まじめな植木は、あまりにもふざけた詩のこの歌を歌うべきか、当初悩んだそうです。
そして、住職であり厳格な父に相談したそうです。
そして、住職であり厳格な父に相談したそうです。
激しい正義感の持ち主の父の前で歌ったあまりにふざけた歌詞に激怒されると思いきや、父は「すばらしい!」と涙を流さんばかりに感動した。
唖然とする等が理由を尋ねると、
「この歌詞は我が浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の教えそのものだ。親鸞さまは90歳まで生きられて、あれをやっちゃいけない、これをやっちゃいけない、そういうことを最後までみんなやっちゃった。人類が生きている限り、このわかっちゃいるけどやめられないという生活はなくならない。これこそ親鸞聖人の教えなのだ。そういうものを人類の真理というんだ。上出来だ。がんばってこい!」
と諭され、植木は歌うことをついに決意した。
シャボン玉とこの歌のヒットにより、コメディアン植木等は一躍スターとなり、本人の人間性・意思とは裏腹に、「無責任男・ホラ吹き男・ゴマすり男」のキャラクターに突進していくのでした。
おふざけソング第2弾
サラリーマンは~気楽な稼業ときたもんだぁ
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世のサラリーマンの大ブーイングが響き渡りそうな、このふざけた文句で始まるおふざけソング第2弾「ドント節」と同時収録の「五万節」が、1962年1月に発売されるやまたまた大ヒット。
もう、どうにも止まらない、ときたもんだぁって感じですねぇ。
もう、どうにも止まらない、ときたもんだぁって感じですねぇ。
【昭和象徴】サラリーマンどんと節【植木等】
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五万節(再発盤)/ハナ肇とクレイジーキャッツ
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無責任男キャラクター定着
コツコツやるやつはご苦労さん~
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翌1962年、またまたふざけた文句をひっさげて登場したのが、クレージー出演の映画「ニッポン無責任時代」の主題歌「無責任一代男」。
このヒットにより「無責任男」のイメージがバッチリ定着し60年代を謳歌していきます。
のちに、後発のコメディアンたちに与えた影響を、作詞の青島幸男が述べています。
このヒットにより「無責任男」のイメージがバッチリ定着し60年代を謳歌していきます。
のちに、後発のコメディアンたちに与えた影響を、作詞の青島幸男が述べています。
青島によると、「タモリはこの歌を座右の銘にし、ビートたけしはこの歌で人生観を変えられた」らしい。つまり、そのくらい強烈なインパクトを「戦後ベビーブーマーの男たち」に与えたという。
植木等 無責任一代男
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そして、B面に入っていた「ハイそれまでよ」もヒット。
バラード調の出だしから一気にコミカルメロディへ、そして、シメの「ふざけやがってコノヤロー」が受けて、ノリノリのイケイケドンドン状態になっていったのです。
そして大晦日、紅白歌合戦にも出場を果たすのでした。
バラード調の出だしから一気にコミカルメロディへ、そして、シメの「ふざけやがってコノヤロー」が受けて、ノリノリのイケイケドンドン状態になっていったのです。
そして大晦日、紅白歌合戦にも出場を果たすのでした。
植木等 "ハイそれまでョ" (1962, Toshiba EMI, Japan)
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どうせこの世は ホンダラダァホーイホイッ
ホンダラ行進曲
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詩のほとんどが「ホンダラ」と「ホイホイ」。。。
なんちゅう歌でしょう!
しかも、この年1963年の紅白歌合戦にこの歌で出てしまったんです!
NHKも随分庶民の心がわかるようになってきてたんですねぇ。
なんちゅう歌でしょう!
しかも、この年1963年の紅白歌合戦にこの歌で出てしまったんです!
NHKも随分庶民の心がわかるようになってきてたんですねぇ。
お父さん、素晴らしい!!