解散30年を経てもなおシーンに影響を与え続ける伝説のバンド。その名もローザ・ルクセンブルグ。
2018年3月16日 更新

解散30年を経てもなおシーンに影響を与え続ける伝説のバンド。その名もローザ・ルクセンブルグ。

解散から30年以上が経っているにも関わらず、多くのバンドマンたちに影響を与え続けているローザ・ルクセンブルグ。ポップな歌メロに変態的でエログロナンセンスな歌詞を融合させた楽曲と硬派なロック・サウンド。それはそれは強烈なインパクトを残しました。

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ローザ・ルクセンブルグ

ローザ・ルクセンブルグ『コンプリート・コレクション』

ローザ・ルクセンブルグ
久富隆司(どんと)
玉城宏志
永井利充
三原重夫
ローザ・ルクセンブルグというバンドをご存知でしょうか?バンド解散後にボーカルだった「どんと」とベースだった「永井利充」が結成した「ボ・ガンボス」の前身バンドといった方が分かるかもしれませんね。
大ヒットを飛ばすことはありませんでしたが、彼らの残した音楽は多くのミュージシャンに影響を与え、その功績は決して小さなものではありません。
ローザ・ルクセンブルグ

ローザ・ルクセンブルグ

ローザ・ルクセンブルグは、久富隆司(どんと)とギターの玉城宏志が中心となって1983年に京都で結成されました。
どんとの由来はロッド・スチュワートに顔が似ていたことによるそうですよ。バンド名は同名の思想家からとっています。
ローザ・ルクセンブルグ

ローザ・ルクセンブルグ

メンバーは、どんと(Vo, Gt)、玉城宏志(Gt, Vo)、永井利充(Ba, Vo)、三原重夫(Dr)の4人です。メジャー・デビューから解散まで僅か1年半。にも拘らず最近になっても当時の模様が発掘され発売されています。

ローザ・ルクセンブルグ『お蔵だし vol.3』予告篇

音質、画質ともに決して最高とは言えませんが、それでも当時のローザ・ルクセンブルグが見れるというのは嬉しい限りです。ファン以外の方にもこの超個性的なバンドを知ってもらいたいです。
オリジナルのスタジオ・アルバムが2枚とミニアルバムが1枚。ローザ・ルクセンブルグが残した作品は余りにも少ないのですが、80年代に日本のロック界を震撼させた彼らの世界を覗いてみてください。

ぷりぷり

1984年6月2日にローザ・ルクセンブルグは最初の音源となる「ROSA LUXEMBURG」を自主制作ソノシートで発表しています。収録曲は、「在中国的少年」、「アイスクリーム」、「ソルト」の3曲です。
ROSA LUXEMBURG

ROSA LUXEMBURG

自主制作ソノシート
また、同年にはNHKのコンテスト「YOUNG MUSIC FESTIVAL」に出場し金賞を受賞。これがメジャーデビューのきっかけとなります。

在中国的少年

NHK'84年YMFで金賞を受賞した際のローザ・ルクセンブルグのパフォーマンス
審査員を務めていた矢野顕子、細野晴臣らに絶賛されたという受賞曲の「在中国的少年」です。この2人が気に入るのも何となく分かりますね。しかし、それよりなにより既に個性が際立っています!

そして1986年2月21日にシングル「在中国的少年」、アルバム「ぷりぷり」でメジャーデビューを果たします。
ぷりぷり

ぷりぷり

1. おもちゃの血
2. 在中国的少年
3. 原宿エブリデイ~ブルーライトヨコハマ~
4. イヨマンテ
5. 北京犬
6. 大きなたまご
7. アイスクリン
8. バカボンの国のポンパラスの種
9. だけどジュリー
10. ぶらぶら
11. ニカラグアの星
12. 毬絵
13. 少女の夢
ニューウェイヴ、ソウル、ファンク、米国のルーツミュージック、日本の歌謡曲などの雑多な要素をミックスしたユニークな音楽性。

ローザ・ルクセンブルグII

ファースト・アルバムと同年の1986年12月20日に、セカンド・アルバム「ROSA LUXEMBURG II」とシングル「さいあいあい」」を早くも発表します。
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