かつて自転車業界を席巻したカラフルなプラスチックホイール
80年代後半から90年代後半頃まで流行っていたシティサイクルのプラスチックホイール(通称:プラホイール)。
様々なカラーバリエーションで個性が出せる点や、ステンレスのホイール(金属スポーク)みたいに錆びないメリットがあり、小学校高学年~中高生を中心にかなり人気があった。
様々なカラーバリエーションで個性が出せる点や、ステンレスのホイール(金属スポーク)みたいに錆びないメリットがあり、小学校高学年~中高生を中心にかなり人気があった。
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豊富だったカラーバリエーション
黒・紫・青・白・黄・黄緑・オレンジ・ピンク・赤・など様々なカラーがあり、駐輪場ですぐに見つかる利点のほか、友達と色がかぶらないなど少年少女にとって嬉しいメリットがあった。
現在はプラホイールをほとんど見かけなくなった理由
2000年ぐらいから急激に見かけなくなったプラホイールの自転車。
いったいなぜ、廃れてしまったのだろうか?
その理由としては、下記の要因が挙げられている。
いったいなぜ、廃れてしまったのだろうか?
その理由としては、下記の要因が挙げられている。
プラスチック材質の問題点
・プラスチックは経年劣化により、強度が落ち歪みやすくなり、ブレーキも掛かりにくくなる。
また、色も黄ばんだり薄くなったりする。
・強度を保つためにスポーク部分を太くせざるを得ないため重い。
また、色も黄ばんだり薄くなったりする。
・強度を保つためにスポーク部分を太くせざるを得ないため重い。
via img03.ti-da.net
お洒落ではなくなった。
登場してからしばらくは個性を発揮するアイテムとして中高生に人気だったプラホイールも、普及しすぎたことにより、かえってダサいと思われるようになっていき、普通のステンレス製を求める人が増えていった。
自転車屋さんも嫌いだった。
プラチックホイールの場合は、タイヤ交換時にチューブの脱着が行いにくく、要領よく丁寧にやらないとチューブを破損しやすいという意見もあった。
コストの問題
従来のステンレス製の張力スポーク方が製造コストが安い。
こうした理由からプラスチックのホイールは製造が減少し、町で見かけることは滅多になくなった。
現在も一部は残っているプラスチックホイール
子供(幼児)用自転車
やっぱり子供はカラフルな自転車が大好き。
さらに子供用の場合は、その径に対してスポーク組みではコストが高くなるのことと、そこまで強度が必要ないという理由で今もプラスチックのホイールを使用されることが多い。
さらに子供用の場合は、その径に対してスポーク組みではコストが高くなるのことと、そこまで強度が必要ないという理由で今もプラスチックのホイールを使用されることが多い。
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