2017年1月9日 更新

子供の頃は正月一番の楽しみといえば「お年玉」、ところでお年玉の「玉」って何を意味する?

2017年が始まりました。日本らしい行事として、お節料理や初詣…色々思いつくと思いますが、ここでは「お年玉」を取り上げたく思います。子供の頃は正月一番の楽しみといえばお年玉でしたが、お年玉の「玉」って何を意味するのか、というお話です。

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新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年が始まりました。日本らしい行事として、お節料理や初詣…色々思いつくと思いますが、ここでは「お年玉」を取り上げたく思います。

正月一番の楽しみといえば「お年玉」

子供の頃は正月一番の楽しみといえば「お年玉」でした。40歳の今となっては、正月にお年玉を用意する側になりましたが…さて今回は「お年玉」の玉って何?というお話です。
お年玉の「玉」とは?

お年玉の「玉」とは?

幼いころは、なんとなく「硬貨=玉」のような意識がありましたが・・・

ずばり語源は「魂」。タマシイなんです、実は。

つまり、「お年魂」

何の魂かというと、年越しの際に訪れる、次の1年の幸せをもたらす「年神(としがみ)」さまの魂です。

この年神さまへのお供えものの1つに丸い餅がありまして、これを「餅玉」と言います。年神さまへの餅玉が略して「年玉」となりまして、そこに敬う言葉「御」がついて「御年玉」、そこから「お年玉」と変化していきました。

「餅玉」⇒「年玉」⇒「御年玉」⇒「お年玉」

そう!昔はお金ではなく、神様へのお餅を分け与えたものだったのです。神さまのパワーが入っているであろう餅玉を分け合うことで、パワーを体に取り込む…それが「お年玉」だったのですが、いつしか、すぐ役立つお金にその場を譲り、子供に限定して渡すようになり、今のスタイルになりました。

この「年神パワーを体に取り込む」行為は、他の場面でも見られます。

例えば、鏡開き。

お正月の風景といえば鏡餅、新年や祭礼でお餅を食べる理由と「鏡」が示すモノとは。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

お正月の風景といえば鏡餅、新年や祭礼でお餅を食べる理由と「鏡」が示すモノとは。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
クリスマスが終わり、世間は一気に「年越し」モードに。12月31日は「大晦日」。テレビや格闘技などを見たり、家族でお蕎麦を食べたり…それぞれの年越しをされることと思います。蕎麦以外にも、正月のために鏡餅を用意する方も多いかと思いますので、今回は「鏡餅」の由来について。
鏡餅は前回コラムで書かせていただきましたとおり、「神様」を示すアイコンです。これを開いて(「割る」と言わないのは、神様相手だから)、細かく砕かれた餅をみんなで分け合って食べる…これも、年神パワーの分配です。
年神パワーの分配

年神パワーの分配

お雑煮にも餅を入れるのも、同じ理由です。
時代が過ぎようとも、なんとなく正月料理にお餅が外せないのは、今も私たちがどこかで「魂」を感じているからかもしれませんね。

今回は、お年玉もお雑煮も元をたどれば「神」にたどり着く、というコネタでした。
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