業界には《緒方さんを見かけたあとにエヴァのパチンコなりスロットなりをやると負けない》というジンクスがあるらしい。
緒方恵美さんとは
声優デビュー25周年 緒方恵美関連作品 part1 - Middle Edge(ミドルエッジ)
アニキ、男八段とすさまじいあだ名をつけられラジオトークにも定評のある声優、緒方恵美。人柄と逸話もすごいが、ボーイッシュからお姫様までこなす実力派の演技も魅力。声優デビュー25周年を迎える彼女の活躍を作品とともに振り返ってみよう。
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以下、名無しにかわりまして緒方恵美関連作品をお送りします
吸血姫美夕
アニメとしては《1988年のOVA版》《1998年のテレビ版》の2種類が存在しています。いわゆるメディアミックス作品で、他にもコミックノベル、ドラマアルバム、小説が存在しています。
で、OVAとテレビアニメには10年のひらきがあるので製作陣のメンバーは同じというわけではなく、
・原作、監督
平野俊貴
・原作、キャラクター原案
垣野内成美
・音楽
川井憲次
・アニメーション制作
AIC
〝以外〟は変わっています。監督が平野俊弘から平野俊貴に変わっていますが名義が変更されただけで同一人物とのこと。
原作や原案が変わらないのは当然と言えば当然ですが、監督、音楽、アニメーション制作が一緒ということはほぼ同じプロジェクト、同じ作品と言えるのですごーいを感じます。
これで原画と声優さんが一緒だったら完璧に同一作品ですね。つくってる人がまったく一緒になるから当然だね!
ちなみにOVAには緒方さんはクレジットされていません。登場していないとされています。
まだ生まれてすら――と盛りたくなってしまうのですが、緒方さんは65年生まれの92年デビュー。この頃は劇団の活動をしていらっしゃった頃ではないでしょうか。
で、OVAとテレビアニメには10年のひらきがあるので製作陣のメンバーは同じというわけではなく、
・原作、監督
平野俊貴
・原作、キャラクター原案
垣野内成美
・音楽
川井憲次
・アニメーション制作
AIC
〝以外〟は変わっています。監督が平野俊弘から平野俊貴に変わっていますが名義が変更されただけで同一人物とのこと。
原作や原案が変わらないのは当然と言えば当然ですが、監督、音楽、アニメーション制作が一緒ということはほぼ同じプロジェクト、同じ作品と言えるのですごーいを感じます。
これで原画と声優さんが一緒だったら完璧に同一作品ですね。つくってる人がまったく一緒になるから当然だね!
ちなみにOVAには緒方さんはクレジットされていません。登場していないとされています。
まだ生まれてすら――と盛りたくなってしまうのですが、緒方さんは65年生まれの92年デビュー。この頃は劇団の活動をしていらっしゃった頃ではないでしょうか。
via www.amazon.co.jp
という事情なのでOVAが原作格。
闇の世界から人間世界へはみ出したはぐれ神魔と、それを狩ることを宿命とする主人公・美夕との戦いを描いた作品である。制作当時、アダルトアニメ『くりいむレモン』シリーズで知られていた創映新社が一般向けにも販路を広げた作品の1つ
《くりいむレモン》については熱く熱く語りたいところなのですが〝緒方さんの紹介記事〟でありただでさえ脱線しまくっているため自重します。
妖怪とかがいる世界で主人公がばったばったとなぎ倒していくという作品――ではないです。
本来西洋の産物である《吸血鬼》が日本にも存在していて、しかも少女であり、闇の世界から人間の世界へ来てしまった《神魔》を狩ってゆく、というのが根っこのあらすじ。
重視されているのは幻想や神秘といった面。設定としては少年の心をかっさらっていくことも可能だったと思いますがコンセプトとして少女向けにした気配があります。
〝コンセプト〟とか〝向けにした気配〟とかいうかぐわしい用語を使うと「……だったのだが、監督ががんばってしまい〝お察し下さい〟な作品になってしまった」と展開するのが〝大きなお友達のお約束〟なのですが、この作品はちゃんと成功しています。えらすぎ。
本来アニメというのは「存在しないもの、伝奇、ファンタジー、非現実、幻想、神秘」といったものを描くのに向いたメディアなので〈女子中高生に人気を呼んだ〉と書かれているのも納得。
妖怪とかがいる世界で主人公がばったばったとなぎ倒していくという作品――ではないです。
本来西洋の産物である《吸血鬼》が日本にも存在していて、しかも少女であり、闇の世界から人間の世界へ来てしまった《神魔》を狩ってゆく、というのが根っこのあらすじ。
重視されているのは幻想や神秘といった面。設定としては少年の心をかっさらっていくことも可能だったと思いますがコンセプトとして少女向けにした気配があります。
〝コンセプト〟とか〝向けにした気配〟とかいうかぐわしい用語を使うと「……だったのだが、監督ががんばってしまい〝お察し下さい〟な作品になってしまった」と展開するのが〝大きなお友達のお約束〟なのですが、この作品はちゃんと成功しています。えらすぎ。
本来アニメというのは「存在しないもの、伝奇、ファンタジー、非現実、幻想、神秘」といったものを描くのに向いたメディアなので〈女子中高生に人気を呼んだ〉と書かれているのも納得。
via twitter.com
一方のテレビ版はエンタメ性を重視したということで《神魔と美夕の戦い》《アクション》などに比重が置かれています。このあたりは時代とニーズの影響もあるんじゃないかなと思うのでアニメ業界探偵の各位に名推理をかましていただきたいところ。
緒方さんが出演しているのはこちらテレビ版です。なぜいきなり緒方さんの名前をもちだしたかと言うと〝緒方さんの紹介記事だから〟です。
よくある話と言えばよくある話なのですがコンセプトを変えるにあたってキャラクターの設定もちょいちょい変わっています。
サブキャラの出る出ないとかは〝ちょいちょい〟という表現で済みそうなのですが主人公の美夕ちゃんがけっこう変わっています。具体的に言うと《OVAでは美少年を食い散らかしていたのにテレビでは〝心優しい少女〟になっている》。
いったい誰がナニを施すとソウなるのか。洗脳とか記憶喪失とかいうレベルを疑うのですがまあアニメっていうのはそういうものです。
……と表面上は物分かりの良い大人を意識しつつ、本心では「いやOVA版のほうがいいでしょ」「え? そんな古い作品知らないし」と思っていたり、そこに「え、私が読んでる美夕と設定が違う……」とかいう〝漫画版のファン〟が合流してしまったらもう〝ドッタンバッタン大騒ぎ〟ですわ。
このあたりまでまるっと含めて〝大きなお友達のお約束〟みたいなところがあります。
緒方さんが出演しているのはこちらテレビ版です。なぜいきなり緒方さんの名前をもちだしたかと言うと〝緒方さんの紹介記事だから〟です。
よくある話と言えばよくある話なのですがコンセプトを変えるにあたってキャラクターの設定もちょいちょい変わっています。
サブキャラの出る出ないとかは〝ちょいちょい〟という表現で済みそうなのですが主人公の美夕ちゃんがけっこう変わっています。具体的に言うと《OVAでは美少年を食い散らかしていたのにテレビでは〝心優しい少女〟になっている》。
いったい誰がナニを施すとソウなるのか。洗脳とか記憶喪失とかいうレベルを疑うのですがまあアニメっていうのはそういうものです。
……と表面上は物分かりの良い大人を意識しつつ、本心では「いやOVA版のほうがいいでしょ」「え? そんな古い作品知らないし」と思っていたり、そこに「え、私が読んでる美夕と設定が違う……」とかいう〝漫画版のファン〟が合流してしまったらもう〝ドッタンバッタン大騒ぎ〟ですわ。
このあたりまでまるっと含めて〝大きなお友達のお約束〟みたいなところがあります。
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吸血姫美夕 テレビ版のオープニング
via www.youtube.com
ところで《エンタメ性を重視したテレビアニメ》ですら〝第2話で起こった放送中止〟〝規制〟に遭遇していて、なんとなくblood+を連想させます。
しかし向こうが土曜のゴールデンタイムに暴れまわっていたのに対しこっちの放送は25時から。美夕ちゃんのほうが良心的である。
しかし向こうが土曜のゴールデンタイムに暴れまわっていたのに対しこっちの放送は25時から。美夕ちゃんのほうが良心的である。