役者としてのディック・サージェント
奇しくも初代ダーリンと同じファースト・ネームを持つディック・サージェントは出演当初、初代のイメージに翻弄され 演技をするにも戸惑ったそうですが、徐々に個性を発揮し、違和感なくファミリーに溶け込みました。
プライベートでは同性愛者であることをカミングアウトし、マイノリティの人権問題等に取り組んだ誠意の人でもあります。
”嫁姑戦争”ならぬ”婿姑戦争”がアメリカでもあると認識できる存在だったエンドラ(演:アグネス・ムーアヘッド、吹替:北原文枝→林洋子→津田延代、追加吹替:谷育子)
エンドラ(Endora)はサマンサの母。気が強く派手好き。自慢の娘が下等動物(人間)と結婚した事が気に入らず、始終サマンサ宅にやってきては娘の家庭を引っかき回す。娘想いで行う行為が騒動の元になり、ダーリンの1番の天敵。夫・モリースとの仲は冷え切っており、口論が絶えないが、魔法の実力では夫に敵わず、夫が登場すると姿を消す事もしばしば。名前は旧約聖書「サムエル記上」28章に出てくる「エンドルの魔女」にちなんだもの。
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役者としてのアグネス・ムーアヘッド
アグネス・ムーアヘッド (Agnes Moorehead, 本名:Agnes Robertson Moorehead, 1900年12月6日 - 1974年4月30日)は、マサチューセッツ州クリントン出身。イングランド人、アイルランド人、スコットランド人、ウェールズ人の血を引いている。
1944年公開の『パーキントン夫人』と1964年公開の『ふるえて眠れ』でゴールデングローブ賞 助演女優賞を、1967年にはエミー賞を受賞。第21回アカデミー賞の司会を行った。
『奥様は魔女』の「ママはこの人しかいない!!」というほどのハマリ役。とはいっても、当のムーアヘッド本人は、さほど乗り気ではなかったとか。文学博士号の資格を持つクールな才女で、とっつきにくさもエンドラ級でしたが、共演者によれば、その内面は面倒みのよい、素敵な女性だったそうです。
1944年公開の『パーキントン夫人』と1964年公開の『ふるえて眠れ』でゴールデングローブ賞 助演女優賞を、1967年にはエミー賞を受賞。第21回アカデミー賞の司会を行った。
『奥様は魔女』の「ママはこの人しかいない!!」というほどのハマリ役。とはいっても、当のムーアヘッド本人は、さほど乗り気ではなかったとか。文学博士号の資格を持つクールな才女で、とっつきにくさもエンドラ級でしたが、共演者によれば、その内面は面倒みのよい、素敵な女性だったそうです。
日本のどこにでもいそうな”おせっかいおばさん”役のグラディス(演:第2シーズンまでアリス・ピアス→第3シーズンからサンドラ・ゴールド、吹替:川路夏子)
グラディス・クラビッツ(Gladys Kravitz)は、お向かいの奥さん。始終サマンサ宅を見張っていて、何度もサマンサ達の魔法を目撃しているが、生来のおっちょこちょいな性格のため、夫のアブナーに訴えても全然信じてもらえない。事態を悪化させるトラブルメーカーだが、サマンサのおばさんであるクララが忘れていた呪文を覚えていたお陰で事態収拾の役に立った事もある。
役者としてのアリス・ピアス
アリス・ピアス(Alice Pearce:1917年10月16日 - 1966年3月3日)ニューヨーク州ニューヨーク出身。第2シーズンまでの初代グラディスを演じた名女優。アリス・ピアスは番組開始の時点で末期の卵巣癌との診断を受けていた。周囲にはその事実を隠して撮影に臨んでいたが、セカンド収録の最中に発覚し、それでも痛みに耐えながらもコミカルな演技で視聴者を魅了してくれました。シーズン終了を持ってバトン・タッチという責任感のある女優魂を見せていましたが、結局シーズン終了を待たずして死去。しかし、彼女の「あ~た!!」は永遠にファンの心に残っています。48歳没。没後にエミー賞 コメディ部門助演女優賞を贈られている。
アリス・ピアスから引き継いだサンドラ・ゴールドとは?
サンドラ・ゴールド(Sandra Gould:1916年7月23日 - 1999年7月20日)第3シーズンから登場する、二代目グラディス。ぽっちゃりとした童顔から発せられる「あ~た!!」は初代とはひと味違ったパワフルさです。実際のS・ゴールドは、女優業の傍ら作家としても活躍し、雑誌にコラムを連載したり、また絵画を嗜んで個展を開いたりと、芸術活動に勤しんでいます。
私にとって印象に残っている演者で最期に加えたいのがクララおばさん(演:マリオン・ローン、吹替:関弘子)!!
クララおばさん(Aunt Clara)サマンサの母方の伯母で趣味はドアノブ収集。心優しい高齢の魔女で、サマンサの魔界の知り合いの中では、数少ないサマンサ夫妻の理解者。魔法の力が年のせいで衰えており、自信喪失気味。空から落下してくる事も多い。間違った魔法でサマンサとダーリンを窮地に陥れる事もしばしば、更に呪文を忘れて事態を長引かせる事もあるが、温和な人柄で夫婦からは親しまれている。しょっちゅう子守にかり出され、魔女嫌いのダーリンも、クララおばさまには優しく接する。そのユニークなキャラクターのせいか、みんなから愛される人である。
役者としてのマリオン・ローン
マリオン・ローン(Marion Lorne:1888年8月12日 - 1968年5月9日)ペンシルバニア州フィラデルフィア出身。若い頃はロンドンの名門劇場・ホワイトホールの看板女優、老いてからはコメディ・ドラマを中心に活躍してきた大女優です。M・ローンの素顔も少しとぼけたところがあり、趣味はドアノブ集めというから、クララおばさん並みに個性的。第5シーズン開始早々、1968年5月9日に心臓発作のため急死。満79歳没。没後にエミー賞 コメディ部門助演女優賞が贈られている。