にさらに教わったりして、1人でできるようになると、チョッと大人になった気分になりませんでしたか?
この頃覚えた麻雀ゲームのおかげで、後々、本物の麻雀を仲間といっしょに楽しむことができた人も結構いるのでは?

リベンジ ファミコン獲得大作戦

55 件

思い出を語ろう

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ファミコンソフト『落っことしパズルとんじゃん!?』萌えキャラ、ゆるキャラが登場したパズルゲーム!!

ファミコンソフト『落っことしパズルとんじゃん!?』萌えキャラ、ゆるキャラが登場したパズルゲーム!!

こぶたを操作して牌(ブロック)を穴に落とすパズルゲームで、簡単なるルールでありながらもやればやるほど熱中してしまう面白い作品でした。また、美少女の萌えキャラが登場するなど魅力が沢山詰まったゲームでもありました。
星ゾラ | 529 view
ミニファミコンを「一旦生産終了」と任天堂が公式に発表!生産再開時には改めてご案内!!

ミニファミコンを「一旦生産終了」と任天堂が公式に発表!生産再開時には改めてご案内!!

昨年11月に発売され、大ヒット商品となった任天堂「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(ミニファミコン)」が生産終了される。任天堂が公式に発表した。人気ゲーム機だけに生産再開が待たれる。
ファミコン「トランスフォーマー コンボイの謎」敵の弾が小さすぎて即死!赤と青の点滅がヤバかった!!

ファミコン「トランスフォーマー コンボイの謎」敵の弾が小さすぎて即死!赤と青の点滅がヤバかった!!

ファミコン「トランスフォーマーコンボイの謎」は、日本国内のみで1986年にタカラから発売されたアクションゲーム作品です。敵や敵の弾に触れると一撃で死ぬなど、とても難易度の高いゲームでした。
星ゾラ | 4,239 view
クイズ【ファミコン版・ファミスタ】懐かしい当時の選手やチームに関する問題です。

クイズ【ファミコン版・ファミスタ】懐かしい当時の選手やチームに関する問題です。

ファミコン世代の野球ゲームと言えばナムコの「ファミリースタジアム(ファミスタ)」ですよね。そんな懐かしいファミスタに関するクイズです。ファミコン世代なら簡単かも?!
【クイズ】ファミコン大好きだった80年代、お世話になったあのソフトやゲーム機にまつわるクイズに挑戦!

【クイズ】ファミコン大好きだった80年代、お世話になったあのソフトやゲーム機にまつわるクイズに挑戦!

1980年代のゲームといえばみんな大好き?ファミコン!というわけで「もちろん知ってるよ!」なことから「ちょっと難しいかも!?」なことまで10問、クイズ形式にしてみました。ぜひぜひ、お気軽に遊んでみて下さいね。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト