第3位
ジラース
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元々はネス湖に生息していた恐竜の生き残りで、首の周りに大きな襟巻き状の皮膜を持つ。「モンスター博士」の異名を持つ中村博士(正体はネス湖で行方不明になった二階堂教授)によって日本へ運ばれ、北山湖で秘密裏に飼育された結果、怪獣化した個体である。その際における体質変化に伴い、口から熱線を吐けるようになっている。普段は北山湖の底に潜み、餌を与えられる夜にのみ姿を現していたが、釣り人が魚を大量に捕ろうと撒いたカーバイドに刺激されて姿を現す。
こいつはどう見ても「ゴジラ」でしょ!実際に東宝のゴジラの着ぐるみを借りてきたらしいです。(中に入っている人まで同じ)エリマキトカゲが流行ったのは、ずっと後の事でしたが、まぁゴジラとエリマキトカゲを掛け合わせたとしか言いようのない姿でした。どちらかと言えば弱い部類の怪獣で、襟の部分を取られてしまうと、途端に動きが悪くなっていた記憶があるんですがそれ以外にこれといった特徴はありませんでした。それでも印象に残っているのは、やはりゴジラの影響でしょう。予算の問題もあったのか使いまわせるものは結構何でも使っていたんじゃないんですかね。苦労がしのばれます。
第4位
ジャミラ
元々は、宇宙開発競争の時代に某国が打ち上げた人間衛星に乗っていた宇宙飛行士「ジャミラ」であり、正真正銘の地球人であった。事故に遭って水のない惑星に不時着し、救助を待つ間にその環境に身体が適応して皮膚が粘土質に変化した結果、ずっと欲していた水を不要として生きられる怪獣と化した。国際批判を恐れて事実を隠蔽し、救助を出さずに自分を見捨てた母国に復讐するため、修理・改造して自由に姿を消す機能を搭載した宇宙船で地球へ帰還する。要人を乗せた旅客機を宇宙船で次々と墜落させるが、科学特捜隊に宇宙船の位置を見破られて撃墜され、その姿を現す。
ものすごく物悲しいストーリーの回でしたね。子供心に、ジャミラの気持ちが分かるようで、ジャミラが航空機などを襲ってもついぞ「当然じゃないか。」と思っていました。しかし今考えると、正真正銘の人間が、水の無い環境に順応して、怪獣になり、身長が50mにも巨大化し、高熱の歩能を吐き出すってかなり無理な設定ですよね。でも、当時の子供たちは何の違和感も持たずにテレビを観ていたものです。水攻めで倒されるのですが、ジャミラが遭難当時、あれだけ欲しがっていた水が弱点とは皮肉な話となっていました。最後、ウルトラマンに倒されるときには、僕は心の中で「ウルトラマン!ジャミラを殺さないで!」とウルウルしていたのが今でも憶えていますし、ジャミラの最後の断末魔は今でも耳に残っています。他の怪獣たちも有名どころが多い中、4位に選んだのはこの印象の強さからです。そういえば最後の場面で科特隊のメンバーがジャミラを被害者として見ていたセリフがあったのも印象的でしたね。
第5位
ダダ
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劇中ではダダの1人・271号が地球へ侵入し、上司からの命令を受けて適性に合った地球人の標本を6体採取しようと暗躍する。奥多摩の山中にある宇宙線研究所を占拠し、全所員のうち4人をミクロ化機で標本化した後、研究所に近い日向峠でバスの転落事故を引き起こし、気絶した乗客の中から2人を標本化しようとテストを続ける。研究所の動力室には小型のエレクトロニクス動力源を運び込んでおり、外部との一切の連絡を遮断したり、母星との交信・物質転送を可能にする環境を作り出している。
怪獣というより宇宙人ですね。とにかく弱い!人間にも同じサイズでは負けてしまうくらい弱いです。ただ、子供の僕はこの顔がどうにも不気味で、きもちわるくて、怖くてと、いつまでたっても頭の中から消えなかったのを憶えています。常に変な音を出して、声を出すと「ダダー,ダダー」ばかりで意味不明だし、(かと言って仲間と通信で話すときはちゃんとした言葉を話しています。)この日の夜は怖くなって眠れなくなり、母の布団にもぐり込んだ覚えがあります。色々便利な能力を持っていて、壁を通り抜けたり、テレポートしたりとなかなかのものだったんです。状況によって目の色が3色に変わるのも覚えています。科学技術は人間より遥かに進んでいるのは確かですよね。まぁ遠い宇宙のどことも知れない星から宇宙船ではるばる地球まで来ただけでも、そのことが分かります。それにしても未だに気味悪いです。
番外編
ピグモン
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第8話では多々良島に住んでおり、怪獣たちに襲われた測候所員の松井を助けるが、レッドキングに投げつけられた岩が当たり、命を落とす。
第37話では60匹以上の怪獣の復活を目論むジェロニモンによって復活し、その計画を科学特捜隊に知らせようと東京を訪れるが、松屋デパートのおもちゃ売場でマルサン商店製のガラモンのプラモデル(人形)を見つけて喜び、暴れ疲れて眠る。その後は科学特捜隊によって保護され、イルカの言葉を研究している権田博士によってその声を翻訳され、当初の目的に成功する。その後、科学特捜隊と共に怪獣たちのいる大岩山へ向かうがイデを庇い、再生ドラコに叩き潰されて命を落とす。この行動に感銘した科学特捜隊は、ピグモンに特別隊員の称号を贈る。
ガラモンのちっちゃい版ですね。多分着ぐるみも使い回しじゃないのかな~。ガラモンとの関係は良く分かりませんが、ガラモンのプラモデルを見て大喜びする場面があったりと、何らかの関係があるのでしょう。でっかいと恐ろしいものですが、これだけ小さいと小象を見てるようで可愛らしく感じてしまう物なんですね。引用の通り、大活躍するわけですが、このような話の回があったというのはウルトラマン全体の世界を広げていると思いませんか?科特隊の特別隊員になったという事で特別に番外編としてご紹介しました。
体重:2万トン
出身地:ネス湖→北山湖